2年

2年「やくそく」【生命の尊さ】の指導案はこうする!

生命の尊さ

こんにちは。
今日は『2年「やくそく」【生命の尊さ】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

Dの視点は苦手!とよく聞きます。
今回の「生命の尊さ」に始まり、
「自然愛護」
「感動、畏敬の念」など
一見すると難しそうな言葉が並びます。

抽象的な概念ではあるけれど、
大事なことはわかる。
でもどうやって授業をしたらよいかわからない。

こんなことを思っている人が
多いのではないでしょうか。

今日の記事を読んで、頭をスッキリさせてください!

では、解説です!

 

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

D 主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること
「生命の尊さ」
1・2年の目標・・・・生きることのすばらしさを知り、生命を大切にすること。

2年生「やくそく」(日本文教出版)

 

あらすじ

わたしは、友達の家で遊んだ帰り道、信号が青になる少し前に前だけ見て走り出した。
するとカーブしてきた車に当たって、倒れてしまった。

運転手さんが慌てておりてきた。

病院でお母さんが涙をポロポロ流していた。
弟も泣いていた。
お父さんは「これぐらいのけがでよかった。」と手を握って言った。

担任の先生も来てくれた。

これからは絶対に事故にあわないようにしようと思った。
自分との約束だ。

2 内容項目と教材

「生命の尊さ」はDの視点です。
Dの視点は、生命、感動、自然愛護など抽象的なものが多いです。
ですから、他の視点に比べて、言葉にしにくいことが多いです。

まとめの段階では無理に言葉にしようとせず、子どもの考えた内容や余韻を大切にしてください。

「命は大事」という、すでに知っていることを、「だから大事なのか!」と理解を深めるイメージです。

 

この教材は、交通事故にあったらどんなことが起こるのか、そしてどんな人がどんな心配をするのかを具体的に考えることで、命について考えを深めることができます。

 

「わたし」は、急に飛び出して車に当たって危険な目にあった。
もし当たりどころが悪くて命がなくなっていたとしたら、両親、弟、先生などこれだけ多くの人が悲しむと目の当たりにしたのです。

運よく命が助かったものの、交通事故であることには変わりないので、ひょっとすると本当に亡くなっていたかもしれない。

たまたま軽傷で済んだのでよかったですが、家族や先生は気が気じゃありません。

病院で直接会って確認をするまでは安心できないですから、病院に向かう道中は「命が亡くなってしまったのか・・・」「どうか無事でいてくれ」という心配を抱えていたに違いありません。

そして、病院について軽傷であることを知り、命に別状はないことを知り、心配が外れたことに安心して、「わたし」が生きていることに感謝した涙なのです。

 

また、「わたし」はそんな家族や担任の先生の姿を見て、自分の命は自分だけのものではないと知ったのです。
多くの人が心配をしてくれている。
その発端は、自分の不注意。
ちょっとしたことで命がなくなるかもしれないこと。
命がなくなるとこれだけたくさんの人が悲しむこと。

これらのことに気付いたので、自分と約束をしたのです。

「わたし」は、自分の命はたくさんの人とつながっていて、支えられているのだと実感したのです。

こういった、「命」について具体的に考えることは、2年生の段階では難しいので、授業では取り扱わなくていいです。
しかし、授業者は命についてよく理解しておく必要があります。

なぜか。
2年生と言えど、命については深く理解しているからです。

語彙力が少ないので、表に見える姿は、命について稚拙に語る姿に見えるでしょうが、それはもしかするとうまく言葉にできないだけなのかもしれません。

大人でも「命の大切さについて語ってください」と言われると難しいですよね。
語彙力の少ない子どもは、なおさら難しいです。

でも、言語化はできなくても、抽象的には理解してる可能性は大いにあります。

子どもだから、2年生だから、と見くびることはせず、「子どもから学ぶ」姿勢で授業をすると、授業者も一学習者の視点で授業をできるので、道徳が面白くなりますよ。

 

実際の授業では、発問例を参考に教材から命について考えを、いろいろな視点から考える活動を設定しましょう。

 

3 導入

T:教師 C:子ども

T:命って大切ですよね。
C:うん。

T:どうして大切なんですか?
C:1つしかないから。
C:なくなったら戻らないから。

T:なるほど。今日は命はなぜ大切なのかについて考えましょう。

4 発問

・わたしは、だれと約束をしたのだろう。
・わたしは、これまでこのような目にあったことはないのだろうか。
・この話でよろこんでいるのはだれだろう。

・お母さんはなぜ泣いているのだろうか。
・お母さんと弟の涙の理由は、同じだろうか、ちがうだろうか。
・「わたし」が事故の前の「わたし」にアドバイスするとしたら、なんと言うだろう。

・家族はそれぞれ、病院に向かうまでにどんなことを考えていたのだろう。
・「わたし」はなぜ信号が青になる前に飛び出したのだろう。

5 まとめ

命は、たくさんの人に支えられている。
命は、家族や多くの人に応援されている。

このように、命は自分だけのものではなく、たくさんの人とつながっている、的なまとめになるといいですね!

はい、ということで今日は
『2年「やくそく」【生命の尊さ】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!

また明日もお楽しみに。

 

 

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例 : はしの上のおおかみ

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