命の授業が「命は大切だね」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「楽器に命を吹き込む」ということばを手がかりに、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『最後のコンサート-チェロ奏者・徳永兼一郎』(小学5年・道徳/生命の尊さ)
- あらすじ:チェロ奏者の徳永兼一郎は、がんで体の自由を失っても、自分の音を追い求めました。完成したばかりの新しいチェロに命を吹き込むことも目標でした。弟の提案でホスピスでのコンサートが開かれ、兼一郎は約束どおり最高の演奏をします。
- ねらい:命は大切=一つしかないから → 命はつながりの中でかがやく。命は自分ひとりのものではなく、支え合う人々との関わりの中にある
- おすすめの発問:「命を吹き込む」とは、どういうことだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
最後のコンサート-チェロ奏者・徳永兼一郎のあらすじ(どんなお話?)

チェロ奏者の徳永兼一郎は、がんで体の自由を失っても、自分の音を追い求めました。完成したばかりの新しいチェロに命を吹き込むことも目標でした。弟の提案でホスピスでのコンサートが開かれ、兼一郎は約束どおり最高の演奏をします。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「命は一つだから大切」という、すでに知っている理解です。授業の後は、命は多くの人とのつながりの中でかがやくと、深め直すことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、兼一郎のがんばりをほめて終わりがちです。「命を吹き込む」ということばを手がかりにすると、楽器と人、人と人の命のつながりを、子どもが自分なりに受け止めます。
4コマで見る「歌に命を」

歌は、歌う人がいて初めて命をもちます。一人の声が、みんなの歌につながっています。お話のチェロを、合唱の練習の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に生命の尊さをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年「最後のコンサート-チェロ奏者・徳永兼一郎」【生命の尊さ】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「命を吹き込む」ことばがお話のカギ
- 命は、多くの人とのつながりの中でかがやく
- まとめすぎず、余韻を大切に
『最後のコンサート-チェロ奏者・徳永兼一郎』のよくある質問
Q. 『最後のコンサート-チェロ奏者・徳永兼一郎』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「生命の尊さ」です。
Q. 『最後のコンサート-チェロ奏者・徳永兼一郎』のあらすじは?
A. チェロ奏者の徳永兼一郎は、がんで体の自由を失っても、自分の音を追い求めました。完成したばかりの新しいチェロに命を吹き込むことも目標でした。弟の提案でホスピスでのコンサートが開かれ、兼一郎は約束どおり最高の演奏をします。
Q. 『最後のコンサート-チェロ奏者・徳永兼一郎』の授業のねらいは?
A. 命は大切=一つしかないからという考えから、命はつながりの中でかがやくという考えへ深めることです。授業の前は「命は一つだから大切」という、すでに知っている理解です。授業の後は、命は多くの人とのつながりの中でかがやくと、深め直すことがゴールです。
Q. 『最後のコンサート-チェロ奏者・徳永兼一郎』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「命を吹き込む」とは、どういうことだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、兼一郎のがんばりをほめて終わりがちです。「命を吹き込む」ということばを手がかりにすると、楽器と人、人と人の命のつながりを、子どもが自分なりに受け止めます。
Q. 『最後のコンサート-チェロ奏者・徳永兼一郎』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に生命の尊さをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












