こんにちは。
今日は
『【時間を味方に】ショート朝の会・帰りの会で時間調節!』
このテーマでお話しします。
朝の会、帰りの会は、どの学級も行っていると思います。
しかし、こんな悩みはありませんか?
☆朝の活動が長引いて、朝の会が1時間目にくい込む。
☆帰りの会が長引いて、共通下校時間に間に合わない。
今日はそんな悩みを解決するワザを紹介します。
1 ショート制度
結論。
『ショート』を入れることで、時間の調整ができます。
このように、メニューに★などのマークを入れて、
右上に説明を入れるだけ。
ショートの時は先生が言います。
毎日、朝の会(帰りの会)の前に
司会の子に「今日はショートです。」と言うだけです。
先生が何も言わなければノーマルです。
実は、子どもたちは帰りの会のショートが大好きです。
帰りの会は、
★はじめのあいさつ
★先生の話
だけなので、
先生の話を「今日も1日よくがんばりました。終わります。」
だけにすれば30秒で終わります。笑
帰りの会は早く帰りたい子が多いので
子どもたちの様子で、ショートを取り入れることもあります。
この方法に慣れてきた2学期以降は、
説明に次の文言を追加しました。
ショートにするか判断をして、先生に報告しましょう。
このように追加することで、考えて動く子どもが育ちます。
2 メリット
この「ショート制度」のよいところは、
時間調節ができることです。
小学校は、毎日いろいろなことが起こります。
日課としている朝の会ですら、
毎日全てのメニューをきっちりこなすことは
難しいのです。
朝の会だったら、
■学年で音楽会の歌の練習を朝の会前にしたので、朝の会の時間がない。
■前日のトラブルの指導を個別にしていたら、朝の会の時間がきた。
■朝学習の内容につまづいた子の個別指導をしていたら時間がなくなった。
■突然、子どもから「先生、相談があります。」と言われた。
帰りの会だったら、
■6時間目(1日の最後の授業)が白熱して延びたので、帰りの会の時間がない。
■6時間目が学年での運動会の練習で、時間が延びた。
等、イレギュラーがたくさん起きます。
「だったら、朝の会も帰りの会もなくせばいいじゃないか。」
たしかにそうです。
そこまでして時間のない中、朝の会や帰りの会をしようとすることは
ルーティンにこだわっていると思われてもしょうがないです。
でも、小学生にとって、それから担任にとって、
朝の会を行って気持ちを落ち着けたり、
1日の活動はなにをするのか見通しをもつことは、
学級の落ち着いた雰囲気づくりにつながるのです。
帰りの会も、大切な連絡をすることが多いです。
小学校は1日の中で、本当にいろいろなことが起きます。
■子ども同士のトラブル
■物がなくなる
■他の先生から「ろうかを走っていた」などのリーク
■主任からの「○○を指導して」などの指示
新学習指導要領の本格実施により
学習内容がグンと増えた現場。
それに加えて、今年はコロナの影響による休校があり、
例年以上に時間のない中、
子どもに授業をしなければならないので、
多忙感がマシマシになっています。
ということは、上にあげたようなことは
「授業中にやればいいやん」は無理なのです。
では、そんな生活指導のような話はどこでするのか。
そうです。
帰りの会です。
そんなときに、帰りの会は絶好の指導のチャンスなのです。
連絡だけでなく、
先生自身のことも話したりして、
ちょっとほっこりした気持ちになって
家に帰ってほしいとも思っています。
それが、「明日も学校に行こう!」という
学校への意欲・活力になるからです。
自治体によっては朝の会・帰りの会という名称は
別のものかもしれません。
いずれにしろ、小学校現場は時間がなく、
みんな時間に追われているのは間違いないでしょうから、
このショート制度を参考にしてみてくださいね!