1年

1年「ぞうさんとおともだち」【友情、信頼】の指導案はこうする!

ぞうさんとおともだち

こんにちは。
今日は『1年「ぞうさんとおともだち」【友情、信頼】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

「友情、信頼」は、道徳といえばこれ!
というぐらい、
道徳の代名詞の内容項目です。

「二わのことり」など
定番教材と呼ばれる名作教材が
たくさんある教材です。

なぜ「友情、信頼」が注目されるかというと、
多面的・多角的に考えられる要素が
たくさんつまっている内容項目だからです!

道徳のど真ん中の内容項目を
今日は考えていきましょう!

では、解説です!

順番に解説します。

もくじ
  1. 1 教材について
  2. 2 内容項目と教材
  3. 3 導入
  4. 4 発問
  5. 5 まとめ

1 教材について

1年生「ぞうさんとおともだち」(日本文教出版)

B 主として人との関わりに関すること
「友情、信頼」
1・2年の目標・・・・友達と仲よくし、助け合うこと

「ぞうさんとおともだち」あらすじ

ぞうさんの畑で、たくさんおいもがとれました。
ぞうさんは、うさぎさんにおすそわけ。
うさぎさんは、くまさんにおすそわけ。
くまさんは、ぶたさんにおすそわけ。
ぶたさんは、・・・・
なんとぞうさんにおすそわけ。

みんなで、きれいな月を眺めました。

2 内容項目と教材

・「友情、信頼」の目標をもう1度確認すると、
『友達と仲よくし、助け合うこと』です。
中・高学年ではここに
☆理解
☆深める
☆異性
というキーワードが入ります。

・と考えると、低学年では
互いに理解し合うことや
友情を深めることについては
そこまで深入りしなくてもよいことになります。

・それよりも、助け合うとはどういうことか。
助け合うとどんな気持ちになるのか、
友達と仲よくする心ってなんなのか、
ということを考えていきましょう。

・「ぞうさんとおともだち」は、
心が温かくなるホッコリするお話ですよね。
では、なぜホッコリするのでしょうか。

・フラットな目で考えたら、
ぞうさんはぶたさんにおいもをもらったら、
「ぼくのだからいらないよ」と言ってもよかったわけです。

・しかし、ぞうさんはそれを受け取り、
いい気持ちになっているようです。

・また、さらにヘリクツをこねるとすれば、
「巡り巡って手元に戻るということは、
うさぎさんは『いらない』と思ったのかな」と
心配になっているかもしれません。

・深掘りすると、いろいろと見えてきますね。

・この話で、一番つながりを実感しているのは
間違いなく「ぞうさん」です。
自分があげたものが、
違う人の手から自分の手に返ってくるのです。

・人は、力を合わせて共存し繁栄してきたという
祖先から受け継いだ本能があるため、
「友達と仲良くしたい」という思いは
生まれ持って心にあります。

・また、友達同士は
「なにかをしたら、お返しをしたくなる」
つまり、『助け合い』によって成立しているのです。

・①「仲良くしたい」という心で友達とつながり、
②「助け合う」ことでさらに関係が継続する。
これは意識はしていませんが、
大人も子どもも共通のことです。

・この2点が、行動として目に見える形になったので、
この「ぞうさんとおともだち」は
ホッコリする話なのです。

・仲良くしたいと思わなければ、
おすそわけはしません。
助け合おうと思わなければ、
おすそわけはしません。
その『相手を思う心』がつながったから、
ぞうさんに返ってきたのです。

・これがもし、ぞうさんに返ってきていなくても、
同じ思いになったことでしょう。
『相手を思う心』がたまたま円のように
つながっただけで、
これが数珠つなぎで広がっていっても、
根本的な『相手を思う心』は変わらないからです。
このことから、1つ発問ができそうですね。
「ぞうさんに返ってこなかったら、
ぞうさんはいい気持ちではなかったのだろうか。」

・「ぞうさんとおともだち」はいい話です。
しかし、いい話だから全てがいいというわけではありません。
子どもはいい話だと、完成されているので
考える余地がなく、思考があまり活性化しません。
だからこそ、発問で思考を促し、
教科書に書かれていないことを
想像して考えることが大切です。

・「友情、信頼」の内容項目の教材は、
今回の「ぞうさんとおともだち」と、
23番目の教材「二わのことり」があります。
このように、同じ内容項目で複数教材があるものを
『重点項目』と言います。

・『重点項目』の内容項目は積み上げることを意識しましょう。
今回の「ぞうさんとおともだち」のまとめが、
次回の「二わのことり」の導入となるのです。
すると、積み上がりますよね。

・具体的には
「ぞうさんとおともだち」で、友達と仲よくすることのよさ
「二わのことり」で、友達のことを強く思うことのよさ、
をそれぞれおさえましょう。
先を見通すと、今回やるべきことが明確になりますよね!

3 導入

・「友達ってなに?」と聞きます。
きっと、
☆一緒に遊ぶ
☆クラスの人
☆仲のいい人
などと言ってくるでしょう。

・「友達と仲良くするために、大切な心ってなに?」と
あえてむずかしめの発問をします。
ここでは子どもたちの「うーん」を狙っています。
答えが出たら出たで、「なるほど!」と受け止めておきます。
そして、
「今日は、友達と仲良くするために大切な心ってなにか、考えます。」
と言って教材に入りましょう。

4 発問

・月を見ているぞうさん、うさぎさん、くまさん、ぶたさんは、
みんな同じ気持ちかな?
・ぞうさんは、なぜうさぎさんだけにあげたのかな?
・ぞうさんは、ぶたさんからもらったとき、
なぜ「いらない」と言わなかったのだろう。
・ぞうさんに返ってこなかったら、
ぞうさんはいい気持ちではなかったのだろうか。
・くまさんは、おいもよりもお肉のほうがうれしいんじゃないか。
・友達のことを大切にしているのはだれ?
・みんな、おいもなんていらないから、おすそわけをしたのではないか。

5 まとめ

友達と仲良くすることのよさ
をここでは押えられたらOKです。

・つまり、「仲良くするために大切な心」は
無理に言葉にしなくても大丈夫ということです。

・大丈夫です。
議論の中で子どもは言葉にはできない
友情のよさを感じていますから。

・しかし、まとめを言葉にして残しておきたいのであれば
☆助け合うこと
☆相手のことを考えること
☆やさしくすること
などが出てくればOKです。

・まとめの言葉にはこだわらず、
教材の出す温かい雰囲気を味わうことを大切にしましょう!

はい、ということで今日は
『1年「ぞうさんとおともだち」【友情、信頼】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!