伝記教材が「すごい人」の話で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、戦争中と戦後の三木さんをくらべる見方で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『新幹線開発物語』(小学5年・道徳/希望と勇気、努力と強い意志)
- あらすじ:三木忠直さんは、戦争中に設計した航空機で多くのわか者が命を落としたことに、戦後も苦しみ続けていました。「鉄道は平和利用しかない」と考えて鉄道の世界に入り、実験と試作をくり返します。新幹線は世界最高速度を記録しました。
- ねらい:努力=あきらめないこと → 目標を支える思いがねばり強さを生む。技術を今度こそ平和に生かしたい。その思いが、くじけない意志の源
- おすすめの発問:戦争中と戦後で、三木さんの技術は何が変わった?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
新幹線開発物語のあらすじ(どんなお話?)

三木忠直さんは、戦争中に設計した航空機で多くのわか者が命を落としたことに、戦後も苦しみ続けていました。「鉄道は平和利用しかない」と考えて鉄道の世界に入り、実験と試作をくり返します。新幹線は世界最高速度を記録しました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「がんばった人はすごい」という見方です。授業の後は、目標の奥にある思いが、困難にくじけない強い意志を支えると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、成功の喜びで終わりがちです。戦争中と戦後をくらべると、同じ技術でも、何のために使うかという思いが変わったことに、子どもが気づきはじめます。
4コマで見る「パスの意味」

同じ力でも、何のために使うかで、がんばり方が変わります。目的が変わると、続ける力もわいてきます。お話の技術者の思いを、休み時間のサッカーに置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に努力と強い意志をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『新幹線開発物語』【希望と勇気、努力と強い意志】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 前と後をくらべると、思いの変化が見える
- 目標を支える思いが、強い意志を生む
- 成功物語で終わらせない読み方を
『新幹線開発物語』のよくある質問
Q. 『新幹線開発物語』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「希望と勇気、努力と強い意志」です。
Q. 『新幹線開発物語』のあらすじは?
A. 三木忠直さんは、戦争中に設計した航空機で多くのわか者が命を落としたことに、戦後も苦しみ続けていました。「鉄道は平和利用しかない」と考えて鉄道の世界に入り、実験と試作をくり返します。新幹線は世界最高速度を記録しました。
Q. 『新幹線開発物語』の授業のねらいは?
A. 努力=あきらめないことという考えから、目標を支える思いがねばり強さを生むという考えへ深めることです。授業の前は「がんばった人はすごい」という見方です。授業の後は、目標の奥にある思いが、困難にくじけない強い意志を支えると気づくことがゴールです。
Q. 『新幹線開発物語』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「戦争中と戦後で、三木さんの技術は何が変わった?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、成功の喜びで終わりがちです。戦争中と戦後をくらべると、同じ技術でも、何のために使うかという思いが変わったことに、子どもが気づきはじめます。
Q. 『新幹線開発物語』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に努力と強い意志をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












