勤労の授業が「ボランティアはえらい」というきれいごとで終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、学級の当番や係の働きにつなげる見方で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『明日へ向かって』(小学5年・道徳/勤労、公共の精神)
- あらすじ:東日本大震災で、ひなん所となった久慈中学校の体育館では、ひなんしていた生徒と卒業生が、トイレそうじや荷物運びを自主的に始めます。活動の輪は広がり、たき出しや安否確認まで続きました。ホワイトボードには感謝の言葉がならびます。
- ねらい:ボランティア=えらい人がすること → 今できることがみんなの場を支える。一人一人の小さな働きが集まって、公共の場が支えられている
- おすすめの発問:わたしたちの教室は、だれの働きで回っている?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
明日へ向かってのあらすじ(どんなお話?)

東日本大震災で、ひなん所となった久慈中学校の体育館では、ひなんしていた生徒と卒業生が、トイレそうじや荷物運びを自主的に始めます。活動の輪は広がり、たき出しや安否確認まで続きました。ホワイトボードには感謝の言葉がならびます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「ボランティアはえらい」というきれいな理解です。授業の後は、一人一人の今できる働きが集まって、みんなの場が支えられていると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、中学生をほめて終わりがちです。学級の毎日から問うと、自分たちの教室も一人一人の働きで支えられていると気づき、中学生の姿が身近になります。
4コマで見る「手洗い場」

教室や学校は、だれかの見えない働きで気持ちよく使えています。受け取る人の声を聞くと、働く意味が変わります。お話のひなん所を、手洗い場のそうじ当番に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に勤労と公共の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『明日へ向かって』【勤労、公共の精神】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 学級の当番から「公共」を考える
- 今できる働きが、みんなの場を支える
- ほめて終わらず、身近な働きにつなぐ
『明日へ向かって』のよくある質問
Q. 『明日へ向かって』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「勤労、公共の精神」です。
Q. 『明日へ向かって』のあらすじは?
A. 東日本大震災で、ひなん所となった久慈中学校の体育館では、ひなんしていた生徒と卒業生が、トイレそうじや荷物運びを自主的に始めます。活動の輪は広がり、たき出しや安否確認まで続きました。ホワイトボードには感謝の言葉がならびます。
Q. 『明日へ向かって』の授業のねらいは?
A. ボランティア=えらい人がすることという考えから、今できることがみんなの場を支えるという考えへ深めることです。授業の前は「ボランティアはえらい」というきれいな理解です。授業の後は、一人一人の今できる働きが集まって、みんなの場が支えられていると気づくことがゴールです。
Q. 『明日へ向かって』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「わたしたちの教室は、だれの働きで回っている?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、中学生をほめて終わりがちです。学級の毎日から問うと、自分たちの教室も一人一人の働きで支えられていると気づき、中学生の姿が身近になります。
Q. 『明日へ向かって』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に勤労と公共の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












