命の授業が「戦争はひどい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、守られた側の武者さんの思いに目を向ける切り口で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『東京大空襲の中で』(小学6年・道徳/生命の尊さ)
- あらすじ:東京大空襲の夜、武者さんは病院で女の子を産みます。火がせまる中、たんかで運ばれる武者さんは「すててにげて」とたのみますが、江口先生や看護婦さんたちは運び続けました。夜が明け、母と子は生きのび、武者さんは感謝でいっぱいになります。
- ねらい:命は大切=知っていること → 命は多くの人の思いで守られ、つながる。一つの命は、母と医師と看護婦の命がけの思いに支えられて生きのびた
- おすすめの発問:「すててにげて」とたのんだ武者さんの思いは?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
東京大空襲の中でのあらすじ(どんなお話?)

東京大空襲の夜、武者さんは病院で女の子を産みます。火がせまる中、たんかで運ばれる武者さんは「すててにげて」とたのみますが、江口先生や看護婦さんたちは運び続けました。夜が明け、母と子は生きのび、武者さんは感謝でいっぱいになります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「命は大切」という分かりきった理解です。授業の後は、命はそれだけでかけがえがなく、多くの人の思いとつながって守られていることに気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、こわさや安心の言葉で終わりがちです。守られた側の武者さんも、運ぶ人の命を思っていたことに目を向けると、命がおたがいの思いでつながっていることが見えてきます。
4コマで見る「ひなん訓練」

ふだんは気づきにくいけれど、わたしたちの命は、まわりの人の思いに守られています。その思いにふれたとき、命の重さが自分のこととして感じられます。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に命の尊さの意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 6年『東京大空襲の中で』【生命の尊さ】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 守られた側の武者さんの思いにも目を向ける
- 守る側と守られる側、両方が命を思っていた
- 命は多くの人の思いにつながり守られている
『東京大空襲の中で』のよくある質問
Q. 『東京大空襲の中で』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学6年の道徳の教材で、内容項目は「生命の尊さ」です。
Q. 『東京大空襲の中で』のあらすじは?
A. 東京大空襲の夜、武者さんは病院で女の子を産みます。火がせまる中、たんかで運ばれる武者さんは「すててにげて」とたのみますが、江口先生や看護婦さんたちは運び続けました。夜が明け、母と子は生きのび、武者さんは感謝でいっぱいになります。
Q. 『東京大空襲の中で』の授業のねらいは?
A. 命は大切=知っていることという考えから、命は多くの人の思いで守られ、つながるという考えへ深めることです。授業の前は「命は大切」という分かりきった理解です。授業の後は、命はそれだけでかけがえがなく、多くの人の思いとつながって守られていることに気づくことがゴールです。
Q. 『東京大空襲の中で』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「すててにげて」とたのんだ武者さんの思いは?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、こわさや安心の言葉で終わりがちです。守られた側の武者さんも、運ぶ人の命を思っていたことに目を向けると、命がおたがいの思いでつながっていることが見えてきます。
Q. 『東京大空襲の中で』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に命の尊さの意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












