1年

1年「ぼくは小さくて白い」【個性の伸長】の指導案はこうする!

個性の伸長
penguin standing on black rock

こんにちは。
今日は『1年「ぼくは小さくて白い」【個性の伸長】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

「個性の伸長」と聞くと、
『長所を伸ばす』ことだと
すぐに頭でイコールになりますが、
その前の段階として、
自分の長所と短所に気付くことが大切です。
また、長所を伸ばすだけでなく、
短所を改めることも高学年では求められます。

『長所を伸ばす』だけではない、
ということをまずは理解しておきましょう!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

A 主として自分自身に関すること
「個性の伸長」
1・2年の目標・・・・自分の特徴に気付くこと

1年生「ぼくは小さくて白い」(日本文教出版)

あらすじ
小さくて真っ白なペンギンがいました。
「どうしてぼくは、真っ白なのかな?」
お母さんは言いました。
「雪の中でかくれんぼが一番になれるでしょう。」

「どうしてぼくは走るのがおそいの?」
「誰かが転んだら、起こしてあげる役目なのよ。」

「どうして鳥のように大空を飛べないの?」
「そのかわり、水の中をとぶように泳げるのよ。」

「クジラみたいに大きくなりたいなあ。」
「クジラのように大きな体にはなれないの。
 でも、ゆうきをもてば、クジラよりも大きな心になれるのよ。」
penguins on snow covered ground under blue sky during daytime

2 内容項目と教材

目標には「特徴」とあります。
似たような言葉に「特長」があります。

2つのちがいは次のとおりです。

特徴・・・他と比べて特に目立ったり、他との区別に役立ったりする点。
特長・・・すぐれた(=長)特徴。

つまり、特長は長所に特化しているのに対して、
特徴は長所も短所も含んでいるということです。

ペンギンのお母さんは、「ぼく」に対して常に新しい見方を示しています。
これは、リフレーミングといって大切な視点です。

「白くて人と体の色が違う」という短所は、
 「雪の中でかくれんぼが上手」という長所になりました。
「走るのが遅い」という短所は、
 「ころんだ人を助けられる」という長所になりました。
「空を飛べない」という短所の代わりに、
 「水の中を飛ぶように泳げる」という長所を示しました。
「クジラのように大きくなれない」という短所を、
 「心はクジラのように大きくなれる」という可能性を示しました。

マイナスな点はプラスにも変わる。

この見方がわかれば、今回の授業の目的は達成したと言ってもいいでしょう。

自分の短所はよく目に付きますが、
長所はなかなか言えないのが、人の常です。

あえて、短所を見つめて長所に変換する活動を設定しましょう。

「自分の性格や心で、いやなことはあるかな?」と
短所を聞き、それを長所に変換するのです。

自分で長所に変えるのが難しければ、友達とワークシートを交換して
友達の長所を考える活動にしてもよいでしょう。

1年生にとってはややレベルの高い活動になりますが、
付録の教材はそれぐらいレベルの高い活動を設定すべきでしょう。

配当時間外の教材なので、
何かしらのねらいがあってこの教材を実施するでしょうから、
この教材を選んだ軸や目的がほしいですね。

ということで、教材に深入りするよりも、
教材から得た「短所→長所」の力を使って、
自分を見つめるようにしましょう。

two penguins beside body of water

3 導入

T:教師 C:子ども

T:長所ってなんですか?
C:いいところ。
C:すごいところ。

T:自分の長所を言えますか?
C:うーん。
C:足が速いところ。

T:人の長所を言えますか?
C:(自分の長所よりは言いやすいはずなので、発言が増えるはずです)

T:今日はみんなで、自分の長所について考えていきましょう。

4 発問

・自分の性格や心で、いやだと思うことはなんだろう。
・いやだと思うことを、「よい言い方」にしてみよう。
・友達の短所を長所にしよう。

5 まとめ

だれでも、苦手なことはもっている。
苦手なことは、よいところとも言える。

このポイントを押さえたまとめができるといいですね!

はい、ということで今日は
『1年「ぼくは小さくて白い」【個性の伸長】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!

また明日もお楽しみに。

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例 : はしの上のおおかみ

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