4年

4年「心の体温計」【節度、節制】の指導案はこうする!

道徳の節度、節制

こんにちは。
今日は『4年「心の体温計」【節度、節制】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

この内容項目は「節度、節制」です。
『分かっているようで分かっていない』と
よく言われる内容項目です。
子どもが、じゃありません。
教師がです。
節度と節制の違いってなんでしょうか?
どちらが大切なのでしょうか?
そもそも、節度って何・・・?

今日は、これらのことについて、
考えていきましょう!

では、解説です!

順番に解説します。

もくじ
  1. 1 教材について
  2. 2 内容項目と教材
  3. 3 発問
  4. 4 まとめ

1 教材について

4年生「心の体温計」(光文書院)

A 主として自分自身に関すること
「節度、節制」
3・4年の目標・・・・自分でできることは自分でやり、安全に気を付け、よく考えて行動し、節度のある生活をすること

「心の体温計」あらすじ

ひろとはゲームをやりすぎて母親に怒られる。
「いつまでしているの! 度が過ぎるわよ。」と。
「度が過ぎる」とはどういうことだろう。
体温計を例に考えると、37度をこえたら危ないということはわかる。
心の体温計があるとしたら、度が過ぎないのか、と考えて、
自ら度が過ぎないように行動をしていくと、すっきりした気持ちになった。

2 内容項目と教材

・節度と節制、この2つは、似て非なる言葉です。
簡単に言うと、節度はルール、節制はルールを守ろうとする心です。
「節度ある行動」という表現は、
「世間一般の常識からはずれない行動」ということです。

・教材ごとに、節度(ルール)について考えるのか、
節制(ルールを守ろうとする心)について考えるのか、
重きはどちらにあるのかを見極める必要があります。
「心の体温計」は、節度にスポットが当たっていると言えるでしょう。

・「心の体温計」では『度が過ぎる』という言葉がキーワードになっています。
この度とは何でしょうか。
温度? 態度? 尺度? 鮮度? 節度?
「度」とつく言葉はたくさんあります。
いずれも、「ある一定のライン」と言えるでしょう。
つまり、ルールということです。

・ひろとは、「常識の時間の範囲にゲームを終える」という
『度』を過ぎたから、母に注意されたわけです。
でも、ひろとは『度』を過ぎたと思っていません。
ということは、この『度』は人によって感じ方がちがう、ということになります。

・でも、ひろとは一般的に見たら『度』が過ぎているという人が多いでしょう。
それは、常識という『度』があるからです。
夜遅くまでゲームをしない
間食をせずご飯をきちんと食べる
前日に次の日の学校の用意をする など

・ひろとは、節度という『度』をそもそも設定していなかった。
ルールを設定していないのですから、常識の範囲もなにもわかりません。
今回のことでひろとは、ルールという「節度」を決めることの大切さを学んだのです。

・そして、節度に向かう心、つまり節制の心は、ひろとは迷いがありません。
自らルールを決めて、自ら守っている。
その結果、すっきりした気持ちになっているのですから、
節制については考えなくてよいでしょう。
「ルールを守ると、さわやかな気持ちになる」は
言われなくても知っていることですから。

・展開としては、
①度が過ぎたとき
②度が過ぎないとき
この2つにわけて比較しながら板書するといいですね。

○度が過ぎたとき、楽しいのはだれか。
○面白いのはどちらか。
と比較しながら考えたいですね。
大切なのは、「度が過ぎない方が正しい」という
結論ありきで進めないことです。
人は、度が過ぎることは往々にしてあります。
それは子どもも大人も関係ありません。

・度が過ぎたときの良さも考えることで、
人としての本音に気づけるはずです。

3 発問

発問例を紹介します。☆は導入でオススメ!
☆『度』のつく言葉はなにがあるかな?
☆「度が過ぎる」の『度』とはなんだろう。
・なぜ度がすぎたらよくないのだろう。
・度を過ぎたときと過ぎないとき、心はどうちがうだろう。
・度をすぎても迷惑をかけなければ、よいのではないか。
・度を過ぎないときは面白いのか。
・10年後も楽しいのは、度を過ぎたときと度をすぎないとき、どちらだろう。
・幸せなのはどちらだろう。
・10年後も楽しいのは、度を過ぎたときと度をすぎないとき、どちらだろう。

ピンとくる発問があれば、参考にしてください。

4 まとめ

・ルールを決めること、ルールを守ることが大切であることは、
議論の中で子どもたちはつかむはずです。
改めてまとめで言葉にしてもいいですが、
ちょっとひねったまとめにしたいですね。

例えば
『度が過ぎる』の反対言葉はなんだろう。
と考えてみます。

・度を守る
・度を決める
・度を過ぎない

その上で、じゃあそれってどういうこと?
と次に聞いて、深めることができます。

言葉を探す過程が,
節度、節制について考えることになっています。

ということで、まとめをちょっとアレンジすると、
ピリッと締まった授業になりそうですね!

はい、ということで今日は
『4年「心の体温計」【節度、節制】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!