3年

3年「ありがとうの気持ちをこめて」【感謝】の指導案はこうする!

感謝
fountain pen next to red Thank You journal

こんにちは。
今日は『3年「ありがとうの気持ちをこめて」【感謝】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

「感謝」は一見シンプルですが、
奥の深い内容項目です。

ただ単に「ありがとう」というだけでは
行動だけで心が伴わず、
むなしいものになってしまうからです。

では、心のこもった感謝とはなんでしょうか。
今日は、「感謝」について考えましょう!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

B 主として人との関わりに関すること
「感謝」
3・4年の目標・・・・
家族など生活を支えてくれている人々や現在の生活を築いてくれた高齢者に、
尊敬と感謝の気持ちをもって接すること。

3年生「ありがとうの気持ちをこめて」(光村図書)

あらすじ
東日本大震災から一ヶ月。つかさは、一時的に避難していた町からやっと自分の家に戻れることになった。
その途中、被害のひどかった町を通った。
被害はもちろん、ひどいにおいの中で、もくもくと作業をしている人たちがいました。
壊れたものを片付けたり、行方不明の人を探したりしているのです。

つかさの家の前の道路は、毎日たくさん、自衛隊や警察の車が通ります。パトカーに手を振ったら、振り返してくれました。それから、お姉ちゃんと一緒に、毎日「ありがとう」「おかえりなさい」などと挨拶を書いた紙をもち、立ち続けました。
雨の日も立ち続けて一ヶ月。警察の人がお礼を言ってくれました。
「あなたたちの応援と笑顔に励まされました。わたしたちの心の支えになっています。どうもありがとう。」
thanks! paper and black pen on wood surface

2 内容項目と教材

①『積み上げ』を意識する

「とくジーのおまじない」のまとめが、導入で使えるといいですね。
道徳は『積み上げ』を意識しましょう。

「とくジーのおまじない」では、

支えてくれる人が、これまでどんなことをしてくれたか考える。
見守ってくれる人は、自分のこと、自分の未来のことを考えている。

この2つがまとめのポイントでした。

具体的な事実を知って、感謝の気持ちを高めていこう、といった方向性でお話しました。

今回も、具体的事実がベースであることは変わりません。
しかし、今回は対象が警察や自衛隊、しかも被災地で作業をする人たちなので、
子どもは想像を働かせることに限界があります。

そこで、つかさにスポットを当てて考えるようにしましょう。

②つかさの魅力は、想像力

つかさはなぜこのような活動を始めたのでしょうか。
挨拶をしても、自分には得はありません。

雨の日も、きっと風の日も、毎日立ち続けました。
言うは易し、行うは難しで、簡単なことではありません。

このつかさの心を考えたいですね。

つかさは、被災地で活動する人たちを見て、
・大変だ。
・自分は「くさい」と思ったのに・・・・
・きっと大変な思いをしているのだろう。
・ちょっとでも元気をあげたい
・あいさつなら、自分にもできるかもしれない

こういった考えになって、活動を始めたのです。
これは、自分を振り返り、相手の思いを想像しています。

この想像力が、つかさの魅力です。

「自分を振り返る」「行動をする」ことよりも、
『相手の気持ちを想像する』ことが一番難しく、
自信がもてないものです。

一人ではなかなか考えが深まらないものでもあります。
だから、道徳の授業で考える価値があるのです。

「(いやなことを)された人の気持ちを考えなさい」
「自分がされたらどう思う?」なんて
よく叱るときの常套句で言いますよね。

それぐらい、相手の気持ちを想像することは難しいのです。

Thank You on wooden blocks

③想像力+思いやり

相手の気持ちを想像するのはいいことですが、
自分本位に想像を膨らましてはただのおせっかいになってしまいます。

よかれと思ってしたのに、相手のためにならなかったら意味がありません。

想像する力だけでなく、そこに相手を思いやる心が大切です。
自分本位で勝手に「こうだろう」と決めつけるのではなく、
「〜だったらどうだろう」と考えてみる。

相手のためになるかどうか、余計なお世話ではないか、
自分勝手ではないか、相手の迷惑になっていないか。
あまりマイナスに考えるのはよくないですが、
相手ファーストで考えてみると、想像力は悪い方向へはいかないはずです。

「相手の気持ちを想像するときに、もっておきたい心はなんだろう。」と子どもと考えてみたいですね。

3 導入

T:教師 C:子ども

T:みんなを「支えている人」ってどんな人がいますか?
C:家族。
C:先生。
C:地域の人。

T:支えるって具体的にどういうことですか?
C:優しくする。
C:助けること。

T:今日は「支えてくれる人の思い」について考えていきましょう。

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4 発問

・「ありがとうの気持ちをこめて」の後には、どんな言葉が続くだろう。
・つかさが毎日立って挨拶を続けたのは、どんな気持ちからだろう。
・つかさの目標はなんだろう。

・警察の人は、つかさとお姉ちゃんから何をもらったのだろう。
・挨拶をされたときと、されていないとき、作業をする心にどんな違いがあるだろうか。
・つかさは、このあいさつでどんな心が成長しただろう。

・最初と最後のつかさは、一緒だろうか、ちがうだろうか。
・お姉ちゃんは、なぜつかさを手伝ったのだろう。
・つかさが「やめたい」と思ったとき、どんな気持ちが支えになったのだろう。

・つかさは「いい子」だろうか。それはなぜだろうか。
・つかさは、自分のためにあいさつを始めたのだろうか。

5 まとめ

相手の気持ちを想像すると、相手が喜ぶことがわかる
想像には思いやりも必要
支えてくれる人の思いを考えると、「ありがとう」の気持ちが出てくる

こういったことがまとめとして押さえられるといいですね!

はい、ということで今日は
『3年「ありがとうの気持ちをこめて」【感謝】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!

また明日もお楽しみに。

 

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例 : はしの上のおおかみ

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