1年

1年「学校へいくとき」【国際理解、国際親善】の指導案はこうする!

国際理解、国際親善
Brazillian flag

こんにちは。
今日は『1年「学校へいくとき」【国際理解、国際親善】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

今日の話題は国際理解です。
昔に比べて、外国の情報を
気軽に知ることができる時代になりました。

国境がなくなってきていると
言えるかもしれません。

では、海外のことを知るために
大切な心とはなんでしょうか。

いっしょに考えていきましょう!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

C 主として集団や社会との関わりに関すること
「国際理解、国際親善」
1・2年の目標・・・・他国の人々や文化に親しむこと

1年生「学校へいくとき」(日本文教出版)

あらすじ
ぼくが登校していると、ブラジルから転入してきたソニアさんが、家から出てきた。
何か言っていたけどわからなかったので、だまったまま通り過ぎた。
お母さんが「きっと『おはよう』って言ってくれたのよ。」と言った。

次の日、ソニアさんがお母さんと家から出てきた。
ぼくは「おはよう」と言った。
すると、ソニアさんのお母さんが「ボンジイア」と言ってくれました。
ぼくも「ボンジイア」と言うと、ソニアさんもソニアさんのお母さんも嬉しそうでした。

次の日の朝、ぼくが「ボンジイア」、ソニアさんが「おはよう」と同時に言いました。
ぼくたちは毎日、いっしょに学校に行くようになりました。
people on desert under blue sky

2 内容項目と教材

低・中・高学年の目標のちがい

「国際理解」は、低学年の目標に『他国の人々や文化に親しむ』とあります。

中学年・高学年の目標を見てみましょう。

(低学年・・・他国の人々や文化に親しむこと。)
中学年・・・他国の人々や文化に親しみ、関心をもつこと。
高学年・・・他国の人々や文化について理解し、日本人としての自覚をもって国際親善に努めること。

こうやって、低・中・高と目標を並べてみると、低学年でどこまで授業で扱うのか、基準がわかってきます。

中学年では、他国に「親しむ」上で、「関心をもつ」、高学年は「親しんで関心をもつ」ことは前提に、「理解」して「自覚をもって国際親善に努める」ことまで求められています。

 

「親しむ」と「関心をもつ」のちがいってなんですか?

辞書では、「親しむ」は、常に接してなじむ。
「関心」は、心にかけること。気がかり。特に、興味をもって、注意すること。

 

うーん、よくわかりません。

ですね・・・・。

辞書だけではちがいがよくわかりません。

わたし的には、「親しむ」は、
触れる環境に長い時間いること。
つまり、だれかが用意した環境で興味をもつこと。

対して、「関心をもつ」は、
自分が気になったことは、積極的に調べたり、尋ねたりすること。

こうだと思っています。
簡単にいうと、主体的がどうか、というちがいがあります。

「学校へいくとき」の『ぼく』は、始めは何も言えませんでしたが、
自分からソニアさんにあいさつをしたり、
いっしょに学校に行くようにしていますから、
まさに「関心をもっている姿」ですね。

また、高学年の目標には、「日本人としての自覚をもって」とあります。

低学年では、『日本人として外国の人と接するために大切な心』までは触れる必要はありません。

それよりも、いろいろな国や文化を知り、面白い!と思えるようにすることが大切です。

では、他国に親しむために大切な心はなんでしょうか?

ここが、授業の核になります。

すでに「ぼく」は、ソニアさんに興味をもっていることがわかります。

・ソニアさんが家から出てきたことに気づいている。
・ソニアさんがなんて言ったのか気になって、お母さんに聞いている。
・次の日、お母さんと家から出てきたソニアさんに気づいている。
・自分からあいさつをしている。
・「ボンジイア」と、知らない言語で言われて「ボンジイア」と返している。
・次の日、ソニアさんに「ボンジイア」と自分からあいさつをしている。

正直、ここまで積極的な子ばかりだったら苦労しません。笑

学校によっては国籍が日本でない子が多くいるところもあるでしょう。
しかし、自ら主体的に関わり続ける子は、それほど多くないのではないでしょうか。

では、積極的に関われない子はダメなのでしょうか。

決してそんなことはありません。
そして、そんな子ほど『他国に親しむために大切な心』を考えさせたいですね。

結論を言うと、次のとおりです。

・国や文化がちがっても、人として幸せに暮らしたり、
 人と関わりたいという思いは変わらない。
・自分のこと、自分の国に興味をもってもらえると、うれしい気持ちになる。

だから、ソニアさんやソニアさんのお母さんは、
「ぼく」にあいさつを返されて、嬉しい気持ちになったのです。

逆に、ソニアさんも「おはよう」と日本語でのあいさつに挑戦した。
互いに認め合う気持ちがあるから、国際交流が成り立っているのです。

そして、その根底にあるものは、「人としての願いは同じ」ということです。

これを押さえておけば、授業の軸がずれることはないでしょう!

 

また、言語の壁を越えたと感じるのは、自分が発した外国語が通じて、意思疎通をできたと実感した時です。
まさに「ぼく」の「ボンジイア」と言った時の感覚ですね。

通じるとうれしいし、もっと話したくなります。
また、さらにその国や言語について興味が高まるのです。

この点についても、軽く触れられるといいですね!

house and trees

3 導入

T:教師 C:子ども

T:世界にはいろんな言葉のあいさつがありますね。
どんなあいさつを知っていますか?
C:ハロー
C:ニーハオ …etc

T:たくさん知っていますね。
C:今日は、日本以外の国について考えます。

4 発問

・「ぼく」は、なぜ「ボンジイア」とあいさつをしたのだろうか。
・日本語で「おはおう」と言うのと、ブラジルの言葉で「ボンジイア」と言うのでは、
 ソニアさんはどちらがうれしいだろうか。それはなぜだろうか。
・「ぼく」は、ソニアさんがあいさつをしてくれなくても、「ボンジイア」と言っただろうか。

・「ボンジイア」と言って、ソニアさんとお母さんが喜ばなかったら、ぼくの気持ちは変わるだろうか。
・「ぼく」は覚える言葉は「ボンジイア」だけでよかったのだろうか。少ないのではないか。
・日本で暮らす日本人なのだから、他の国の文化は知る必要はないのではないか。

・「ぼく」はいい子だろうか。それはなぜだろう。
・この話で喜んでいるのはだれだろう。
・ソニアさんは、いい子だろうか。

reflection on trees on clear body of water during sunset

5 まとめ

繰り返しますが、以下のまとめを子どもの言葉で表現できればOKです。

・国や文化がちがっても、人として幸せに暮らしたり、
 人と関わりたいという思いは変わらない。
・自分のこと、自分の国に興味をもってもらえると、うれしい気持ちになる。

まとめとしては長いので、割愛しながら適切なまとめを作ってください!

はい、ということで今日は
『1年「学校へいくとき」【国際理解、国際親善】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!

また明日もお楽しみに。

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例 : はしの上のおおかみ

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