国際親善の授業が「かわいそうな話」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、大人になってメリーちゃんを見送った歌子さんという、見落とされがちな人物から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『青い目の人形』(小学5年・道徳/国際理解、国際親善)
- あらすじ:1927年、日本とアメリカに友情の橋をかけようと、青い目の人形が日本中の小学校におくられ、土居村にもメリーちゃんがやってきます。やがて人形の処分が行われるようになると、安藤先生は気球に乗せて空へ飛ばすことを提案し、学校中で見送ります。
- ねらい:国際親善=外国と仲よくすること → 国をこえた友情を守ろうとする心。飛ぶはずがなくても、おくってくれた人の思いを守りたかった
- おすすめの発問:大人になった歌子さんは、どんな思いで見送った?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
青い目の人形のあらすじ(どんなお話?)

1927年、日本とアメリカに友情の橋をかけようと、青い目の人形が日本中の小学校におくられ、土居村にもメリーちゃんがやってきます。やがて人形の処分が行われるようになると、安藤先生は気球に乗せて空へ飛ばすことを提案し、学校中で見送ります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「国際親善は外国と仲よくすること」という考えです。授業の後は、国や見た目のちがいをこえて、友情を大切に守ろうとした人々の思いに気づき、外国の人と心を通わせようと思うことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、悲しい気持ちの確認で終わりがちです。メッセージを読み、大人になって見送った歌子さんの側から問うと、国をこえた友情を守ろうとした思いに子どもが近づきます。
4コマで見る「外国の手紙」

ことばや国がちがうと、つながるのをあきらめてしまいがちです。届けてくれた思いを大切にしたいと思うと、方法は見つかります。人形にこめられた友情を、外国の学校との手紙に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に国際理解、国際親善をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『青い目の人形』【国際理解、国際親善】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 見送った歌子さんの側から問う
- 友情のしるしを守ろうとした人々
- 国をこえて心を通わせる
『青い目の人形』のよくある質問
Q. 『青い目の人形』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「国際理解、国際親善」です。
Q. 『青い目の人形』のあらすじは?
A. 1927年、日本とアメリカに友情の橋をかけようと、青い目の人形が日本中の小学校におくられ、土居村にもメリーちゃんがやってきます。やがて人形の処分が行われるようになると、安藤先生は気球に乗せて空へ飛ばすことを提案し、学校中で見送ります。
Q. 『青い目の人形』の授業のねらいは?
A. 国際親善=外国と仲よくすることという考えから、国をこえた友情を守ろうとする心という考えへ深めることです。授業の前は「国際親善は外国と仲よくすること」という考えです。授業の後は、国や見た目のちがいをこえて、友情を大切に守ろうとした人々の思いに気づき、外国の人と心を通わせようと思うことがゴールです。
Q. 『青い目の人形』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「大人になった歌子さんは、どんな思いで見送った?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、悲しい気持ちの確認で終わりがちです。メッセージを読み、大人になって見送った歌子さんの側から問うと、国をこえた友情を守ろうとした思いに子どもが近づきます。
Q. 『青い目の人形』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に国際理解、国際親善をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












