4年

4年「目覚まし時計」【節度、節制】の指導案はこうする!

節度、節制
round black and white analog alarm clock

こんにちは。
今日は『4年「目覚まし時計」【節度、節制】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

「節度、節制」は何度も記事であつかっていますね!
いつも読んでいる道徳マスターの方は、
もうすでに、得意と呼べる範囲に入っている
内容項目の1つでしょう!

「道徳が得意です!」は
言ったもの勝ちです。
全てを知って、本当にマスターした状態は訪れません。
わたしも、道徳の全てを知っているわけではありません。
決して謙遜しているわけではなく、
わからないこと、知らないことはまだまだありますし、
授業展開を悩むことも多いです。

目の前の教材や子どもの発言について、じっくり考える。
それを積み重ねていくことが、
道徳マスターへの道です!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

A 主として自分自身に関すること
「節度、節制」
3・4年の目標・・・・
自分でできることは自分でやり、安全に気を付け、よく考えて行動し、節度のある生活をすること

4年生「目覚まし時計」(日本文教出版)

あらすじ
わたしは進級のお祝いに、目覚まし時計を買ってもらった。
うれしくて何度も音を鳴らした。

早速、起きる時間や寝る時間、勉強の時間を決めて壁にはった。
「自分で決めたんだから、絶対に守る!」と、最初のうちは守ることができてほめられた。
しかし、そのうちに「少しぐらいいいじゃない。」と、お母さんの注意も聞かずに夜遅くまでテレビを観るようになった。
今朝も、目覚まし時計は鳴ったけど「うるさいなあ」と思っているうちにまた寝てしまった。目が覚めると学校に遅刻しそうな時間。慌てて学校に行きました。
その日の全校朝会では気分が悪くなり、保健室へ連れて行ってもらった。ベッドで目をつむると、今朝のお母さんの悲しそうな顔が浮かんできた。
black alarm clock

2 内容項目と教材

『節度、節制』この2つは、似て非なる言葉です。
簡単に言うと、節度はルール、節制はルールを守ろうとする心です。
「節度ある行動」という表現は、「世間一般の常識から外れない行動」ということです。

教材ごとに、節度(ルール)について考えるのか、
節制(ルールを守ろうとする心)について考えるのか、
重きはどちらにあるのかを見極める必要があります。

といっても、大半は節制にスポットが当たった教材です。
今回の「目覚まし時計」も、節制にスポットを当てて考えましょう。

そして、「節度、節制」では『ちゃんとする』という言葉を軸にして授業を組み立てることをおすすめします。

・『ちゃんとする』と、どんないいことがあるのか。
・なぜ『ちゃんとする』ことが必要なのか。
・『ちゃんと』しないと、どんなことが起こるのか。

こういった視点で教材を見ると、多くのことに気付きそうですね。

「わたし」は昨夜の不摂生がたたって、朝会で気分が悪くなってしまいます。
「わたし」は、どんな点がよくなかったのでしょうか。

・友達と遊ぶ約束をして勉強の時間を守れなかった。
・夜遅くまでテレビを見た。
・朝ごはんを食べなかった。

子どもたちは、これらのことは「してはいけない」という基本的なこととして知っているでしょう。
それを改めて押さえるのではなく、付随して他にどんなことが起こる可能性があるかを考えてみましょう。

・慌てて学校に行くと、忘れ物をするかもしれない。
・急ぐと途中で事故にあうかもしれない。
・授業に集中できない。
・体調が悪くなって、風邪を引いてしまうかもしれない

こういった「かもしれない」を考えることも大切ですね。

また、「わたし」はなにに気をつければよかったのでしょうか?

「全て」と言ってしまえばそれまでなのですが、
その中でも特にどんなことに気をつければよかったのか。
それを子どもたちと考えたいですね。

また、「わたし」は悪い子でしょうか?
確かに、自分で立てたきまりを守れず、最終的にはおろそかになっているので、
きまりを守らない悪い子のように見えるでしょう。

しかし、そもそも、

・目覚まし時計をきっかけに、自分できまりを作って生活リズムを改善しようとしている。
・自分のきまりよりも、友達との約束を大切にしている。
・保健室で自分の行動を振り返っている。

どうでしょう?
こう言われると、なんか「悪い子」ではないような気もしてきませんか?
では、なぜ教材を読んだ時に、「わたし」に対しての印象がよくないのでしょう?

その部分を考えることが、授業の核になりそうですね。
ポイントは「ちゃんとする」です。

「わたし」は、きまりやマナーを守る心が強いでしょうか? 弱いでしょうか?
自分の都合を優先しているでしょうか? それとも他人を優先しているでしょうか?

ここに、節制の大切な心がありそうですね!

「わたし」が「いい子」か「悪い子」か結論づけるのがねらいではありません。
「ちゃんとする」と、どんないいことがあるのか。
これを考えましょう。

gray alarm clock at 1:30

3 導入

T:教師 C:子ども

T:「ちゃんとする」ってどういうことですか?
C:宿題を毎日する。
C:ろうかを歩く。

T:「ちゃんとする」とどんないいことがあるの?
C:自分が困らない。
C:怒られない。

T:困らないのは自分だけなのかな?
C:うーん。

T:では今日は「ちゃんとする」とどんないいことがあるのか、考えていきましょう。

4 発問

・「わたし」は悪い子だろうか?
・「わたし」は何を一番気をつければよかったのだろうか。
・「わたし」のやったことは、全部悪いのだろうか。

・「わたし」が失ったものはなんだろう。
・「わたし」がごまかせるものと、ごまかせないものはそれぞれなんだろう。

・「わたし」は、今日もテレビを観るだろうか。
・「わたし」は、後悔しているだろうか。
・お母さんは、「わたし」になんと言うだろうか。

・もし目覚まし時計がしゃべれるとしたら、「わたし」になんというだろうか。

5 まとめ

今回も結論はシンプル!

「ちゃんとする」と安心で安全
このことが、子どもの言葉で表現できるといいですね!

はい、ということで今日は
『4年「目覚まし時計」【節度、節制】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!

また明日もお楽しみに。

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例 : はしの上のおおかみ

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