3年

3年「ぼくを動かすコントローラー」【節度、節制】の指導案はこうする!

節度、節制

black Sony PS2 controller on white surfaceこんにちは。

今日は『3年「ぼくを動かすコントローラー」【節度、節制】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

「節度、節制」は何度も記事であつかっていますね!
いつも読んでいる道徳マスターの方は、
もうすでに、得意と呼べる範囲に入っている
内容項目の1つでしょう!

「道徳が得意です!」は
言ったもの勝ちです。
全てを知って、本当にマスターした状態は訪れません。
わたしも、道徳の全てを知っているわけではありません。
決して謙遜しているわけではなく、
わからないこと、知らないことはまだまだありますし、
授業展開を悩むことも多いです。

目の前の教材や子どもの発言について、じっくり考える。
それを積み重ねていくことが、
道徳マスターへの道です!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

A 主として自分自身に関すること
「節度、節制」
3・4年の目標・・・・
自分でできることは自分でやり、安全に気を付け、よく考えて行動し、節度のある生活をすること

3年生「ぼくを動かすコントローラー」(日本文教出版)

あらすじ
けんたは大急ぎで家を飛び出して学校に行きました。
2時間目の途中、急にお腹が痛くなって、目の前が真っ暗になりました。
気づいたら保健室のベッドで寝て、おばあちゃんが目の前にいました。

学校を早引きして近くの岡田医院に行きました。
岡田先生は、「夜は寝ているかい。朝ごはんも食べているかい。トイレにも行ったかい。もしかして夜遅くまでゲームをしていないだろうね。」
けんたは、岡田先生の言うとおり、夕べは遅くまでゲームをしていました。朝はギリギリしか起きられず、朝ごはんも食べていませんでした。

横でおばあちゃんが「すみません。わたしが気づかなくて。」と言うと、
岡田先生が「どうしておばあちゃんが謝るのかな。けんたくんを動かすコントローラーはけんたくんが握っているんだよ。」と笑いながら言いました。
children holding gray game controller sitting on white bed

2 内容項目と教材

『節度、節制』この2つは、似て非なる言葉です。
簡単に言うと、節度はルール、節制はルールを守ろうとする心です。
「節度ある行動」という表現は、「世間一般の常識から外れない行動」ということです。

教材ごとに、節度(ルール)について考えるのか、
節制(ルールを守ろうとする心)について考えるのか、
重きはどちらにあるのかを見極める必要があります。

といっても、大半は節制にスポットが当たった教材です。
今回の「ぼくを動かすコントローラー」も、節制にスポットを当てて考えましょう。

そして、「節度、節制」では『ちゃんとする』という言葉を軸にして授業を組み立てることをおすすめします。

『ちゃんとする』と、どんないいことがあるのか。
なぜ『ちゃんとする』ことが必要なのか。
『ちゃんと』しないと、どんなことが起こるのか。

こういった視点で教材を見ると、多くのことに気付きそうですね。

けんたは、昨夜の不摂生がたたって、教室で倒れて早退してしまいます。
けんたは、どんな点がよくなかったのでしょうか。

・夜遅くまでゲームをしていた。
・寝る前におやつを食べた。
・朝ごはんを食べなかった。

子どもたちは、これらのことは「してはいけない」という基本的なこととして知っているでしょう。
それを改めて押さえるのではなく、付随して他にどんなことが起こる可能性があるかを考えてみましょう。

・慌てて学校に行くと、忘れ物をするかもしれない。
・急ぐと途中で事故にあうかもしれない。
・授業に集中できない。
・体調が悪くなって、風邪を引いてしまうかもしれない。
・おばあちゃんの予定が変わって、迷惑をかけてしまうかもしれない。

こぅいった「かもしれない」を考えることも大切ですね。

 

また、けんたはなにに気をつければよかったのでしょうか?

「全て」と言ってしまえばそれまでなのですが、特になにに気をつければよかったのか。
それを子どもたちと考えたいですね。

また、けんたは悪い子でしょうか?
確かにゲームに熱中してそれ以外のことがおろそかになっているので、
きまりを守らない悪い子のように見えるでしょう。

しかし、視点を変えるとどうでしょうか。

・周りのことが目に入らなくなるほど1つのことに熱中(没頭)している。
・自分のことを正直に話して、振り返っている。

どうでしょう?
こう言われると、なんか「悪い子」ではないような気もしてきませんか?
では、なぜ教材を読んだ時に、けんたに対しての印象がよくないのでしょう?

その部分を考えることが、授業の核になりそうですね。

ポイントは「ちゃんとする」です。

けんたは、きまりやマナーを守る心が強いでしょうか? 弱いでしょうか?
自分の都合を優先しているでしょうか? それとも他人を優先しているでしょうか?

ここに、節制の大切な心がありそうですね!

けんたが「いい子」か「悪い子」か結論づけるのがねらいではありません。
「ちゃんとする」と、どんないいことがあるのか。
これを考えましょう。

black Sony Dualshock 4 beside clear glass mug filled with coffee

3 導入

T:教師 C:子ども

T:「ちゃんとする」ってどういうことですか?
C:宿題を毎日する。
C:ろうかを歩く。

T:「ちゃんとする」とどんないいことがあるの?
C:自分が困らない。
C:怒られない。

T:困らないのは自分だけなのかな?
C:うーん。

T:では今日は「ちゃんとする」とどんないいことがあるのか、考えていきましょう。

4 発問

・けんたは悪い子だろうか?
・けんたは、朝は家ではどんな様子だったのだろうか。
・けんたは何を一番気をつければよかったのだろうか。

・けんたのやったことは、全部悪いのだろうか。
・けんたが失ったものはなんだろう。
・けんたがごまかせるものと、ごまかせないものはそれぞれなんだろう。

・けんたは、今日もゲームをするだろうか。
・けんたは、後悔しているだろうか。

white PS4 dualshock 4

5 まとめ

「ちゃんとする」と安心で安全
このことが、子どもの言葉で表現できるといいですね!

はい、ということで今日は
『3年「ぼくを動かすコントローラー」【節度、節制】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!

また明日もお楽しみに。

 

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

このブログでは、道徳の教材解説をしています。 ほとんどの教材を解説しているので、 日々の授業や研究授業のときに使ってください。

トップページの検索で「教材名」を入れるだけで、その記事にジャンプできます。

例 : はしの上のおおかみ

「この記事の解説がない!」という場合は、お知らせください。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□