こんにちは。
今日は『1年「ハムスターの赤ちゃん」【生命の尊さ】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。
Dの視点は苦手!とよく聞きます。
今回の「生命の尊さ」に始まり、
「自然愛護」
「感動、畏敬の念」など
一見すると難しそうな言葉が並びます。
抽象的な概念ではあるけれど、
大事なことはわかる。
でもどうやって授業をしたらよいかわからない。
こんなことを思っている人が
多いのではないでしょうか。
今日の記事を読んで、頭をスッキリさせてください!
では、解説です!
1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ
順番に解説します。
1 教材について
D 主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること
「生命の尊さ」
1・2年の目標・・・・生きることのすばらしさを知り、生命を大切にすること。
1年生「ハムスターの赤ちゃん」(日本文教出版)
ハムスターの赤ちゃんが生まれたよ。
毛が生えていないし、目もあいていない。
お母さんが赤ちゃんを口にくわえているよ。お母さんのまえばは、かたいひまわりをかめるほど強いけど、赤ちゃんをそっとかんでいる。たからものをまもっているみたい。
生まれて十日たった。毛が生えて背中のもようがよくわかる。
ハムスターの赤ちゃん。早く大きくなあれ。
小さい体にどんな力がつまっているのかな。
2 内容項目と教材
「生命の尊さ」は重点項目です。
『うまれたてのいのち』と『わたしがおねえさんよ』で、
それぞれ命について深く考えています。
『うまれたてのいのち』では、
◯いのちはたいせつ(A)
◯どんなものにもいのちはある(B)
『わたしがおねえさんよ』では、
◯命は、たくさんの人に支えられて、見守られて誕生した(C)
◯命は、たくさんの人が待ち望んでいた(D)
とそれぞれ考えました。
必ずしもまとめがこのとおりになっていなくても大丈夫です。
これまでの2時間をまとめて、今回の教材でそのまとめを「確かめる」という流れで授業を組み立てましょう。
まとめがそのまま、ハムスターの赤ちゃんに絡めて発問にできます。
(B)どんなものにも命はあるから、ハムスターの赤ちゃんも大切にしないといけないのだろうか。
(C)ハムスターの赤ちゃんは、誰に支えられて生まれたのだろうか。
(D)ハムスターの赤ちゃんの誕生を待ち望んでいたのはだれだろうか。
これだけでも、充分いい発問ですよね。
「知っていることの理解をさらに深める」イメージで授業をすることが鉄則です。
また、「うまれたてのいのち」は2つ目の教材です。
序盤の「うまれたてのいのち」と、最後の「ハムスターの赤ちゃん」
最初と最後を『生命の尊さ』で挟まれているので、
特に「うまれたてのいのち」で考えたことと比較することで、
3 導入
T:教師 C:子ども
T:「赤ちゃん」を見たことがありますか。
C:ある。弟がいる。
T:動物の赤ちゃんを見たことがありますか?
C:犬が生まれたときにかわいかった。
C:動物園で象の赤ちゃんを見たよ。
T:今日は、赤ちゃんを大切に思う気持ちについて考えましょう。
4 発問
・「わたし」は、誰にハムスターのことを伝えているのだろう。
・ハムスターのお母さんは、どんな気持ちで赤ちゃんをお世話しているのだろう。
・ハムスターのお母さんのような気持ちをしている人、動物、モノはどれだけあるだろう。
・赤ちゃんを大事にするのは、ハムスターだけだろうか。
・「わたし」がハムスターのお母さんを見る気持ちと、ハムスターのお母さんが赤ちゃんを見る気持ち、同じものはあるだろうか。
・なぜ赤ちゃんはかわいいのだろう。
・なぜ赤ちゃんは大事にしないといけないのだろう。
5 まとめ
◯いのちはたいせつ
◯どんなものにもいのちはある
◯命は、たくさんの人に支えられて、見守られて誕生した
◯命は、たくさんの人が待ち望んでいた
これらのことが、総合的にまとめられるといいですね。
一番大事だと思うものを決めたり、1つの文章にまとめたり、絵に描いたり・・・・
子どもにとってよさそうなまとめの方法を選んで、
1年生の道徳をよい形で締めくくってください!
はい、ということで今日は
『1年「ハムスターの赤ちゃん」【生命の尊さ】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!
また明日もお楽しみに。
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例 : はしの上のおおかみ
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