5年

5年「あいさつ運動」【礼儀】の指導案はこうする!

礼儀

こんにちは。
今日は『5年「あいさつ運動」【礼儀】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

今日の話題は礼儀。

礼儀って最近は「古い」と言って敬遠されたり、
大事にされたりすることが少なくなってきました。

しかし、日本人が古くからもつ習慣であり、社会では必須の定義です。
礼儀の原点に立ち返り、深く考えていきましょう!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

B 主として人との関わりに関すること
「礼儀」
5・6年の目標・・・・時と場をわきまえて、礼儀正しく真心をもって接すること。

5年生「あいさつ運動」(日本文教出版)

あらすじ

転向してきた道夫さんは、朝学校で友達に会うと「おはようございます!」と元気な声であいさつをします。
それまでは、ぼくたちは仲のよい友だちに「やあ」と声をかけあうぐらいでした。
ぼくは、道夫さんのまねをして「おはよう。」と言ってみました。すると、気持ちがすうっとして、急に道夫さんと仲良くなれたようでうれしくなりました。

しかし、「道夫さんは目立ちたがり屋だ」という噂が立ち、教室にはなんとなく嫌な雰囲気が流れ始めました。
先生は、みんなの前で道夫さんの日記を紹介しました。
すると道夫さんが、前の学校で『あいさつ運動』をしていて、あいさつが学校中に広がっていった話をしました。
先生は、「心の中は相手には伝わりません。進んであいさつをしてくれた道夫さんが、学級をたいへん明るくしてくれていると思います。」といいました。
ぼくの学校でも「あいさつ運動」が盛り上がりました。

2 内容項目と教材

「あいさつ」は、いつの時代も課題として挙げられます。

・声が小さい。
・自分からしない。
・目を見ない。
・そもそもあいさつをしない。

実際、子どもがこんなあいさつしかせずに困っている人は多いのではないでしょうか。

あいさつは、しないよりはしたほうがいい、というものではなく、
人間関係をつなぐものとして、絶対に必要です。

自衛隊や有名な劇団、スクールはもちろん、部活動などでも、
あいさつは重要なものとされています。

人として、最低限果たすべきマナーなのです。

しかし、「自分から」「大きな声を出す」というハードルは、
思春期の子どもたちにはなかなか高い壁のようです。

今回の教材は、あいさつを扱っていますが、
弱点を補って行動を改善することが目的ではありません。

もちろん、あいさつはできるようになったほうがいいですが、
この教材を扱った授業を受けたからって、
授業後すぐにあいさつができるようにはなりませんよね。

「じゃあ、『あいさつ運動』で何を考えればいいの?」

はい、それは「あいさつをしたときの気持ち」です。

「ぼく」は、道夫さんに思い切って「おはよう」と返した時、こんなことを言っています。

・気持ちがすうっとした。
・急に仲良くなれたような気がした。
・うれしくなった。

これって、どれか1つは子どもたちが経験としてもっていると思いませんか?

例えば、
○ケンカして翌日気まずかったけど、あいさつをしたらなんだか打ち解けた。
○新しいクラスで、話したことのない友だちだったけど、あいさつをしたら一気に話が弾んだ。
○なんとなく、あいさつをしなかったらずっと気まずかった。

どうでしょう。

あいさつに関する経験は、子どもたちは山ほどもっているので、
それを素直に言い合えて、聞き合える雰囲気がいいですね。

あいさつについて友達の考えていること、経験したことを聞いて、
自分のあいさつについての考えを深めるのです。

「あいさつをしましょう」と言ってもなかなかできません。
(とは言っても、その指導をしなくていいというわけではありません。)

それよりも、「北風と太陽」の太陽ように、
「あいさつをすると○○な気持ちになる。」という思いを深めたほうが、
「あいさつをしよう」「あいさつをしてみよう」という気持ちになります。

「やらされるあいさつ」よりも「自らするあいさつ」のほうが、長続きしそうですよね。
あいさつをされた側も、後者のあいさつを聞きたいと思うでしょう。

今回の教材は登場人物に深く迫る必要はありません。
この教材を扱うのは、たいてい年度当初でしょうから、
この教材考えるのではなく、
この教材あいさつについて考えるようにしましょう。

3 導入

T:教師 C:子ども

T:あいさつってしないといけないんですか?
C:うん。

T:めんどくさいから、しなくてもいいんじゃないですか?
C:しないと怒られる。
C:しないといけないからする。

T:なるほど! じゃああいさつをしている人は、「怒られるから」イヤイヤであいさつをしているんですね!
C:うーん・・・そうじゃないような・・・・

T:今日は、あいさつについてみんなで考えましょう!

4 発問

・道夫さんのあいさつは、ぼくになにをくれたのだろう。
・あいさつ運動は、なにを生み出したのだろう。
・あいさつは、しなくてもいいのではないか。

・あいさつは、したらどんな気持ちが生まれるのか。
・あいさつは恥ずかしかったらしなくてもいいのか。
・心の中が通じれば、あいさつはいらないのだろうか。

・ぼくは「あいさつ運動」で何が変わったのだろう。
・道夫さんのいた学校のあいさつ運動と、ぼくの学校のあいさつ運動、同じところはなんだろう。

5 まとめ

・あいさつは、人と人の関係をつなぐ大切なもの
・あいさつは、ちょっとの勇気で、たくさんのうれしい気持ちが手に入る

年度初めの授業なので、あいさつについてまとめたことが、
一年間、子どもたちのあいさつの目標や合言葉になるといいですね!

はい、ということで今日は 『5年「あいさつ運動」【礼儀】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!
また明日もお楽しみに。

 

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例 : はしの上のおおかみ

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