3年

3年「目の前は青空」【友情、信頼】の指導案はこうする!

友情、信頼

こんにちは。
今日は『3年「目の前は青空」【友情、信頼】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

今日の記事は、こんな方にオススメです。

■道徳の授業を極めたい!

■「友情、信頼」の授業がうまくなりたい。

■「目の前は青空」の研究授業がある。

この記事を読むとこんなことがゲットできます。

■道徳の授業の作り方

■発問の広げ方

■「目の前は青空」の授業の流れ

では、解説です!

順番に解説します。

もくじ
  1. 1 教材について
  2. 2 内容項目と教材
  3. 3 導入
  4. 4 発問
  5. 5 まとめ

1 教材について

woman sitting on rocky mountain during daytime

B 主として人との関わりに関すること
「友情、信頼」
3・4年の目標・・・・友達と互いに理解し、信頼し、助け合うこと。

3年生「目の前は青空」(光村図書)

「目の前は青空」あらすじ

信二・太一・めぐみたちは遠足で公園の丘に登っています。

歩くのが遅い太一は、信二に「早く!」と急かされています。
太一の後ろを歩くめぐみも「もっとがんばって!」と言います。
すると、めぐみが足をすべらせて転びました。

太一は「ごめんね、ぼくのせいで。」と言って、
水筒の水でひざを洗い、ばんそうこうを渡しました。

めぐみは「ありがとう。ひどいことを言ったのに・・・・」

それを見ていた信二は、太一の背中からリュックを取り、
持ってあげました。

誰かが、「みんなでゆっくり歩こうよ。」と言いました。

しばらくすると、目の前にすみ切った青空が広がっていました。

2 内容項目と教材

pathway between green grass hill towards snow capped mountain

題名にもなっている「青空」が、この教材の全てを物語っています。

教材の最後に、みんなの目の前に広がる晴れ晴れとした青空は、
太一・信二・めぐみたちの心を形容しています。

登っている途中で生じた心のモヤモヤが、
それぞれすっきりしたから、青空が清々しく感じられたのです。

さすがは光村図書!
心情に訴える教材だなと思います。

では、道徳ではどこに注目して展開すればよいのでしょうか。
みんな、それぞれどんなモヤモヤを抱えていたのでしょうか。
みんな、なぜモヤモヤがすっきりしたのでしょうか。

この視点が重点となるでしょう。
比較やヘリクツを入れながら、多面的に考えていきましょう。

信二とめぐみは、丘の頂上を見ていました。
早く登りたいし、遅れたらみんなに迷惑がかかる。
2人は「頂上に登ること」が一番大切だったので、
列から遅れている太一にひどい言葉を投げたのです。

では、太一はどうでしょうか。
「頂上に登ること」は一番大切ではなかったのでしょうか。
もちろん、太一も「頂上に登ること」は大切に思っていました。
そして、同じぐらいに「みんなと協力すること」が大切だと思っていたのです。

でも、自分は歩くのが遅い。
みんなと協力して、頂上に登りたいけどなかなか追いつかない。
そんなときにめぐみが足をすべらせてケガをしました。

「頂上」と「みんな」が同じレベルの太一ですから、当然のようにめぐみの手当てをします。

そんな太一を見て、めぐみ・信二、その他の友達は態度が変わります。
「早く登ろう」から「みんなで協力しよう」へと変化します。

信二やめぐみは、決して友達をないがしろにしていたわけではありません。
頂上を目指して一生懸命歩くあまり、友達の大切さを忘れてしまっていただけなのです。

その心を、太一がめぐみの手当てをする姿を見て、
頂上に登ることと同じくらい大切な「友達」の存在を思い出したのです。

1人で見る青空よりも、みんなで見る青空の方が気持ちよく感じるでしょう。
そして、みんなで協力して困難を乗り越えた先に見る青空は、
言葉にならないぐらい素晴らしいものに映るはずです。

3年生でそこまで叙情的に表現する必要はありませんが、
授業者はその深さまで理解しておく必要があるでしょう。

また、目標にはこんな言葉があります。

理解
信頼
助け合い

発問にこの言葉を入れてもいいでしょう。

例えば次のような感じ。

信二は、太一のことを理解しているのだろうか。
太一は、めぐみのことを理解しているのだろうか。
だれとだれが信頼し合っているのだろうか。
助け合っているが、太一は信二を助けてはいないのではないか。

目標の言葉を使っても、発問が出てきますね!

3 導入

「友情、信頼」は光村図書では重点教材になっているので、
前回の『友だち屋』のまとめを使ってもよいでしょう。

もしくは、次のような導入もありです。

「友達はなんのためにいるんですか?」
「友達より大切なものはなんですか?」と
いきなり難しい発問を投げかけます。

あまり意見が出なくても大丈夫です。
問題意識を高めることがねらいですから、
「今日はこのことについて、みんなで考えていきましょう。」でOKです。

4 発問

・信二はなぜ、太一をそんなに急かすのだろう。
・急いで上らないといけない理由はなんだろう。
・太一はこの遠足を楽しんでいるだろうか。

・太一は休みたいから、めぐみの世話をしたのではないか。
・太一はわざとゆっくり歩いたのではないか。
・みんなでゆっくり登るのと、みんな自分のペースで登るのとでは、
どちらが楽しいだろうか。

・笑っているのはだれだろう。
・太一が遅れてても青空は見れたから、みんなで見なくてもよかったのではないか。
・信二は早く登りたいから、太一を手伝ったのだろうか。

・みんなが太一のペースに合わせたのは、
「太一に『早く登って』と言ってもムダだ」と気付いたからではないか。
・だれとだれが信頼しているのだろう。
・信二は、太一のことを理解しているのだろうか。

・太一は、めぐみのことを理解しているのだろうか。
・助け合っているが、太一は信二を助けてはいないのではないか。
・太一がなにも言わずにめぐみにばんそうこうを渡したら、めぐみは同じことを言っただろうか。

5 まとめ

■1人でできることも、友達と協力するといい気持ちになる。
■大勢で協力するときは、相手の立場に立って考えることが大切。

言葉にするとなんだか安っぽいものになってしまいました。
学級でオリジナルの表現でまとめが出るといいですね!

はい、ということで今日は
『3年「目の前は青空」【友情、信頼】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!