1年

1年「学校のかえりみち」【親切、思いやり】の指導案はこうする!

親切、思いやり

こんにちは。
今日は『1年「学校のかえりみち」【親切、思いやり】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

「親切にしましょう」って子どもの頃から
よく言われましたよね。
困っている人を助けるとか
力を貸してあげるとか
その対象はお年寄りだったり子どもだったり
身近な人だったりと、いろいろです。

親切にすると、相手は当然喜びますよね。
じゃあ相手が喜んで、
自分は苦しい、もしくは悲しい気持ちになる行動は
親切と呼べるのでしょうか。

親切にしたら、自分はどんな気持ちになるのでしょうか。

親切という当たり前にわかっていることを
改めて聞かれると、「あれ?」となりますよね。

さらに、親切と一口に言っても
いろんな親切があるのだろうか?
と考えたくなります。

これが、道徳の面白さです。
そして、これが多角的な考え方です。

今日は、親切について教材を使って考えてみましょう!

では、解説です!

 

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

B 主として人との関わりに関すること
「親切、思いやり」
1・2年の目標・・・・身近にいる人に温かい心で接し、親切にすること。

1年生「学校のかえりみち」(日本文教出版)

 

あらすじ

ゆうじとまことは、学校の帰り道でおじいさんを見かけました。

車に乗ったおじいさんは、歩道で動けなくなっていました。
自転車がはみ出して、前に進めなくなっていたのです。

知らないおじいさんだから、と横を通り過ぎようとしたら、通りかかったおばさんが自転車を片付け始めました。

それを見て、ゆうじとまことも自転車を片付け始めました。

おじいさんも、おばさんも、ゆうじもまことも、ニッコリうれしそうでした。

2 内容項目と教材

「親切、思いやり」は、これまで多くの教材で説明をしてきました。

親切とは、動作。
思いやりは、心のことです。

『親切な行為』とは言いますが、「思いやりな行為」とは言いません。
逆に、『思いやりのある行為』とは言いますが、「親切のある行為」とは言いません。

内容項目の順序も大切です。
「思いやり、親切」ではなく、『親切、思いやり』です。
ここから、
心は大切だけど、まずは心は伴ってなくてもいいから、動くことを大切にしなさい。
というメッセージを受け取れます。

では教材を見てみます。

「学校のかえりみち」では、ゆうじとまことはいち早くおじいさんの困っている様子に気づいています。

つまり、ゆうじとまことは、思いやりに近い心をこの時点でもっています。

しかし、おばさんが先に手伝ったので、その後2人も手伝います。

この時点で、2人は行動しているので、親切だと言えます。

 

ここで疑問になるのが、2人は気づいているのだから、思いやりの心があると言えるのかどうか、です。
結局気づいても素通りをしようとしたのですから、手伝う気はありませんでした。

でも、そもそも全く思いやりの心がなかったら、おじいさんが困っていると気づくことさえありません。

2人は気づいた時点で、思いやりの心があると言えるのではないでしょうか?

ぜひ、子どもと話し合ってみたいですね。

 

そして、おばさんは、思いやりがあっての親切だったのでしょうか。
もしくは、思いやりはなく、ただどけただけでしょうか。

これも、子どもと考えてみたいですね。

 

3 導入

T:教師 C:子ども

T:親切ってどんなことですか?
C:手伝ってあげる。
C:教えてあげる。

T:親切にしたらどんな気持ちになりますか。
C:親切にされた人は、嬉しい。
C:親切にした人も嬉しい。

T:では、相手が喜ぶ親切ってどんなことを考えてすればいいですか?
C:うーん・・・

T:今日は、親切を生む心について考えていきましょう。

4 発問

・この話でやさしいのはだれだろう。
・ゆうじとまことは、しょうがなく手伝ったのだろうか。
・ゆうじとまことはそのまま通り過ぎてもよかったのに、なぜ手伝ったのだろう。

・先に気づいたのは、おばさんよりもゆうじとまことだから、ゆうじとまことの方が親切ではないのか。
・「知らないおじいさん」だから、手伝って怒られるかもしれないから、手伝わない方がよかったのではないか。
・2人は手伝わなかったら、悪い子だろうか。

・おばさんよりも先に手伝ったら、もっとうれしかったのだろうか。
・この話で、悪いのはだれだろう。
・自転車の持ち主に怒られたら、親切ではないのだろうか。

・おじいさんもおばさんも、怒りながら自転車をどけていたら、親切ではないのだろうか。
・ゆうじとまことがもらったものはなんだろう。
・ゆうじとまことは、いつ親切になったのだろう。

5 まとめ

■相手に関心を持っていれば、助けたい気持ちが生まれてくる。
■親切のもとはいろいろなところにある。

この2点が、子どもの言葉で表現できるといいですね!

 

はい、ということで今日は
『1年「学校のかえりみち」【親切、思いやり】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!

また明日もお楽しみに。

 

 

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例 : はしの上のおおかみ

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