3年

3年「れいぎ正しい人」【礼儀】の指導案はこうする!

礼儀

こんにちは。
今日は『3年「れいぎ正しい人」【礼儀】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

今日の話題は礼儀。

礼儀って最近は「古い」と言って敬遠されたり、
大事にされることが少なくなってきました。

しかし、日本人が古くからもつ習慣であり、社会では必須の定義です。
礼儀の原点に立ち返り、深く考えていきましょう!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

B 主として人との関わりに関すること
「礼儀」
3・4年の目標・・・・礼儀の大切さを知り、誰に対しても真心を持って接すること。

3年生「れいぎ正しい人」(日本文教出版)

あらすじ
まさおは、朝礼で校長先生から「礼儀正しい人になれるよう心がけましょう」という話を聞いた。
まさおは、礼儀正しい人は正しい言葉づかいのできる人だと考え、早速職員室に入る時に、
「失礼します。」
「ありがとうございました。」
と言いました。

その日の夕方、お父さんと買い物に行くと、出口で若い男の人がドアを開けて入ってきました。その人は、まさおたちとすれちがうとき、そのドアをそのまま持ってくれたのです。
お父さんは男の人に「礼儀正しいですね。」とつぶやき、にっこりほほえみました。

まさおは、礼儀正しい人は正しい言葉づかいのできる人だと思っていたので、なぜあの人が礼儀正しいのか聞いてみると、『優しい人だからだよ』とお父さんが教えてくれました。

次の日、まさおは重たい本を持っている1年生に「持ってあげようか」と声をかけました。

2 内容項目と教材

結論

この内容項目の結論を言います。

礼儀は、時、場所、相手、自分と相手の気持ち、状況によって異なります。

このことを子どもの言葉を使ってまとめられたら、授業は大成功です。

例をあげます。
まさおは校長先生に言われて、礼儀正しい人は正しい言葉づかいをできる人だと考えました。
そして職員室に行ってそれを実行してほめられました。
しかし、まさおが行ったタイミングで先生たちが会議をしていたら、どうでしょうか。
まさおが大きな声で「失礼します。」と言うことは、先生たちの会議を邪魔してしまうかもしれません。でも、用事なのだからきちんと伝えないといけません。
果たしてこの場合は、どうすればいいのでしょうか?

子どもたちと考えてみたいですね。

男の人がドアを持ってくれた場合も、状況によって礼儀は変わります。
男の人がケガをして、手にギブスをしていたら、男の人がドアを持つことは正しい礼儀でしょうか?
自動ドアだったら、どうすればよかったのでしょうか?
まさおたちが先にドアを通る場合は、どうするでしょうか。
エレベーターだったら? その逆だったら?

全ての場合で、「こうしたらいいんじゃないか」という正しい行動はありますが、それはあくまでも『大半の場合はこうしたらいい』という意味で、万能ではありません。

礼儀は、◯◯のときに■■すればいい、という一辺倒のものではなく、
状況に応じて変わるものなのです。

 

礼儀正しい人って?

では、礼儀は正解がなくて、難しいものなのでしょうか?
一見そう思えますが、お父さんの発言が本質を突いています。

礼儀正しい人は、やさしい人

見ず知らずの人にもやさしくできる人のことを、礼儀正しい人と言う、と教えてくれています。

これは、「相手のことを思いやる」ということです。
例え知らない人でも、ドアを通る時は自分がちょっと待ったり持ったりするだけで、
相手が楽になる、気持ちよくなるのは、
相手のことを想像しているからです。

相手はどんなことをしてもらったら気持ちよくなるか、
自分は相手のためになにができるか、
相手の気分を害さないために何かできることをしよう、
という気持ちが行動に表出すると、それは「やさしい人」に見えます。

つまり、「やさしい人」は、相手のことを思いやる人であると言えます。

あいさつも礼儀

また、まさおの考える礼儀正しい人は、正しい言葉づかいのできる人でした。
「失礼します。」
「ありがとうございました。」などと
きちんとあいさつを言うべき時に言えるのは、
相手のことを思いやっているからです。

何かをしてもらったら「ありがとう」
時間をとってもらったら「失礼します」
相手のことを思いやって発言することが、あいさつなのです。

そう考えると、「やさしい人」も、「礼儀正しい人」も、
相手のことを思いやっているので、どちらも同じ意味であるとまとめられます。

まさおは、お父さんの話で納得をしたので、
次の日にあいさつではなく、思いやりの行動で「礼儀正しさ」を実行したのです。

「親切、思いやり」との共通点を探る

そう考えると、「礼儀」の内容項目、
「親切、思いやり」とよく似ています。

同じBの視点の内容項目ですが、異なるものとして分けられています。

似ているけどちがう。
では、そのちがいはなにか、これも子どもたちと考えてみたいですね。

 

3 導入

T:教師 C:子ども

T:「礼儀」ってなんですか?
C:あいさつ。
C:やさしい言葉。
C:礼儀正しい人のこと。

T:礼儀正しい人ってどんな人のことですか?
Cうーん・・・・

T:今日は、「礼儀正しい人」はどんな心をもっているのか、みんなで考えましょう。

4 発問

・まさおは、ほめられたくて礼儀正しくしているのではないか。それは、本当の礼儀正しさではないのではないか。
・お父さんは礼儀正しいだろうか。それはなぜだろう。
・男の人は、ドアを持たずに、「こんにちは。」とあいさつしたら礼儀正しい人だろうか。

・礼儀正しくすると、喜ぶのはだれだろう。
・礼儀はどんなところで使えるのだろう。
・この話で、礼儀正しいのはだれだろう。

・いつでもドアを持っておくのが礼儀正しいことなのだろうか。
・先生たちが会議をしている職員室で、大きな声で「失礼します」と言うのは礼儀正しいのだろうか。
・ドアを開けておくことが、なぜ礼儀正しいのだろうか。

5 まとめ

礼儀は、時、場所、相手、自分と相手の気持ち、状況によって異なります。

これが子どもの言葉でまとめられるようにしましょう!

はい、ということで今日は
『3年「れいぎ正しい人」【礼儀】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!
また明日もお楽しみに。

 

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