2年

2年「どうしてないてるの」【節度、節制】の指導案はこうする!

節度、節制

こんにちは。
今日は『2年「どうしてないてるの」【節度、節制】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

この内容項目は「節度、節制」です。
『分かっているようで分かっていない』と
よく言われる内容項目です。
子どもが、じゃありません。
教師がです。
節度と節制の違いってなんでしょうか?
どちらが大切なのでしょうか?
そもそも、節度って何・・・?

今日は、これらのことについて、
考えていきましょう!

では、解説です!

 

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

A 主として自分自身に関すること
「節度、節制」
1・2年の目標・・・・健康や安全に気を付け、物や金銭を大切にし、身の回りを整え、わがままをしないで、規則正しい生活をすること。

2年生「どうしてないてるの」(日本文教出版)

 

あらすじ

算数の教科書のかけるくんは、みっちゃんのものです。

みっちゃんは、はじめはぼくを大切に使ってくれていたけど、そのうちに落書きが増えていきました。

国語の教科書のふみよさんは、「わたしも書かれたよ。」とかんかんに怒っています。

すると、そばにいた自由帳のらくちゃんが「ぼくの中はみっちゃんがかいた絵でいっぱいで、かなしくなんかないよ。」と言いました。

それを聞いて、かけるくんは「ぼくはぜったいにいやだよ。」と泣きながら言いました。

2 内容項目と教材

節度と節制、この2つは、似て非なる言葉です。
簡単に言うと、節度はルール、節制はルールを守ろうとする心です。
「節度ある行動」という表現は、「世間一般の常識から外れない行動」ということです。

教材ごとに、節度(ルール)について考えるのか、
節制(ルールを守ろうとする心)について考えるのか、
重きはどちらにあるのかを見極める必要があります。

といっても、大半は節制にスポットが当たった教材です。

今回の「どうしてないているの」も、節制に重きが置かれています。

では、だれの節制の心でしょうか?

かけるくん? ふみよさん? らくちゃん?

登場はしていませんが、この教科書の持ち主、みっちゃんの心の節制について考える教材です。

全く登場しない人物の心について考えるなんて、不思議な教材ですよね。

でも、2年生も後半、残りわずかな教材になると、このような抽象的な教材も登場してくるのです。

恐れることはありません。
これまでの道徳で子どもたちは考える力がついています。

これまでと同じように、発問で思考を活発にしていく授業をつくっていきましょう。

 

みっちゃんは、教科書に落書きをしたという事実があります。

その行動から、算数の教科書のかけるくん、国語の教科書のふみよさんは怒っています。
ということは、みっちゃんの行動は、2人(冊)から見るとあるルールから逸脱しているということです。

そのルールとはなんでしょうか?

教科書に落書きをしてはいけない

ということですね。

では、なぜ落書きをしてはいけないのか。
もうこの理由はあえて書くまでもないでしょう。

ぜひ、子どもたちに聞いてみたいところです。

 

また、みっちゃんが落書きをしたということは、かけるくんやふみよさんは、落書きをし始めるみっちゃんを知っています。

きっと、授業中に退屈だから書いたのでしょう。
また、面白い絵があったから、頭に浮かんだから書いたのでしょう。

想像ですがそれはいずれも、勉強に集中していないみっちゃんの姿があるからです。

落書きをされた事実だけでなく、教科書のかけるくん、ふみよさんは、知識を与えて勉強を頑張ってもらうはずが、自由帳のような使われ方をして、みっちゃんの頑張っていない姿を見てしまったことがショックだったのではないでしょうか。

この教材のポイントは、落書きを悲しんだり怒ったりしているのが、担任の先生や両親ではないことです。

教科書が悲しんだり、怒ったりしているので、人が怒っているシチュエーションよりも、意味が1つや2つ加わってきます。

ここに、この教材の面白さがあります。

2年生だから擬人化して物の気持ちをわかってもらおう、という単純な発想でできた教材ではないのです。

 

なぜ教科書は落書きを悲しむのか。
落書きをしているみっちゃんの様子や、これまでの頑張りを知っている教科書だから悲しんでいるのです。

この「教科書ならでは」のところを、考えていきたいですね。

3 導入

T:教師 C:子ども

T:みんなが毎日学校に持ってくるものは、どんなものがありますか?
C:筆箱!
C:教科書!

T:たくさんありますね。大切に使っていますか?
C:うん。
C:ちょっと傷がついちゃってる。

T:ところで、どうして大切に使わないといけないんだろう?
C:お母さんが悲しむから。
C::自分のものだから。

T:そうですね。じゃあ今日は、どうしてものを大切に使わないといけないのか、みんなで考えていきましょう。

4 発問

・みっちゃんは、算数の教科書(のかけるくん)が嫌いなのだろうか。
・かけるくんが笑うには、なにを書いたらいいのだろうか。
・らくちゃんは喜んで、かけるくんは泣いているのはなぜだろう。

・落書きじゃなくて、自分の名前をたくさん書いたら、かけるくんは喜ぶのだろうか。
・かけるくんは、これからどうなることを心配しているのだろうか。
・みっちゃんがもっと、かけるくんやふみよさんに落書きをしたら、2人はどう思うだろうか。

・落書きを悲しんでいるのは、かけるくんとふみよさんだけだろうか。
・落書きを喜んでいるのは、らくちゃんだけだろうか。
・みっちゃんは、教科書としゃべれたら、なんと言うだろうか。

5 まとめ

・ものを大切にすると、自分だけでなくものも喜ぶ。
・ものは、正しい使い方があるので、そのルールを考えて使うことが大切。

これらのポイントを押さえたまとめができるといいですね!

はい、ということで今日は
『2年「どうしてないてるの」【節度、節制】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!

また明日もお楽しみに。

 

 

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例 : はしの上のおおかみ

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