3年

3年「がんばれ友ちゃん」【希望と勇気】の指導案はこうする!

希望と勇気、努力と強い意志

こんにちは。
今日は
『3年「がんばれ友ちゃん」【希望と勇気】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

希望をもつ。
勇気がわいてくる。
努力は裏切らない。
などなど、
今日の内容項目を扱った
名言は世の中にたくさんあります。

ということは、
そこに道徳的要素がたくさん詰まっている!
ということですね。

でも、
希望と勇気の関係って?
努力と強い意志はどうちがう?
と聞かれると、
改めて考えたことはないので、
「うーん・・・」となると思います。

今日は、「希望と勇気、努力と強い意志」について
じっくり考えていきましょう!

では、解説です!

順番に解説します。

もくじ
  1. 1 教材について
  2. 2 内容項目と教材
  3. 3 導入
  4. 4 発問
  5. 5 まとめ

1 教材について

A 主として自分自身に関すること
「希望と勇気、努力と強い意志」
3・4年の目標・・・・
自分でやろうと決めた目標に向かって、
強い意志をもち、粘り強くやり抜くこと。

3年生「がんばれ友ちゃん」(日本文教出版)

「がんばれ友ちゃん」あらすじ

友子(友ちゃん)は運動が得意な女の子。
でも、鉄棒だけは苦手です。

体育の授業でうまくできず、くやしくて
休み時間や放課後に毎日練習をしました。

放課後、1人で練習をしていると春子さんが
「がんばれ友ちゃん、きっとできるよ。」と
励ましたりコツを教えてくれたりしました。
するとなんと、初めて技が成功。

次の体育の時間では見事に技をきめ、
うれしさでいっぱい。
友達も大きな歓声を上げました。

2 内容項目と教材

・学校が舞台で、鉄棒という
身近な話題を扱っているので
子どもは感情移入しやすいでしょう。

・「友ちゃん」は、最後まであきらめず練習し、
その結果、技を決めることができました。

・この内容項目とこの教材だと
「最後まであきらめないことが素晴らしい」
という美談を教えることになります。

・もちろん、このことは大切な価値ですし、
否定はしません。
しかし、「最後まであきらめない」ことが
大切でない、と思っている子はいるでしょうか?

・「あきらめないことは大切」という
道徳的な価値は、わざわざこの教材で
45分を使って考えなくても、
子どもは知っていることではないでしょうか?

・そうなると、分かりきったことを聞く授業、
になってしまう可能性が高いですね。

・では、どうすればいいのでしょうか?

・「努力をすれば、必ず成果が出る」
このことが学校では正しいこととして
教えられますが、
果たして本当にそうでしょうか?

・野球をやっている子は、みんな頑張れば
イチロー選手のようになれるのでしょうか?

・サッカーをやっている子は、
クリスティアーノ・ロナウドのような
スーパースターに全員なれるのでしょうか?

・これは間違いなく、Noと言えますよね。

・では、結果が出ないなら努力することは
無駄なのでしょうか?
もしそうであれば、「あきらめないで頑張れ」という
励ましは、大嘘をついていることになりますよね。

・どうやら、努力は成果を出すためのものではなく、
もっと違うよさがありそうです。

・その別のよさを、授業で子どもと共に
考えていくのです。

・では、「努力」について
どんな見方をすればよいのでしょうか。

・教材で考えます。
友ちゃんは一生懸命練習をしましたが、
体育の授業で失敗したら、
これまでの努力は水の泡なのでしょうか?

・考えが分かれそうなところですが、
無駄ではない、と考える子が多そうです。

・そこで、「友ちゃんが手に入れたものはなんだろう。」と
発問をしてみます。
なんだか、鉄棒の技以外に手に入れたものが
ありそうな気がしてきますよね。

・そして、そのときに見るのは、
友ちゃんの心ではありませんか?

・このことから、
☆努力をすると、自分の心が成長する
という考える道が見えてきます。

・また、友ちゃんはなんのために
努力をしていたのでしょうか。
「鉄棒の技ができるようになる」ですよね。

・では、その目的はどうやって見つけましたか?
人から言われたことですか?
それとも自分で見つけたものですか?

・後者っぽいですよね。
では、
「もし、先生に『技ができるように練習をしましょう』と
言われていたら、友ちゃんはもっと努力しただろうか。」
と聞いてみます。

・「うーん」と考える子どもの姿が目に浮かびませんか?

・内容項目には「努力と強い意志」とあります。
強い意志は、適切な目標があるから、
強くなります。

・人が決めたり、自分がやりたくなかったりする、
そんな目標だと「弱い意志」になってしまうのです。

・このことから、
☆正しい努力をするには、自分で決めた目標が必要
というまた新たな考える道が見えてきました。

・友ちゃんはもともと運動ができるのですから、
周りから「鉄棒もできるだろう」と
思われていたかもしれません。

・そう考えると、春子さんや先生が
「がんばれ」と励ましてくれたのは、
鉄棒が苦手という友ちゃんのことを
よく理解している人だったからかもしれません。

・そう考えると、友ちゃんが受け取った
「がんばれ」は、なんだか特別なものに思えてきますね。

・一般的には
「続けたい気持ち」と「やめたい気持ち」を
場面ごとに判断する流れですが、
その心の揺れ動きよりも、
◎なぜ友ちゃんはあきらめずに頑張れたのか。
◎もし結果が出なかったときは、
友ちゃんに何が残るのか。

・これについて考えるほうが、
自分が同じように物事に向かって
努力する状況になったときに
使えそうな道徳的価値が
見つかるのではないでしょうか。

3 導入

「『がんばる』ってどういうこと?」と聞きます。
☆あきらめないこと
☆やりとおすこと
など、いろいろな言葉が出るでしょう。

・同じことを授業の終末で聞きます。
授業の導入と最後で同じことを聞くことで、
子どもは授業での自分の学びを
自覚することができます。

4 発問

・友ちゃんが体育で失敗したら、
努力はむだになるのだろうか。
・なぜ、友ちゃんはあきらめなかったのだろうか。
・なぜ「がんばれ」と言われると嬉しいのだろう。

・やめたいなと思ったとき、なぜ続けたのだろう。
・友ちゃんは、みんなにほめられたいから
がんばったのだろうか。
・体育の時間に技ができたのは、まぐれではないのか。

・なぜ今まで、こんなに練習して
できるようにしなかったのだろう。
・もし「がんばれ」と言われていなかったら、
友ちゃんは鉄棒の技をできていただろうか。
・「がんばれ」と言われた時と言われない時、
どちらが笑顔が多いだろう。それはなぜだろう。

5 まとめ

・上述したとおり、
☆努力をすると、自分の心が成長する
☆正しい努力をするには、自分で決めた目標が必要

この2つのうちどちらか、
もしくは2つともが
子どもの言葉で表現できるといいですね!

はい、ということで今日は
『3年「がんばれ友ちゃん」【希望と勇気】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!