6年

6年「東京オリンピック」【国際理解、国際親善】の指導案はこうする!

道徳の国際理解

こんにちは。
今日は『6年「東京オリンピック」【国際理解、国際親善】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

国際理解!
今年はこの項目がとても盛り上がると思っていました。
・・・・が、東京オリンピックは延期が決定。

今年はオリンピックの開催はありませんが、
オリンピックについて考える機会が増えるのは
同じことです。

今回解説する教材も、
東京オリンピックが題材です。

国際理解のために、大切な心はなんでしょうか。
国が違っても同じことはあるのでしょうか。

今日は、国際理解について考えていきましょう!

では、解説です!

順番に解説します。

もくじ
  1. 1 教材について
  2. 2 内容項目と教材
  3. 3 発問
  4. 4 まとめ

1 教材について

6年生「東京オリンピック 国旗にこめられた思い」(日本文教出版)

C 主として集団や社会との関わりに関すること
「国際理解、国際親善」
5・6年の目標・・・・

他国の人々や文化について理解し、日本人としての自覚をもって
国際親善に努めること。

「東京オリンピック 国旗にこめられた思い」あらすじ

1964年、東京オリンピックが開催された。
その際に使う国旗は。、若干21歳の吹浦さんが全て制作をした。
国旗に詳しく、本を出版するほどの専門性があったからだ。
各国に国旗の見本を郵便で送る。
今と比べて驚くほど時間のかかるやりとり。
その中でアイルランドの国旗について、
アイルランドからなかなか許可が出ない。
緑色が違うという。
改めて、アイルランドの歴史を調べ、
緑には国の伝統や誇りが表れていることを知る。
それをふまえて8作目を送ったら、
ついに認められた。
東京オリンピックの開会式で、
各国の選手が国旗をもって入場する姿を見て、
吹浦さんに熱い思いが込み上げてきた。

2 内容項目と教材

・国際理解、国際親善の結論は2つです。
①国同士の関係は、人同士の関係と同じ
②国が違っても、幸せになりたい気持ちは同じ
この2つを押さえておけば、
まず授業の芯がぶれることはありません。

・今回は特に、②にスポットが当たった教材です。
国が違っても、オリンピックで国の代表として
堂々と入場し、人として幸せな気持ちを味わいたい
この気持ちが、どの国の選手にもあるわけです。
その国を愛する心、国を誇りに思う心が気付ければ、
この授業はゴールです。

・国際理解の教材ですが、
多面的・多角的に見ることのできる教材です。
いろいろな内容項目が詰まっていますよ。
〇吹浦さんの最後まであきらめない心
「希望と勇気、努力と強い意志」
〇吹浦さんの仕事を全うする心
「勤労、公共の精神」
〇アイルランドの人の国を誇りに思う心
「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」
〇開会式で国旗を見た吹浦さんの心
「感動、畏敬の念」

・これらの内容項目が一気に押し寄せてくるので、
授業の核がぶれやすくなります。
高学年の教材って感じですね。
でも、先ほど言った
②国が違っても、幸せになりたい気持ちは同じ
を押さえておけば大丈夫です。
これが授業の幹となります。

・それ以外の内容項目に関する気づきを、
子どもは発表してくるでしょう。
それを否定せず、受け止めてあげます。
「なるほど、そういう見方もできるね。」と。

・そして、「ところで、~」と発問で話題を変え、
こちらが気づかせたい道に戻すのです。
難しいことはありません。
「話がずれてるな」と思ったら、
「ところで、~?」と発問で話題を変えるだけです。

・触れたいところは、吹浦さんのアイルランドを思う心です。
これは、アイルランドの人にだけの思いでしょうか?
アイルランドの人が認めないから、吹浦さんは本気で考えたのでしょうか?
なんだか、そういわれると違う気がしますよね。

・アイルランドの人は、吹浦さんを個人としてではなく
「日本人」として見ています。
私たちも、アイルランドの人を個人としてではなく
その国の人として見ているようにです。
つまり、これは個人の関係ではなく、
国同士の関係であるとも言えるのです。
とすると、①国同士の関係は、人同士の関係と同じ
も後半はかかわってくると言えますね。

・吹浦さんがアイルランドという国を大切にしたから、
アイルランドの人も安心した気持ちで日本に来れたことでしょう。
祖国のことを思ってくれている人がいる国に行くのです。
この気持ちは、心がつながっているから生まれたのです。

・トルコという国は親日家が多く、
日本に行きたいと思っている若者が大勢いるそうです。
また、名前は伏せますがある国では、
日本人はお金をもっている「カモ」として見られており、
スリの被害に集中的にあうそうです。
あなたはどちらの国に行きたいですか?

・当然、前者のトルコでしょう。
相手のことを思う、そしてその心を行動で伝える。
これは、国を越えて共通のものなのです。

・教材について、いろいろな方向から考えました。
では、発問例を紹介します。

3 発問

あくまでも私が思う例です。
ここから何かヒントを得て、アレンジして使ってくださいね!

・吹浦さんは、日本の国旗だけを頑張ればよかったのではないか。
・アイルランドの人が認めないから、アイルランドだけ本気で頑張ったのだろうか。
・吹浦さんは、アイルランドの人にどんな気持ちになってほしかったのだろう。
・国旗は、なぜその国にとって大切なのだろう。
・国旗と同じくらい国が大切にしているものはあるだろうか?
・アイルランドの人は、国旗にこだわりすぎていないだろうか?
・アイルランドの人は8回目だから、本当は違うけど「もういい」とあきらめて許可したのではないか。
・伝統やほこりが、違う緑で表されると、なぜいけないのだろう。
・日本の国旗が、海外で使われるとき、赤い丸がピンクの丸だったらどう思うだろう。

4 まとめ

繰り返しますが、ここでは
②国が違っても、幸せになりたい気持ちは同じ
を軸にしましょう。その後、
①国同士の関係は、人同士の関係と同じ
を出しても構いません。

ということは、
・自分の国が好きという気持ちは、世界共通
・人と同じように、相手(の国)を思いやることが大切

こんな感じのことが、
話し合いの中で出た
子どもの言葉でまとめられるといいですね!

はい、ということで今日は
『6年「東京オリンピック」【国際理解、国際親善】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!