3年

3年「どんどん橋のできごと」【節度、節制】の指導案はこうする!

節度、節制

こんにちは。
今日は『3年「どんどん橋のできごと」【節度、節制】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

この内容項目は「節度、節制」です。
『分かっているようで分かっていない』と
よく言われる内容項目です。
子どもが、じゃありません。
教師がです。
節度と節制の違いってなんでしょうか?
どちらが大切なのでしょうか?
そもそも、節度って何・・・?

今日は、これらのことについて、
考えていきましょう!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

A 主として自分自身に関すること
「節度、節制」
3・4年の目標・・・・
自分でできることは自分でやり、安全に気を付け、よく考えて行動し、節度のある生活をすること。

3年生「どんどん橋のできごと」(日本文教出版)

「どんどん橋のできごと」あらすじ

降り続いた雨がやんだ。
ぼく、正くん、まことくん、すみおくんと一緒に帰っているとどんどん橋のところにきた。
水が渦を巻いていて、面白い動きをしている。
まことくんは「大丈夫」と言って自分の傘を川に投げ入れて、その動きを見て面白がった。
傘は浮いてきた。
それを見てすみおくんもまねをした。
正くんは誘われたが断った。

ぼくは、迷っていたが「ようし、やってみせるぞ。」と思って傘を川に投げた。
すると、バリバリと音がして、ぼくの傘は壊れてしまった。
夜になっても、夕ご飯がおいしく食べられなかった。

waterfalls photography

2 内容項目と教材

節度と節制、この2つは、似て非なる言葉です。
簡単に言うと、節度はルール、節制はルールを守ろうとする心です。
「節度ある行動」という表現は、
「世間一般の常識からはずれない行動」ということです。

教材ごとに、節度(ルール)について考えるのか、
節制(ルールを守ろうとする心)について考えるのか、
重きはどちらにあるのかを見極める必要があります。

「どんどん橋のできごと」は、節制に重きが置かれていると言えます。

4人に共通しているルールは、これです。
『増水した川では危ないから遊ばない。』

これは、節度(ルール)です。

このルールに対して、4人は次のように行動しています。

  • まこと・・・「(危なくないから)大丈夫」と言って、傘を川に入れた。
  • すみお・・・正を「勇気がない」と言って、自分も傘を川に入れた。
  • 正・・・誘われたけど、「いやだ」と言って断った。
  • ぼく・・・最初はためらっていたが、意を決して傘を川に入れた。

4人の中で、節制する心が一番強いのはだれでしょうか。
「ルールを守る心が強いのはだれだろう。ランキングをつけよう。」という発問は、面白いかも知れませんね。

4人とも、川が危ない、傘が壊れるかもしれないということは想像していました。
しかし、その未来を想像する力の強さに差があったから、行動や発言に差が出てきたのです。

また、「ぼく」は傘が壊れましたが、もし傘が壊れなかったらどうなっていたでしょうか。
正だけが投げ入れていないことになるので、正が責められた末に傘を投げ入れ、正の傘が壊れていたかもしれません。

「もし」と状況を仮定して考えると、発問がたくさん出てきますよ。

「節度、節制」で大切にしたい言葉は、安心・安全です。
共通のルールがあって、それを守ろうとする心があるから、みんな安心で安全な生活を送れているのです。

授業では「ちゃんとする」という言葉を軸にすることをオススメします。
節度や節制の言葉は、3年生には難しいので、身近な「ちゃんとする」だと考えやすくなります。

  • ちゃんとするとどんないいことがあるのか。
  • ちゃんとしないと迷惑がかかるのはだれか。
  • ちゃんとする時としない時では、どんな違いがあるか。

このような発問が出てきそうですね。

green ocean waves at daytime

3 導入

次のような流れはどうでしょう。
T:教師 C:子ども

T:「ちゃんとする」ってどういうことですか?
C:宿題を毎日する。
C:ろうかを歩く。

T:「ちゃんとする」とどんないいことがあるの?
C:自分が困らない。
C:怒られない。

T:困らないのは自分だけなのかな?
C:うーん。

T:では今日は「ちゃんとする」とどんないいことがあるのか、考えましょう。

4 発問

・この話の中で、だれと友達になりたいと思うか。
・「ぼく」は悪いことをしているのだろうか。(友達思いではないか。)
・最初のまことくんの傘がもどってこなかったら、みんなやめただろうか。

・4人は、傘が壊れることは想像していなかったのだろうか。
・「ぼく」に足りなかったものはなんだろう。
・壊れたものはなんだろう。

・「どんどん橋」に新しい名前をつけるとしたら、○○橋。
・先生が偶然通りかかったら、4人になにを一番に注意するだろうか。
・「ぼく」の家族は、壊れた傘を見てなんと言っただろう。

bridge between islands

5 まとめ

「ちゃんとする」と安心で安全

このことが、子どもの言葉でひょうげんできるといいですね!

今回の授業はあまり迷いなくできるはずです。

はい、ということで今日は
『3年「どんどん橋のできごと」【節度、節制】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!