雑感

教師の余暇は「自分のため」に使おう!

こんにちは。
今日は『教師の余暇は「自分のため」に使おう!』
このテーマでお話します。

働き方改革が進み、2020年4月から急に、
「早く帰りなさい」とうるさく言われるようになりました。

残業時間(在校等時間)の上限が決められたからです。

そもそも先生たちは忙しいので、早く帰ることは難しいですよね。
先生の業務改革・業務効率化の仕事術は、
他の記事を参考にしてくださいね!

新しい実践 口癖の言葉

今日は業務効率化のノウハウの話は置いておきます。

働き方改革が進んで「自由な時間」が増えた人、いますよね?
「家にいる時間が長くなった」と感じる人、きっと多いことでしょう。
(まぁ、働き方改革関係なく、コロナの影響が大きいですが…)

その余暇時間(自由な時間)で、なにをしてますかって話ですよ。
ダラダラ過ごすのもいいし、友達と遊ぶこともいいでしょう。
でも、今日はこの記事で、
「時間の使い方」に意識をちょっとだけ向けてほしいな〜って思います。

教師の余暇時間の使い方は2種類

教師の余暇時間は、2つに分けられます。

①子どものために使う
②自分の未来のために使う

はい、よくわかりませんよね。

①子どものために使う

先生ってマジメ!

先生って人種は、「勉強しないといけない!」と思っている人が多いんです。
暇さえあれば、教育書を読んだり、研修に自主的に行ったりしてます。

せっかくの土日、ゆっくりすればいいのにって思いますが、
思えばわたしも研修漬けの日々を過ごしてました。

日曜日、午前と午後に別々の研修を申し込んで
「あー、午前も午後も研修だ! 忙しいなあ!」と思って自己満足してました。

もちろん、有意義な研修がたくさんありましたが、
もうちょっと別なことに時間を使ってもよかったなあと思います。

そもそも、休みの日に自主研修や教育書を読むってことは、
結局は教師としての自分の腕を上げるための行動なんですよ。
つまり、土日も自主的に仕事しているってことになります。

それじゃあ、疲れはとれないよなあ。

リフレッシュも結局同じ

いやいや、わたしはリフレッシュするために
マッサージに行ったり、カラオケに行ってストレス発散してますよ!

なるほど。
でも結局はそれも、仕事につながる道を歩んでるんですよ。

・疲れた体をマッサージで癒やす。
・癒えた体は、また仕事のために使う。
・また疲れる。
繰り返し。。。。

カラオケも同じこと。
溜まったストレスを発散するってことは、
そもそも「ストレスが仕事で溜まってる」ってことですよね。

否定してるわけじゃない

カン違いしないでほしいんです。
自主的に勉強をしたり、マッサージでリフレッシュすることは、悪いことだと言いたいんじゃないんです。

本当に、その人生で満足ですか?

って言いたいんですよ

平日に疲れがたまるってことは、限界ギリギリまで頑張ってるんすよ。
子どものために心身を酷使して、まるで命を削るように働く。

土日は倒れるように眠ったり、
必死で遊んだり、
疲れた体にムチ打って研修したりして…

ゴールはきっと、「いい先生になること」でしょう。
それで幸せならいいんですが、「平日疲れる→土日疲れとる」のループに入ってて、なんとなく疑問を感じている人、いるんじゃないですか?

 

②自分の未来のために使う

いつもの毎日に疑問をもっている人は、質問を自分にしてみてください。
『その行動は、10年後の自分の人生を豊かにする行動か』

人の特性

人は、目先のことを考えることは得意です。
・「授業の準備をしないと!」
・「丸付けをしないと!」
・「問題を解決するために家庭訪問しないと!」
などなど。

そして人は、1年先を考えることが苦手です。
・「授業の準備は来年も使えるように丈夫に教材を作ろう」
・「来年、丸付けがもっと効率的にできるように、◯◯の方法を試してみよう。」
・「今、担任の自分が親になにかを言うよりは、親と子どもの時間を作るほうが長い目で見るといいだろう。」

みたいな。

未来のことを考えて、そっちの選択肢をとることって、
人間は苦手なんですよね~。

今の例は、人っていうか、先生の例ですけど、思い当たる節がある人、いますよね?

先のことを考えると、「動かない」っていう選択肢も出てきます。
でも、「動かない」ってことは「なにもしない」ってこと。
これって結構勇気いるんですよ。
「なにかしなきゃ!」と思っちゃって、結局目先のことを解決しようと動いちゃう。

ちがうちがう!
そうじゃなくて、未来を見ましょうよ。
1年先が無理なら、10日後でもいいから。

目先のことを解決しても、また新しい問題が降り掛かってくるだけですよ。

これは、土日のリフレッシュも同じ。
ストレスを発散しても、またストレスが溜まるだけですよ。
だったら、ストレスがたまらないようなシステムづくりや、仕事術を考えてみるのもいいかもしれません。

もし、先生を続けられなくなったら?

「あれ~? じゃあ研修はいいってこと?」

確かに、1年先を考えると、土日を研修に充てるのはいい選択肢ですよね。
じゃあ、さらに質問します。

「もし、先生を続けられなくなったら、あなたは次の仕事はなにをしますか?」

研修を受けても、結局は先生としての腕が上がるだけ。

「教師は潰しがきかない」なんてよく言われますが、たしかに一理あります。
授業スキルが高まったり、教科の専門性が深まっても、学校以外ではほとんど使えるスキルではありません。

ならば、もう一度聞きます。

『その行動は、10年後の自分の人生を豊かにする行動か』

先生として一生働き続ける!という人もいるでしょう。
決してその価値観を否定しているわけではありません。

あなたは、教師である前に一人の人間です。
一人の人間としてこの世に生を受けたのです。
「幸せな人生だった」と言って、死んでいきたいですよね。

あなたの幸せはなんですか?
自分の幸せの価値観をはっきりさせておくと、
『その行動は、10年後の自分の人生を豊かにする行動か』
この質問はすんなり答えられるかもしれませんね。

先生のリストラと副業解禁は、きっと近いうちにある。

わたしは、大幅な教育改革が今後、必ず行われると思っています。

その中でも特に予想しているのが
・公務員のリストラ
・公務員の副業解禁
です。

公務員は地方公務員法で守られているので、リストラはありません。
しかし、国レベルで日本を考えてみると、人口減少が顕著です。

人口が減るなら、税収が減る。
子どもが減るし、税収も減るから、
学校の先生、いらんわ。
ごめん、リストラ!

という流れです。

ごくごく自然ですよね。
今年度から始まった小学校35人学級の段階的措置も長い目で見ると効果はないでしょう。
先生が減る未来は、避けられないと、わたしは考えます。

さらに、副業も解禁になるでしょう。
人口が減るということは、働き手が不足するということです。

AIが人に置き換わって、なくなる仕事がたくさんあると以前話題になりました。
しかし、そう簡単にAIには置き換わらないでしょう。
AIは計算や記録、記憶といった情報処理は得意ですが、
感情やアドリブ、人の気持ちや雰囲気を読み取ることは苦手です。
人にしかできない仕事はまだまだたくさんあるのです。

でも、人口減少の波は確実に押し寄せています。

人が減るということは、働き手が不足します。
働き手を増やすために、企業は副業を解禁するところが増えてきました。

経団連の会長やトヨタの社長が「終身雇用の時代は終わった」と言ったことで、
企業に定年まで頼っていてはいけない、という雰囲気が高まったことも、時代背景としてあります。

その副業の波は、公務員まで押し寄せてきます。
公務員も副業をして働き手を増やさなければ、既存の仕事をする人がいなくなり、社会は回らなくなってしまうのです。

1人が本業と副業で1.5人分の仕事をすれば、10人で15人分の仕事ができることになります。
生産性が上がることは間違いないので、世の中に「生産性重視」の考えがさらに広がれば、公務員の副業解禁の未来は、そう遠くない未来でしょう。

 

まとめ

仕事だけが人生じゃない!ってことです。

教師を退職して起業する人も増えてきました。
新しい人生を歩む人を、私は応援します。

 

「なんか今の仕事、モヤモヤするな~」
「今日の記事、なんか刺さったなー」
って人!

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「起業なんてするつもりないんですけど!」というあなた。
確かにそうでしょう。
起業なんてよくわからないし、怖いし、考えたこともない。

でも、今の先生という仕事にモヤモヤしている人にとって、
選択肢を増やす機会になります。

起業という道を知れば、今歩いている先生という道をさらに力強く進めるかも知れません。
教師として自分がもっているスキルを明確にできるかもしれません。

自分の進むべき道が明確になります。
起業について考えると、1年後の自分が大きく変わっているかも知れません。

いっしょに、教育について、教師の人生について考えよう!
参加、待ってます!

 

人生は一度きり!
やりたいことをやろうぜぃ!

では、またっ!!