こんにちは。
今日は『1年「オリンピック・パラリンピック」【国際理解】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。
国際理解!
今年はこの項目がとても盛り上がると思っていました。
・・・・が、東京オリンピックは延期が決定。
今年はオリンピックの開催はありませんが、
オリンピックについて考える機会が増えるのは
同じことです。
今回解説する教材も
東京オリンピックが題材です。
国際理解のために大切な心はなんでしょうか。
1年生には難しい題材なのでしょうか?
今日は国際理解について考えていきましょう!
では、解説です!
順番に解説します。
1 教材について
C 主として集団や社会との関わりに関すること
「国際理解、国際親善」
1・2年の目標・・・・他国の人々や文化に親しむこと
1年生「オリンピック・パラリンピック」(日本文教出版)
「オリンピック・パラリンピック」あらすじ
オリンピックは4年に1度開かれる。
開会式では
いろいろな服、いろいろな旗、
いろいろな国の人が堂々と行進している。
オリンピック・パラリンピックが日本でも開かれる。
世界中の人が日本に集まる。
とても楽しみだな。
2 内容項目と教材
・「わたし」視点でオリンピック・パラリンピックについて
書かれています。
・具体的な例は写真以外ほとんど情報がありません。
1年生ですから、専門的なことを書いても
理解が追いつかないでしょうから、
無理もないでしょう。
・目標を見てみると、
「他国の人々や文化に親しむこと」
とあります。
・「親しむ」とはどういう意味でしょうか。
辞書で調べてみると、
1 親密に接する。親しくする。 2 いつも接してなじむ。
とあります。
・親密に接するためには、
相手のことに興味をもつことが大前提です。
・仲の良い友達との関係は
「親密」と呼べますね。
・では、その友達との関係づくりは
どんな気持ちからスタートしたのでしょうか。
・きっと相手に興味をもったからでしょう。
ということは、目標にある
「他国の人々や文化に親しむ」前に、
「他国の人々や文化に興味をもつ」ことが
前提に隠れているのです。
・そして、オリンピック・パラリンピックは
他国に興味をもつ、これ以上ない機会です。
・世界のほとんどの国から、
スポーツの祭典に参加するために
日本にやってくるのです。
・異文化を感じるチャンスは山ほどあります。
・メイン会場は東京です。
しかし東京にいなくても日本中が
オリンピック・パラリンピックムードに染まります。
・テレビ中継を始め、チラシ・広告、
身近な人との会話など。
・日本人選手の活躍を中心に、
海外選手の話題も切っては切り離せないものです。
・オリンピック・パラリンピックは
多くのスポーツを通して、
海外に興味をもてる良い機会なのです。
・教材で「わたし」は、「楽しみだな。」と言っています。
なにが楽しみなのでしょうか?
・ここの部分を考える活動は、いいですね!
「わたし」の視点を通して、自分を語ることにつながるからです。
・「わたし」の楽しみはなにか、考えてみます。
☆日本人選手が活躍するのが楽しみ。
☆好きなスポーツが見れるのが楽しみ。
☆海外の選手が活躍するのが楽しみ。
☆日本に世界中の人が来るのが楽しみ。
☆素晴らしいパフォーマンスで感動するのが楽しみ。
☆開会式の演出が楽しみ。
☆みんなが笑顔で日本にいるのを見るのが楽しみ。
☆いろんな国を知れることが楽しみ。
☆実際に見に行くことが楽しみ。
☆知っている人が出場するのが楽しみ。
・「楽しみ」の観点は無限大です。
子どもはきっと、多くの視点から語るでしょう。
・「楽しみ」ばかり聞いてもいいの?
と思うでしょうが、いいんです。
・オリンピック・パラリンピックについての
「楽しみ」を語る姿がまさしく、
「他国の人々や文化に親しんでいる」姿だからです。
・あまり難しい内容については深入りせず、
オリンピックについて知っていることを出し合ったり、
楽しみなことを語ったりする雰囲気を作りましょう!
・2021年に延期になったことも、
子どもから出てきたら触れてもよい話題ですね。
3 導入
・「オリンピック・パラリンピックについて
知っていることはありますか?」と聞きます。
・この時点では、どんな観点で意見が出ても大丈夫です。
☆延期になった。
☆見に行く予定だった。
☆来年のチケットを取りたい。
☆○○の競技が楽しみ。
などなど、受け止めます。
4 発問
・「わたし」はオリンピック・パラリンピックの
どんなことが楽しみなのだろう。
・世界の人が集まると、なぜすごいのだろう。
・オリンピック・パラリンピックに出る人は、
どんなことを思っているんだろう。
・応援する人は、どんなことを思っているんだろう。
5 まとめ
・「他の国に興味をもつ」そして
「他の国を知る」ことが大切。
・このことが子どもの言葉で表現できるといいですね!
はい、ということで今日は
『1年「オリンピック・パラリンピック」【国際理解】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!