3年

3年「学校のぶどう」【よりよい学校生活】の指導案はこうする!

よりよい学校生活、集団生活の充実

こんにちは。
今日は『3年「学校のぶどう」【よりよい学校生活】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

今回の内容項目のキーワードは
ズバリ「想像力」です。

これだけを押えれば、
この内容項目は恐くありません。

難しいことほど、シンプルに考えられる人は、
思考がスッキリしている証拠です。

この記事を読んだら、
きっと頭がスッキリすることでしょう!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

C 主として集団や社会との関わりに関すること
「よりよい学校生活、集団生活の充実」
3・4年の目標・・・・先生や学校の人々を敬愛し、みんなで協力し合って楽しい学級や学校をつくること。

3年生「学校のぶどう」(光村図書)

あらすじ
和広と正太が校庭で遊んでいると、いつも学校のいろいろな仕事をしてくれる安田さんと、5・6年生の人がぶどうだなの前にわらを運んでいるのに気付いた。
何をしているのか聞くと、
・ぶどうは寒さに弱いから、わらを巻いていること。
・安田さんと5・6年生の栽培委員の人が冬の間も世話をしていること。
・安田さんは2月にいらない枝を切ってもくれていること。
・冬の間もしっかり世話をすると、次の秋に実をつけてくれること。
を教えてくれた。
「ぶどうの実る学校なんていいでしょう。」

和広と正太はわくわくする気持ちになっていました。
「ぼくたちも、わらを運ぶお手伝いをしてもいいですか。」

2 内容項目と教材

この教材のように、学校にぶどうの木があるところは少ないでしょう。
しかし、抽象化して考えて見ると、学びのポイントが生まれます。

和広や正太、5・6年生、安田さんまで加えた学校にとって、この「ぶどうの木」とはどんな存在なのでしょう。
冬の間もお世話をしなければならないほど、手間のかかるぶどうの木です。
なんなら、ぶどうの木なんてなくなった方が、余計な手間がかからないし、休み時間は遊べるかもしれません。
それでも、5・6年生はいきいきと仕事をしています。

それは、「ぶどうの木」がこの学校にとって、「シンボル」だからです。
このぶどうの木は、学校の自慢だし、他の学校にはない特別なもの。
今までの先輩や地域の人が大切に世話をして守ってきたという思いも加わり、さらに特別なものとなっていっています。

このぶどうの木は、
・今までの学校の歴史
・卒業していった先輩たちの思い出
・在校生の毎年の楽しみ
などなど、学校に関わる人すべての思いがこもっているのです。

それをみんな知っているから、休み時間も一生懸命お世話をするし、その姿に感化されて3年生の和広と正太は思わず「お手伝いします」と言い出したのです。
おそらく地域のボランティアであろう安田さんも、そんな子どもたちの思いをわかっているから、冬の間も手入れをして仕事をしているのです。

 

では、ぶどうの木がない学校はシンボルはないのでしょうか?
決してそんなことはありません。
銅像、大きな木、運動場の遊具、壁画など、「この学校と言えば◯◯」というものはないでしょうか。
ひょっとすると、あいさつ、勉強に一生懸命取り組む雰囲気、人に優しいなど、無形のものがシンボルかもしれません。
また、学校の校舎も立派なシンボルです。

シンボルはわざわざ見つけるものではなく、「みんなが自然に大切にしているもの」です。
「シンボルを探そう!」と言って校内を探し回るのはちょっと違います。

「◯◯小でみんなが大切にしているもの(こと)ってなんだろう?」と聞いてみます。
ひょっとすると子どもたちはよっぽとシンボルのようなものがなければ、ピンとこないかもしれません。

意外と、この「自分たちのシンボル」は、自分たちでは気付いていないものです。
そういうときは、校内の先生に聞いたり、他の学校の人に聞いてみると客観的にシンボルを見つけることができるかもしれません。

 

シンボルがわかったら、そのシンボルにはどんな思いがこめられているかを考えます。
・先輩たちはシンボルにどのような思いをこめたのか。
・だれがこのシンボルを大切に思っているのか。
・これから自分たちはこのシンボルをどのように考えていくか。
・シンボルが100年残るには、どういう気持が必要か。
とこれらのことを考えてみましょう。

3年生の学習にしては、かなり抽象的な発問ですが、もう3年生も終盤です。
4年生への足がかりとして、ちょっとレベルを上げた授業に、
この時期はチャレンジしていきましょう。

大丈夫です。
子どもたちは1年間の授業で、思考力がグンと伸びています。
子どもたちを信じて、発問を勇気を出してぶつけてみましょう。

3 導入

T:教師 C:子ども

T:みなさんの「◯◯小学校」といえば、どんなことが自慢できますか?
C:あいさつができる。
C:大きな木がある。

T:なるほど。では、それはいつできたのでしょうか?
C:うーん。

T:だれがどんな気持ちで守ってきたのでしょうか?
C:うーん・・・

T:今日は、「学校のシンボル(象徴)」について考えていきましょう。

4 発問

・今まで、和広と正太は学校のぶどうをどのように思っていたのだろうか。
・栽培委員の5、6年生の人は、仕事だからイヤイヤでぶどうのお世話をしているのだろうか。
・安田さんは、なぜぶどうの木のお世話を熱心にするのだろうか。

・ぶどうは、この学校にとってどんな存在だろう。
・5・6年生の人は、自分の仕事の意味を説明できるのはなぜだろう。
・6年生はぶどうの実る次の秋は卒業して、もう学校にはいないから、真剣にぶどうの世話をしていないのではないか。

・この話でいきいきしているのは誰だろう。
・和広と正太は、なぜ手伝おうと思ったのだろうか。

5 まとめ

・(学校のシンボル)は、たくさんの人の思いが込められている。
・(学校のシンボル)は、子ども・先生・みんなにとって大切。

このようなまとめができるといいですね!

はい、ということで今日は
『3年「学校のぶどう」【よりよい学校生活】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!

また明日もお楽しみに。

 

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例 : はしの上のおおかみ

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