命の授業が「かわいそう」「命は大切」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、クリニクラウンだけでなく、こらえてえがおで励ましたお母さんにも注目して、授業のゴールと発問のコツを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『えがおのクリニクラウン』(小学4年・道徳/生命の尊さ)
- あらすじ:4年生のひろ子さんは白血病で入院し、つらい毎日を送っています。ある日、道化師のクリニクラウンがやって来て、皿回しを手伝って大笑い。つらいときはそのえがおを思い出し、「きっとできる」と信じてがんばります。
- ねらい:命は大切=一つしかないから → つらくても生きようとする力。つらさの中でも希望をもって生きる心を、周りのえがおが支えている
- おすすめの発問:お母さんのえがおはひろ子さんに何をくれた?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
えがおのクリニクラウンのあらすじ(どんなお話?)

4年生のひろ子さんは白血病で入院し、つらい毎日を送っています。ある日、道化師のクリニクラウンがやって来て、皿回しを手伝って大笑い。つらいときはそのえがおを思い出し、「きっとできる」と信じてがんばります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「命は一つしかないから大切」で止まりがちです。授業の後は、つらさの中でも生きようとする力と、それを支える周りのえがおに目を向け、自分の命も大切にしようと思えることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと「かわいそう」「よかったね」で終わりがちです。ぐっとこらえてえがおで励ましたお母さんに目を向けると、周りのえがおが生きる力を支えていることが見えてきます。
4コマで見る「えがおの力」

つらいとき、だれかのえがおに元気をもらうことがあります。支える人のえがおが、がんばる力になる場面を、教室に置きかえました。見学の友だちへの声かけにもつながります。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に生命の尊さをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と問い返しは、noteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 4年『えがおのクリニクラウン』【生命の尊さ】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- お母さんのえがおにも目を向けて読む
- 周りのえがおが、生きようとする力を支える
- 「かわいそう」で終わらせない発問にする
『えがおのクリニクラウン』のよくある質問
Q. 『えがおのクリニクラウン』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学4年の道徳の教材で、内容項目は「生命の尊さ」です。
Q. 『えがおのクリニクラウン』のあらすじは?
A. 4年生のひろ子さんは白血病で入院し、つらい毎日を送っています。ある日、道化師のクリニクラウンがやって来て、皿回しを手伝って大笑い。つらいときはそのえがおを思い出し、「きっとできる」と信じてがんばります。
Q. 『えがおのクリニクラウン』の授業のねらいは?
A. 命は大切=一つしかないからという考えから、つらくても生きようとする力という考えへ深めることです。授業の前は「命は一つしかないから大切」で止まりがちです。授業の後は、つらさの中でも生きようとする力と、それを支える周りのえがおに目を向け、自分の命も大切にしようと思えることがゴールです。
Q. 『えがおのクリニクラウン』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「お母さんのえがおはひろ子さんに何をくれた?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと「かわいそう」「よかったね」で終わりがちです。ぐっとこらえてえがおで励ましたお母さんに目を向けると、周りのえがおが生きる力を支えていることが見えてきます。
Q. 『えがおのクリニクラウン』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に生命の尊さをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と問い返しは、noteで紹介しています。












