国際理解の授業が「外国のことを知る」だけで終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、世界の子どもたちの「大切なもの」をくらべる切り口で、国がちがっても同じ心に気づく授業の流れを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『わたしの大切なもの』(小学4年・道徳/国際理解、国際親善)
- あらすじ:モンゴルやフィリピン、アルゼンチンなど、世界の子どもたちが写真や絵とともに自分の「大切なもの」を語ります。家族、あいさつ、海にのぼる朝日など、表現はばらばらです。けれど、モノをあげた子は一人もいません。
- ねらい:大切なもの=ゲームやおもちゃ → 国がちがっても大切にしたい心は同じ。モノではなく心。世界の子と同じ大切なものが、自分の中にもある
- おすすめの発問:世界の子の大切なものをくらべると、何が見える?
- 板書:左「いまの考え」・中央「大切なものを並べる」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
わたしの大切なもののあらすじ(どんなお話?)

モンゴルやフィリピン、アルゼンチンなど、世界の子どもたちが写真や絵とともに自分の「大切なもの」を語ります。家族、あいさつ、海にのぼる朝日など、表現はばらばらです。けれど、モノをあげた子は一人もいません。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、大切なものといえば持ち物を思いうかべます。授業の後は、国がちがっても人として大切にしたい心は同じだと気づき、自分の大切なものを見つめ直すことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

一人ずつ聞くと、国のしょうかいが並ぶだけになりがちです。全員の大切なものをくらべると、モノが一つもないことに気づき、国をこえて同じ心があることが見えてきます。
4コマで見る「大切なもの」

大切なものと聞かれると、まず持ち物が思いうかびます。友だちの答えをくらべると、モノの奥にある心に目が向きます。世界の子どもたちとくらべる見方を、教室に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に世界の子どもたちの大切なものを並べてくらべる場所、右に国をこえて同じ心をとらえ直すことばを置きます。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 4年『わたしの大切なもの』【国際理解、国際親善】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 世界の子の大切なものに、モノは一つもない
- 国がちがっても、大切にしたい心は同じ
- くらべる問いで、自分の大切なものを見直す
『わたしの大切なもの』のよくある質問
Q. 『わたしの大切なもの』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学4年の道徳の教材で、内容項目は「国際理解、国際親善」です。
Q. 『わたしの大切なもの』のあらすじは?
A. モンゴルやフィリピン、アルゼンチンなど、世界の子どもたちが写真や絵とともに自分の「大切なもの」を語ります。家族、あいさつ、海にのぼる朝日など、表現はばらばらです。けれど、モノをあげた子は一人もいません。
Q. 『わたしの大切なもの』の授業のねらいは?
A. 大切なもの=ゲームやおもちゃという考えから、国がちがっても大切にしたい心は同じという考えへ深めることです。授業の前は、大切なものといえば持ち物を思いうかべます。授業の後は、国がちがっても人として大切にしたい心は同じだと気づき、自分の大切なものを見つめ直すことがゴールです。
Q. 『わたしの大切なもの』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「世界の子の大切なものをくらべると、何が見える?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。一人ずつ聞くと、国のしょうかいが並ぶだけになりがちです。全員の大切なものをくらべると、モノが一つもないことに気づき、国をこえて同じ心があることが見えてきます。
Q. 『わたしの大切なもの』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に世界の子どもたちの大切なものを並べてくらべる場所、右に国をこえて同じ心をとらえ直すことばを置きます。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












