4年

4年「心にブレーキ」【善悪の判断】の指導案はこうする!

善悪の判断、自律、自由と責任

こんにちは。
今日は『4年「心にブレーキ」【善悪の判断】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

今回の内容項目は、
Aの視点「善悪の判断、自律、自由と責任」です。

な、長い・・・。
そして難しそう・・・。

大丈夫です。
この項目は、3つに分けると
理解が早いです。
①善悪の判断
②自律
③自由と責任

この3つのうち、
どれかに必ず重点が置かれます。

今回の教材の重点はなにか、
それが決まれば、
8割は授業計画ができたも同然です!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

A 主として自分自身に関すること
「善悪の判断、自律、自由と責任」
3・4年の目標・・・・正しいと判断したことは、自信をもって行うこと。

4年生「心にブレーキ」(光文書院)

あらすじ

「ぼく」は、友達のこうたろう、たかしを誘って遊ぶことになった。

『くぼ坂』という長くて急な坂道は、自転車で下るとかなりのスピードが出る。
ぼくたちはその『くぼ坂』をスピードを出して下った。

すると、おばあさんとぶつかりそうになった。

ぼくの胸はずっとドキドキしていた。

帰り道、くぼ坂を自転車を押して上がっていると、スピードを出して危ない人、ゆっくり下る人など、いろいろな人が目についた。

家に帰ると、隣のクラスのあきら君が「明日、三角公園に行かない?」と誘ってきました。

三角公園は遠いから、子どもだけで行くのはだめだ。
ぼくは今日のことを思い出し、答えは決まった。

2 内容項目と教材

「善悪の判断、自律、自由と責任」は、次の3つに分けて考えます。

①善悪の判断
②自律
③自由と責任

それぞれ、似ていますが解釈が異なるので、
今回授業をする教材が、①~③のどれに当たるかを考える必要があります。

「心にブレーキ」は、①善悪の判断になります。

「ぼく」は、これまで『くぼ坂』に対して、スピードがあって楽しい坂と考えていました。

それが、おばあさんとぶつかりそうになったことで、スピードを出しすぎると危ない坂という意識に変化しました。

つまり、自分本意の判断軸が、他者を意識した判断軸に変化したのです。

「ぼく」の意識は、なぜ変化したのか。
心の変化を考えることが、授業の核になると良いでしょう。

また、あきらくんの誘いをきっと「ぼく」は断るでしょう。
・あきらくんになんと言ったか考えよう。
という発問が考えられますが、これよりも、

◎『くぼ坂』でなにを学んだから、「ぼく」はあきらくんの誘いを断れたのだろう。
◎『くぼ坂』と三角公園に共通する心はなんだろう。

というような発問がいいでしょう。

『くぼ坂』でなにかを学んだから、あきらくんの誘いを断れたのです。
それはなにかを考えることで、道徳的価値に向かった話し合いができます。

『くぼ坂』で「ぼく」はなにを学んだのでしょうか。

わたしは、「かもしれない」の心を学んだと考えます。

『くぼ坂』をスピードを出して下っている時は、「かもしれない」という思いはありません。
楽しい、気持ちい、そういった自分本意の考えが頭の中を占めています。

しかし、おばあさんとぶつかりそうになったことで、
「飛び出してくるかもしれない」と考えるようになり、
そこから考えを広げて、
自分の想定していない事態が起きるかもしれないから、
行動は慎重にしなければならない、

と考えるようになったのです。

するとあきらくんの誘いも、「子どもだけで行ったら、危ないことに巻き込まれるかもしれない。」と考えて、断れたのです。

これはあくまでも、わたしの視点です。

他に、あなたや子どもがちがう視点で考えることができたなら、それがよいでしょう。

授業の展開のポイントは、『くぼ坂』で学んだことを、あきらくんの誘いにどうやって応用できたか、共通するものはなにか、ということです。

3 導入

T:教師 C:子ども

T:ブレーキとアクセルって知ってますか?
C:車についている!

T:そうですね。実は心にもブレーキとアクセルはあります。
C:あるの?

T:心にブレーキがかかるのはどんな時か、アクセルはどんな時にかかるのか、考えていきましょう。

4 発問

・「ぼく」は、もしおばあさんに危ない目に合わせていなかったら、帰りにスピードを出している人を見て、どう思っただろう。
・『くぼ坂』に名前をつけるなら、『○○坂』
・あきら君の誘いと、『くぼ坂』の出来事は関係ないから、三角公園に行ってもいいのではないだろうか。

・「ぼく」は、『くぼ坂』から学んだことはなんだろう。
・「ぼく」は、坂をスピードを出して下ることは、危ないことと知らなかったのだろうか。
・みんなスピードを出しているのだから、「ぼく」もスピードを出してもいいのではないか。

・「ぼく」はおばあさんに怒られなかったから、反省する必要はないのではないか。
・なぜ「ぼく」は、おばあさんのことや、帰りの坂道で、反省する気持ちが出て来たのだろうか。
・「心にブレーキ」の後に続く言葉を考えよう。

5 まとめ

・先を想像する。
・「〜かもしれない」と考える。

このまとめは、あくまでも一視点です。

この教材は配当時間外のものですから、まとめがもっといろいろな視点で広がっていくといいですね!

はい、ということで今日は
『4年「心にブレーキ」【善悪の判断】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!

また明日もお楽しみに。

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