4年

4年「ぼくの草取り体験」【勤労、公共の精神】の指導案はこうする!

勤労、公共の精神
「夕日のシロツメクサ」の写真

こんにちは。
今日は『4年「ぼくの草取り体験」【勤労、公共の精神】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

勤労、つまり働くことの意義を考えます。
働くというと、
給与が発生する仕事を思い浮かべますが、
それだけではありません。

子どもにとっても「働く」ことは
身近な物です。
例えば係の仕事、給食当番、委員会などです。

また、働いたらお金をもらう労働もありますが、
ここではもっと広く、ボランティアなどの
無償の労働も含みます。

そう考えると、働くって広い意味がありますね。

働くことはどんな意味があるのでしょう。
本当の仕事とは、いったいなんでしょう。

今日は仕事について考えていきましょう!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

C 主として集団や社会との関わりに関すること
「勤労、公共の精神」
3・4年の目標・・・・働くことの大切さを知り、進んでみんなのために働くこと

4年生「ぼくの草取り体験」(日本文教出版)

あらすじ
「ぼく」たちは「学校を美しくする日」に裏庭の草を抜いた。
気の進まない仕事だ。根っこまで抜けないし。
めんどうになって上の方だけを引きちぎっていた。
すると、ひろしくんは短い草も根っこを残さずにていねいに抜いている。

次の週の日曜は、町内で公園の草取りをした。「ぼく」は家の代表で出た。
すると、ひろしくんの家は、お母さんが来ているのに、ひろしくんも参加していた。
「ぼくはこの公園でよく遊ぶし、大人の人たちも、みんなが気持ちよく遊べるようにと、草を取ってくれているんだもの。」
ぼくは、いやいややっていた自分が恥ずかしくなった。
さっきより丁寧に草を取り始めた。

次の日、学校の帰りに公園を見ると、すっきりして広く見える。
「ぼくたちも公園でみんなで遊ぼうよ。」
ひろしくんと遊ぶ約束をした。
Foxtail Barley, Grass, Weed, Wild, Perennial, Nature

2 内容項目と教材

勤労とは、辞書で調べてみると

賃金をもらって、一定の時間内、ある仕事をすること。また、勤めに骨を折ること。

とあります。

しかし、賃金の発生しない勤労もありますよね。
ボランティアや、子どもの活動などです。
この内容項目では、辞書の意味を越えた捉え方が必要になります。

「ぼく」やひろしは、当然ながら無償のボランティアです。
賃金(お金)が目的ではありません。

では、なぜそこまで「ぼく」やひろしは
そこまでして草抜きをがんばるのでしょうか。

ここには、「勤労、公共の精神」だけでは収まらない、多様な価値が含まれています。
☆よりよい町にしたいという『伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度』
☆町内の掃除に参加するという決めたことを実行する『希望と勇気、努力と強い意志』
☆ごみのないきれいな公園にしようという『自然愛護』

これらの道徳的な価値を、子どもはきっと気付いて発表するでしょう。
教師は、多面的・多角的な見方をした子どもを受け止めてあげましょう。

多様な価値が出ると、こう思います。
「きちんとまとめられるか不安・・・・。」
でも、大丈夫です。
この教材の柱の内容項目は「勤労」です。

『働くことの意義に気付く』という柱を持っておけば、子どもの視点が広がっても、ぶれることはありません。
「なるほど。それって働くということとつながるね!」とさりげなく本筋に話をもどせばいいのです。

「ぼく」たちは、何を目的に草抜きをするのでしょうか。
ほめられたいから?
お金がほしいから?
公園がきれいになってほしいから?
きれいな町になってほしいから?
自主的に草を抜く人が増えてほしいから?
生まれた町に誇りをもちたいから?

様々な目的が考えられるでしょう。
これらは、
①自分のため
②他者のため
の2つに分けられます。

①自分のため、もっというと自分の利益のために働くのであれば、ここまで一生懸命にはならないでしょう。
ボランティアですから。

であれば、②他者のために働くことが「ぼく」たちの目的であることになります。

ここで大切になるものが『想像力』です。
・よい町
・きれいな公園
・公園で気持ちよくすごす人々
それらを想像すると、人のために働くことが実感として出るので、仕事にも熱が入ることは、当然だと言えます。

この「仕事に大切なことは想像力」ということは、どの仕事にも言えます。
子どもの給食当番、一人一役、係活動、委員会活動など、全てに共通して言えるのは、「やったらおしまい」ではなく、
「自分の活動によって、助かったり楽になったり楽しくなったりする人がいる」
ということです。
この未来を想像する力が勤労には大切なのです。

授業では、未来のことを具体的に考えてみたいですね。草のないきれいな公園だったら、どんな気持ちになるだろう、と。

Field, Poppies, Meadow, Weeds, Flowers, Village

3 導入

「仕事ってなに?」と大きな発問をします。
☆お金をもらうこと
☆働くこと
☆会社に行くこと
などいろいろと言ってくるでしょう。

ここで、給与の発生しないボランティアもあると紹介してもいいですね。

その後の、「今日は仕事について考えます。」と言い、教材に入ります。

4 発問

・「ぼく」は、ほめられたいから掃除をしているのだろうか。
・「ぼく」は、ゴミ拾いがいやではないのか。
・根っこから抜かなくても、見た目だけがきれいになればいいのではないか。

・なぜ草抜きをしたら、広い公園に見えるのだろうか。
・ほめられなかったり、「ありがとう」と言われなかったら、草抜きは意味がないのだろうか。
・「ぼく」はいい子だろうか。

・ひろしは「いい子」だろうか。
・この町はいい町だろうか。
・この話で喜んでいるのはだれだろう。

5 まとめ

「仕事をする意義」としては
・社会的意義(町をきれいに保つ)
・人間的意義(町やみんなのために働けてうれしい)
この2つに関するまとめが出れば、
言葉はどんなものでも大丈夫です。

☆働くと、みんながいい気持ちになる。
☆働くと、自分もいい気持ちになる。
☆頑張って働くと、仲間が増える。
☆働くと町や自分がレベルアップする。
などが4年生からは出てくるでしょう!

あまり言葉にはこだわらず、子どもの表現を大切にしてくださいね!

はい、ということで今日は
『4年「ぼくの草取り体験」【勤労、公共の精神】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!

また明日もお楽しみに。

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例 : はしの上のおおかみ

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