1年

1年「休みじかん」【節度、節制】の指導案はこうする!

節度、節制

こんにちは。
今日は『1年「休みじかん」【節度、節制】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

この内容項目は「節度、節制」です。
『分かっているようで分かっていない』と
よく言われる内容項目です。
子どもが、じゃありません。
教師がです。
節度と節制の違いってなんでしょうか?
どちらが大切なのでしょうか?
そもそも、節度って何・・・?

今日は、これらのことについて、
考えていきましょう!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

A 主として自分自身に関すること
「節度、節制」
1・2年の目標・・・・健康や安全に気を付け、物や金銭を大切にし、身の回りを整え、わがままをしないで、規則正しい生活をすること。

1年生「休みじかん」(日本文教出版)

あらすじ
ひろあきさんは休み時間に竹馬で遊ぶのが大好き。
まなぶさんは、ひろあきさんを誘いました。
「次の休み時間も竹馬をしよう。」
すると、ひろあきさんが
「竹馬は人気だから急いで取りに行こう。」と言いました。

次の休み時間、大急ぎでろう下を走って運動場に出ようとして、6年生のお兄さんにぶつかってしまいました。
「ろう下を走ってケガをしたら、ずっと遊べなくなっちゃうかもしれないよ。」
そう言われて、2人は「もうろう下は走らないようにしよう。」と言いました。

2 内容項目と教材

『節度、節制』の教材はこれまでに、
「ゆうたのへんしん」
「あとかたづけ」
「かぼちゃのつる」
と3つも教材を扱ってきて、
今回の「休みじかん」は4つ目です。

重点の中でも最重点の内容項目であると言えます。

それだけ、何度も考えたい内容項目と言うことです。

導入や展開では、これまでの教材との共通点を探してみてもいいかもしれません。
◯「ゆうた」(「ゆうたのへんしん」)と「ひろあき」(「休みじかん」)、2人の同じ心はなんだろう。
◯「ぼく」(「あとかたづけ」)は、「ひろあき」になんと言うだろうか。
◯「かぼちゃ」(「かぼちゃのつる」)がもし「ひろあき」と同じ状況だったら、同じようにろう下を走るだろうか。

このように、教材を越えて発問をすることで、思考の幅がかなり広がります。
これまで考えてきた点と点がつながり線になります。
そのつながった線が、生活で使える道徳的な学びになるのです。

 

「節度、節制」のポイントは、『安心と安全』です。
また、「節度、節制」という言葉は難しいので、
授業では「ちゃんとする」という言葉で子どもたちと考えましょう。

・ちゃんとすると、どんないいことがあるの?
・「ひろあき」と「まなぶ」は、ちゃんとしていたらどんな行動になったの?
・2人は、このあとちゃんとするだろうか。
・ちゃんとしていると、どんな気持ちになるのだろうか。

この方が子どもたちにとって考えやすい言葉になりますよね。

「節度、節制」は、もう4時間目なので、あまり詳しく内容項目を追わずに、
「あなたはどう思う?」と発問を繰り返してもいいでしょう。

教材はもう31番目。
仮に計画どおりに進んでいなくても、この教材を学年の終盤に扱うことは間違いないはずです。

あと数カ月後には2年生になります。
1年生の道徳の学習で培った力を、仕上げていくイメージで、発問例に書いたような発問を繰り返し聞き、子どもたちが結論にたどり着くような授業にしましょう。

そのために、授業者は余計なことをしゃべりすぎず、発問をしたら「待つ」こと。
そして、子どもたちの考えを、「こういうこと?」と確認しながらまとめることです。

それを1時間の授業で繰り返していくと、子どもたちは次のような印象をもちます。
・しっかり考えた意見は、みんなしっかり聞いてくれる。
・ぼくの考えが黒板でまとめになった。
・自分が一生懸命考えても気づかなかった点に、友達の考えを聞いて気付いて、考えが広がった。

そうなると、子どもたちは道徳が面白くなってきます。
教師も道徳が楽しくなってきます。

「考えることが楽しい」

こう思える子が増えると、どの授業も楽しくなってきますよね。

子どもは、学校で大半の時間、授業を受けています。
その授業が楽しいということは、学校が楽しいということです。

「学校が楽しい」なんて、教師冥利に尽きますよね。

なんだか後半は、教材解説ではなく、授業論になってしまいました。
学年終盤の授業、ポイントを押さえて、
子どもの世界に身を委ねる授業をしてみましょう。

 

短めに授業のポイントをお伝えします。
・「節度、節制」の収束ポイントは「安心・安全」
・ひろあきは自分のことを考えていた。
・6年生はみんなのことを考えていた。
・ひろあきは6年生のおかげで、自分しか考えていなかった自分に気付けた。

このポイントを押さえるようにしましょう!

3 導入

T:教師 C:子ども

T:「ちゃんとする」とどんないいことがありますか?
C:みんなが笑顔
C:みんな楽しい。
※これまでの学習を思い出す時間をとってもいいですね。

T:今日は、「ちゃんとする」ことの勉強のまとめをしましょう!

4 発問

・トイレに行きたいなら、走ってもいいのだろうか。
・なぜ運動場では走っていいのに、ろう下では走ってはいけないのだろう。
・ひろあきは、何を考えて走っていたのだろう。

・ひろあきは、怒られたからその場だけ「走らない」と言ったのではないか。
・なぜお兄さんはにこにこしていたのだろう。
・ケガをするかもしれないけど、早く竹馬を取るほうが大事ではないのか。

・なぜろう下は走ってはいけないのだろう。
・ちゃんとすると、どんないいことがあるの?
・「ひろあき」と「まなぶ」は、ちゃんとしていたらどんな行動になったの?

・2人は、このあとちゃんとするだろうか。
・ちゃんとしていると、どんな気持ちになるのだろうか。

5 まとめ

ちゃんとすると、「安心・安全」

このことは当然として、そこから、
学級オリジナルの気付きを含めたまとめができるといいですね!

はい、ということで今日は
『1年「休みじかん」【節度、節制】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!

また明日もお楽しみに。

 

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例 : はしの上のおおかみ

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