3年

3年「いつもありがとう」【感謝】の指導案はこうする!

感謝

こんにちは。
今日は『3年「いつもありがとう」【感謝】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

「感謝」は一見シンプルですが、
奥の深い内容項目です。

ただ単に「ありがとう」というだけでは
行動だけで心が伴わず、
むなしいものになってしまうからです。

では、心のこもった感謝とはなんでしょうか。

今日は、「感謝」について考えましょう!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

B 主として人との関わりに関すること
「感謝」
3・4年の目標・・・・
家族など生活を支えてくれている人々や現在の生活を築いてくれた高齢者に、
尊敬と感謝の気持ちをもって接すること。

3年生「いつもありがとう」(日本文教出版)

あらすじ

ぼくの通学路には名物おじいちゃんがいる。
みんなが学校に行く時間、帰る時間に家の前に立って、あいさつをするおじいちゃんだ。

あいさつだけでなく注意や急ぐように声をかけることもある。

ある日、イライラしていたぼくは、石を思い切りけった。
するとおじいちゃんに怒られた。
ぼくはそれを聞いて口ごたえをしてしまった。

家に帰ると、おじいちゃんについていろんな話を聞いた。

・お兄ちゃんもよくしかられたこと。
・中学生の今でも声をかけてくれること。
・お姉ちゃんは知らない人に声をかけられたときに、おじいちゃんに助けられたこと。
・子ども110番に最初に手を挙げてくれたこと。

ぼくは、明日の朝、おじいちゃんにあいさつと一緒に伝えたい言葉がたくさん浮かんできた。

2 内容項目と教材

「登下校見守りの方」として出てきている『おじいちゃん』のような
見守ってくれるボランティアの存在は、
どこの学校にもいるはずです。

きっと、子どもたちは身近な教材として捉えるでしょう。

子どもにとっては、入学時から当たり前にいた「見守りの方」
でも、なぜいるのか。なぜ見守ってくれているのか。

改めて考えることは少なかったはずです。

3年生にもなると、相手の立場を想像して心情を理解することができるようになってきます。

低学年からお世話になっている見守り隊への感謝の気持ちを高めるために、
この教材はとても意味のあるものですね。

授業後の活動として、見守り隊の人に手紙を書く活動も考えられます。
学級活動などで取り組んでみてくださいね。



では、感謝の思いはどうやって高めるのか。
それは、具体的な事実を知ることです。

自分のために、自分たちのために、どんなことをしてくれていたのかを知ると、
自然と心の奥から感謝の念が湧いて出てくるのです。

「感謝しましょう」と言うのではなく、
「なにをしてくれているのだろう?」
「どんな思いで、してくれているのだろう。」
と尋ねて考えを深めることで、感謝の思いは生まれるのです。

「北風と太陽」の話のように、
「感謝をしないといけない」という北風的なアプローチではなく、
太陽のように「自分が感謝の思いを表したい」
と思えるようなアプローチがいいですね!

教材でも、「ぼく」は家族からおじいちゃんの話を聞いたから、

おじいちゃんへの思いが高まったのです。
逆に言うと、そのの話を聞かなければ「いつもいる見守りの方、ありがとう。」
という思いは、あるにはあるけれど大きくはならなかったでしょう。

お兄ちゃんは、「ぼくもよく叱られた。」
さらに「中学生の今でも声をかけてくれている。」
お姉ちゃんから「危ない時に守ってもらえた。」
お母さんから「子ども110番に自らなってくれた。」

これらの具体的な事実を知って、なにかおじいちゃんに伝えなければいけないという思いに駆られたのです。

最後の場面は、感謝の気持ちが最大限高まっている瞬間と言えます。

しかし、「ぼくは、おじいちゃんになんと言うだろう」はあまりいい問いとは言えません。

言葉を発することは行為の1つです。
道徳は、行為ではなく、行為を生む心を考える教科だからです。

発問すること自体は悪いことではありませんが、主発問ではありません。

それよりも、
家族の話を聞きながら、おじいちゃんへのどんな思いが高まったのか。
おじいちゃんの長い間見守り隊をする姿から、なにを想像したのか。

この点についてじっくり考えることが大切です。

軸足を置く場面を間違えないようにしましょう!

3 導入

T:教師 C:子ども

T:みんなを「見守っている人」ってどんな人がいますか?
C:家族。
C:先生。
C:地域の人。

T:見守るって具体的にどういうことですか?
C;優しくする。
C:助けること。

T:今日は「見守ってくれる人の思い」について考えていきましょう。

4 発問

・おじいちゃんの「よろこび」はなんだろう。
・おじいちゃんは、石をけったぐらいのことは注意しなくてもいいのではないか。
・おじいちゃんなぜ、見守り活動をしているのだろう。

・おじいちゃんは家の前が通学路だから、イヤイヤで見守り活動をしているのではないか。
・おじいちゃんが子どもにあげているものはなんだろう。
・子どもがおじいちゃんにあげているものはなんだろう。

・おじいちゃんはお金のためにやっているのだろうか。
・見守る方は、「見守る」だけだから、いなくてもいいのではないか。
・おじいちゃんの目標はなんだろう。

5 まとめ

具体的な事実を知ることで、感謝の気持ちが出てくることを「期待」しますが、「強制」するものではありません。

その上でのまとめは、

・支えてくれる人が、これまでどんなことをしてくれたか考える。
・見守ってくれる人は、自分のこと、自分の未来のことを考えてくれている。

この2点が、子どもの言葉で表現できるといいですね!

はい、ということで今日は
『3年「いつもありがとう」【感謝】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!

また明日もお楽しみに。

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