4年

4年「かさ」【親切、思いやり】の指導案はこうする!

親切、思いやり
orange umbrella on blue glass

こんにちは。
今日は『4年「かさ」【親切、思いやり】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

今日のテーマは親切です。
親切って何のためにするのでしょうか。

「助け合い」とよく言われますが、なぜそれが必要なのでしょうか?
親切はなぜ必要なのか、その本質的な心について、今日は考えていきましょう!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

B 主として人との関わりに関すること
「親切、思いやり」
3・4年の目標・・・・相手のことを思いやり、進んで親切にすること。

4年生「かさ」(光文書院)

あらすじ
さつきは、ヘチマの水やり当番なので、日曜日だけど学校に行った。
家を出てすぐに雨が降り出した。
すぐやむかもしれないと思い、学校へ向かったら、雨がどんどんひどくなってきた。
さつきは児童玄関で空を見上げていた。
すると、お母さんの友達と思われる女の人が声をかけてきて、傘を貸してくれた。

次の日、下校の時に玄関で2年生の子が雨の空を見上げていた。
さつきは自分の傘を貸してあげて、自分は友達の傘に入って帰った。
それほど知り合いでもないが、上級生として当たり前のことをしたと思った。

昨日までならこんなことはしなかったかもしれない。
さつきは、とてもいい気持ちになった。
red umbrellas hanging on wire during daytime

2 内容項目と教材

①親切の形はさまざま

もう一度、目標を確認してみましょう。
「相手のことを思いやり、進んで親切にすること」とあります。
『進んで』とありますね。
この部分がポイントになります。

人は相手の気持ちを考えることができます。
相手の気持ちを考えて、自分の感情と共通する部分が見つかったり、
悲しみの気持ちや同情の気持ちが芽生えたとき、
何かをしてあげたくなります。

それが、「進んで」の部分なのです。
相手が求めていないのに、進んでやることは親切ではありません。
相手の気持ちを考えずに行う親切は、もはや「大きなお世話」です。

親切にもいろいろな形がある、という多角的な見方を
ここでは大切にしましょう。
そして、本当の親切とは何か、
まとめの段階で再定義をできると、
授業が締まります。

②親切はつながる

さつきは、おばさんに傘を借りて雨に濡れずにすみました。
その一連の行為は、傘を借りたという行為だけではありません。
おばさんが自分の傘を貸して、おじさんの1つの傘に2人入った。
きっと狭い思いをして帰ったのでしょう。
「自分のことを犠牲にしてまで、人に親切にする心」
をさつきは、おばさんから受け取ったのです。

親切な心というのは不思議なもので、親切なことをされたら行為はすぐに消えますが、
受け取った心はなかなか消えません。
だから、「心が温まる」なんて表現があるし、「内祝い」といった慣習もあるのです。

さつきも、おばさんから「親切にする心」を受け取ったので、
その心を2年生の子に対して使ったのです。

主題に「思いやりのリレー」とありますが、まさにそのとおりで、
親切はつながっていくのです。

では、この2年生の子は、次はどうするでしょうか?
同じように傘を貸してあげるかもしれないし、
また違う行動で人に親切をするかもしれません。

でも、確実に言えることは、
さつきがした行為で2年生の子は「親切な心」を受け取ったということです。

ここが授業の核であり、ここに収束できれば今回の授業は完成です。

three hanging pink umbrellas

③展開のアイディア

この教材では、親切は次のようにつながっています。

おばさん → さつき → 2年生の子

しかし、「思いやりはつながる」のですから、

◯◯ → おばさん → さつき → 2年生の子 → ◯◯

と、おばさんの前、2年生の子の後に続いていてもなんら不思議ではありません。
この◯◯の部分を考えるのも面白いですね。
「おばさんは誰から思いやりをリレーされたのだろう。」
「2年生の子は誰にリレーをするだろう。」

答えは出ませんが、「思いやりはつながる」
ということを認識するためにはいい活動ですね!

3 導入

T:教師 C:子ども

T:親切ってなんですか?
C:やさしくすること
C:助けること

T:じゃあ親切にされたらどうしますか?
C:「ありがとう」と言う
C:親切をお返しする

T:なるほど、では今日は親切についてみんなで考えていきましょう!

4 発問

・さつきは、2年生の子に傘を貸してあげないと怒られるのだろうか。
・おばさんは、なぜさつきに親切にしたのだろうか。
・おばさんは、さつきのお母さんに「ありがとう」と言われたくて傘を貸したのだろうか。

・さつきは、傘を貸したことを後悔していないのだろうか。
・さつきは、2年生の子よりおばさんに親切にする方が感謝の気持ちは伝わるのではないか。
・傘を貸した帰りに、雨に濡れている1年生の子を見たら、さつきはどうするだろうか。

・おばさんがさつきにあげたものはなんだろう。
・さつきは2年生の子にお礼をしてほしくて傘を貸したのだろうか。
・この話で喜んでいるのはだれだろう。
・さつきがおばさんからもらったものは、2年生の子に渡っているだろうか。

assorted-color of opened umbrellas

5 まとめ

思いやりはつながる

このことが子どもの言葉でまとめられるといいですね!

・親切はバトンを人に渡すようなもの
・親切は運動会のリレー
・思いやりのパスをつなげることが大事

などでしょうか!

 

はい、ということで今日は
『4年「かさ」【親切、思いやり】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!

また明日もお楽しみに。

 

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例 : はしの上のおおかみ

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