1年

1年「花のかんむり」【親切、思いやり】の指導案はこうする!

親切、思いやり
pink flower

 

こんにちは。
今日は『1年「花のかんむり」【親切、思いやり】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

「親切にしましょう」って子どもの頃から
よく言われましたよね。
困っている人を助けるとか
力を貸してあげるとか
その対象はお年寄りだったり子どもだったり
身近な人だったりと、いろいろです。

親切にすると、相手は当然喜びますよね。
じゃあ相手が喜んで、
自分は苦しい、もしくは悲しい気持ちになる行動は
親切と呼べるのでしょうか。

親切にしたら、自分はどんな気持ちになるのでしょうか。

親切という当たり前にわかっていることを
改めて聞かれると、「あれ?」となりますよね。

さらに、親切と一口に言っても
いろんな親切があるのだろうか?
と考えたくなります。

これが、道徳の面白さです。
そして、これが多角的な考え方です。

今日は、親切について教材を使って考えてみましょう!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

orange petaled flowers

1 教材について

B 主として人との関わりに関すること
「親切、思いやり」
1・2年の目標・・・・身近にいる人に温かい心で接し、親切にすること。

1年生「花のかんむり」(日本文教出版)

あらすじ
さち子はお母さんに、回覧板を持っていくように頼まれました。
ちえちゃんの家に持っていくと、ちえちゃんが「おかあさん、かぜをひいて寝ているの。」と言った。さびしそうな顔を見ていると、さち子はすぐに帰れなくなってしまいました。

「ちえちゃん、お姉ちゃんと遊ぼう。レンゲ畑に行こう。」

手を握って走ったり、花のかんむりをつくったりして、
2人は楽しくレンゲ畑で遊びました。
そよかぜがふたりをやさしく包んでいます。

2 内容項目と教材

①相手のことを思う心

この教材のポイントになるのは、「相手のことを思う心」です。
親切な行為は、行動だけでは不十分で、相手のことを思う心が必要なのです。

そもそもさち子は、絵本を読んでいる途中にお母さんから回覧板を頼まれました。
すると、さみしそうなちえちゃんを見た。

さち子は、早く家に帰って絵本の続きを読むこともできたはずです。
回覧板も急にできた用事ですから、ちえちゃんのことまで面倒を見る義理はありません。

冷たく言ってしまえば、さち子はちえちゃんのことを気にする必要はないのです。

しかし、さち子はちえちゃんと一緒にレンゲ畑に行った。
これはなぜでしょうか?

もちろん、さち子が「自分よりも相手を優先する優しい子」ということもありますが、
大切なことは『相手のことを思う心』です。

ちえちゃんは、お母さんが風邪を引いて寝ている。

話し声が元気がない。

・家の中はしーんとしているんだろう。
・ちえちゃんは一人ぼっちになっているのだろう。

すぐに私(さち子)が帰ると、ちえちゃんはまたさみしい気持ちになってしまう。

ちょっとでも元気を出してほしい。
このような思考の流れになって、さち子は遊びに誘ったのです。
この思考の根本は、「相手のことを思う心」です。
もっと詳しく言うと、
・相手の状況を想像する心
・相手の気持ちに共感する心
・問題や心配を解決するために、自分がなにかできないかと考える心
です。
 
これらの気持ちを、さち子はストレートに感じさせてくれるから、
「花のかんむり」は温かい気持ちになる教材なのです。
pink and white flower in close up photography
 

②学びを抽象化する

では、この教材からどんな学びがあるでしょうか。
子どもの発言や思考から、まとめのエッセンスを抽出していきましょう。

・親切は、自分がしたいことではなく、相手が必要だと思うことを考える
・親切は、相手のためになることをすること
・親切は、相手の今の気持ちや状況を考えてすること

1年生にしては難しい言葉が並んでいますが、このとおりにまとめをする必要はありません。
子どもの発した言葉を使って、上記のようなポイントを押さえたまとめができるといいですね!

3 導入

T:教師 C:子ども

T:親切ってどんなことですか?
C:手伝ってあげる。
C:教えてあげる。

T:親切にしたらどんな気持ちになりますか。
C:親切にされた人は、嬉しい。
C:親切にした人も嬉しい。

T:では、相手が喜ぶ親切ってどんなことを考えてすればいいですか?
C:うーん・・・

T:今日は、親切を生む心について考えていきましょう。

4 発問

・さち子は、なぜいっしょに遊ぼうと言ったのだろう。
・さち子がしたことは、「余計なお世話」ではないのだろうか。
・さち子とちえちゃんに共通する心はなんだろう。

・ちえちゃんは、外で遊んでもお母さんが元気になるわけではないから、さち子と遊んでも意味がないのではないか。
・ちえちゃんは、さち子からなにをもらったのだろう。
・花のかんむりに、さち子はどんな思いを込めたのだろう。

・花のかんむりは、ちえちゃんにとってどんな意味があるのだろう。
・この話で喜んでいるのはだれだろう。
・さち子は、お母さんに回覧板を頼まれたから、ついでに「いやいや」な気持ちを抱えて、ちえちゃんと遊んでいるのではないか。

low angle of pink flowering tree

5 まとめ

・親切は、自分がしたいことではなく、相手が必要だと思うことを考える
・親切は、相手のためになることをすること
・親切は、相手の今の気持ちや状況を考えてすること

繰り返しますが、このとおりのまとめにする必要はありません!
子どもの言葉を紡いで、まとめを作りましょう!

はい、ということで今日は
『1年「花のかんむり」【親切、思いやり】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!

また明日もお楽しみに。

 

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例 : はしの上のおおかみ

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