2年

2年「るっぺ どうしたの」【節度、節制】の指導案はこうする!

道徳の節度、節制

こんにちは。
今日は『2年「るっぺ どうしたの」【節度、節制】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

「節度、節制」は何度も記事であつかっていますね!
いつも読んでいる道徳マスターの方は、
もうすでに、得意と呼べる範囲に入っている
内容項目の1つでしょう!

「道徳が得意です!」は
言ったもの勝ちです。
全てを知って、本当にマスターした状態は訪れません。
わたしも、道徳の全てを知っているわけではありません。
決して謙遜しているわけではなく、
わからないこと、知らないことはまだまだありますし、
授業展開を悩むことも多いです。

目の前の教材や子どもの発言について、じっくり考える。
それを積み重ねていくことが、
道徳マスターへの道です!

では、本題にもどりましょう。
解説です!

順番に解説します。

もくじ
  1. 1 教材について
  2. 2 内容項目と教材
  3. 3 導入
  4. 4 発問
  5. 5 まとめ

1 教材について

2年生「るっぺ どうしたの」(日本文教出版)

A 主として自分自身に関すること
「節度、節制」
1・2年の目標・・・・健康や安全に気を付け、物や金銭を大切にし、身の回りを整え、わがままをしないで、規則正しい生活をすること。

「るっぺ どうしたの」あらすじ

るっぺは、目覚ましが鳴っても、お母さんに起こされても、
なかなか起きません。
やっと起きて、友達に「早く!」と言われても、
くつのかかとは踏んでいるし、「だってえ。」と口をとがらせています。
くつをなおそうと下を向くと、ランドセルの中身が飛び出しました。
その後、砂場でるっぺが怒っています。
砂を投げて、ぽんこさんが目を押えてしゃがんでしまいました。

2 内容項目と教材

・この内容項目は、低、中、高どの学年で扱ってもタイムリーで、
どの発達段階でも有効なものです。

・また、この教科書では、
次の「いいところ みいつけた」と合わせて
『人とのかかわり』という小単元を構成しています。

・次の教材も見越すと、
本時ではどこまでを
押えればよいのかが見えてきます。

・「るっぺ どうしたの」では、『節度、節制』で
協調性について考えます。
次に、「いいところ みいつけた」では、『個性の伸長』で
協調性の上にある自分のよさについて考えます。

・ということは、「るっぺ どうしたの」では、
みんなと楽しく生活するために大切な心
について考えることが必要です。
先を見越すと、今やるべきことが見えてきますね!

・『節度、節制』についてお話しします。
この2つは、似て非なる言葉です。
簡単に言うと、節度はルール、節制はルールを守ろうとする心です。
「節度ある行動」という表現は、
「世間一般の常識から外れない行動」ということです。

・教材ごとに、節度(ルール)について考えるのか、
節制(ルールを守ろうとする心)について考えるのか、
重きはどちらにあるのかを見極める必要があります。

・といっても、大半は節制にスポットが当たった教材です。
今回の「るっぺ どうしたの」も、
早起きや、身だしなみをきちんとする、といった
ルールをるっぺが守れていないので、
ルールを守る心に焦点が向くように描かれています。
つまり、るっぺの節制の心にスポットを当てればよいのです。

・節度、節制の授業では、「ちゃんとする」という言葉を授業の軸として扱うことをおすすめします。
導入で「ちゃんとするってどういうこと?」と聞き、
展開で「ちゃんとするとどんないいことがあるの?」と聞き、
まとめで「ちゃんとするために大切な心は?」と聞きます。

・節度や節制は、小学生にとっては難しいので、
日頃から家族など周りの人に言われているであろう、
「ちゃんとしなさい」「きちんとしなさい」という言葉を、利用するのです。
子どもの身近な言葉で授業を構成すると、
子どもの興味が高まったり、理解が深まるのは、明らかですよね!

・「どうしてちゃんとしないといけないの?」と聞くと、
子どもは「叱られるから」「人に迷惑がかかるから」と他人からの罰や迷惑があるから、
と理由を言ってくることがあります。
確かにそれもありますが、叱られるからきちんとしないといけない、は
もう一段階深く考えたいところです。
叱られなければ、何をしてもいいのでしょうか。
叱られたら、何をしてもいけないのでしょうか。

・ちゃんとしないと、叱られる。
この外発的な動機から、
一歩深く踏み込めると、
いい道徳の授業になりそうですね!

3 導入

・「『ちゃんとする』という言葉がありますが、どういうことですか?」
と聞きます。
宿題をやる
話を聞く
忘れ物をしない
などが出てくるでしょう。
ここでは、節度(ルール)を確認します。

・その後、「ちゃんとすると、どんないいことがあるのですか?」
と、節制のよさを考えます。
きっと「怒られない」などの外発的なものが大半でしょう。
「安心する」「みんないい気持ち」などの
内発的なものが出てきたら、授業を終わってもいいぐらいです!

4 発問

・るっぺは悪い子だろうか。
・るっぺのいいところはどこだろう。
・るっぺはお母さんに起こされなくても、自分で起きるつもりじゃなかったのかな。
・るっぺはぴょんたくんに、なにを言いたかったのだろう。
・寝坊したこと、くつのかかとを踏んだことと、砂場の砂を投げること。
全部にある同じ心はなんだろう。
・るっぺは、ちゃんとしたい気持ちがあるんじゃないか。
・学校の準備をちゃんとしているから、るっぺのランドセルから中身が出た。
だから、るっぺはちゃんとしているのではないか。
・この話で、だれと友達になりたいかな。
・るっぺの話をだれもゆっくり聞いていないから、るっぺは怒ったんじゃないか。

5 まとめ

・上述しましたが、
みんなと楽しく生活するために大切な心
ここではこれを子どもの言葉を拾って
表現したいですね。

・ちゃんとすると、みんなあんしんでいい気持ち
・みんながちゃんとするから、楽しい

などでしょうか。
そして、このまとめが、
次の「いいところ みいつけた」の
導入になります。

・すると、積み上がった授業になることは間違いないですね!

はい、ということで今日は
『2年「るっぺ どうしたの」【節度、節制】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!