3年

3年「いちばんうれしいこと」【親切、思いやり】の指導案はこうする!

親切、思いやり

こんにちは。
今日は『3年「いちばんうれしいこと」【親切、思いやり】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

「親切にしましょう」って子どもの頃から
よく言われましたよね。

困っている人を助けるとか
力を貸してあげるとか
その対象はお年寄りだったり子どもだったり
身近な人だったりと、いろいろです。

親切にすると、相手は当然喜びますよね。
じゃあ相手が喜んで、
自分は苦しい、もしくは悲しい気持ちになる行動は
親切と呼べるのでしょうか。

親切にしたら、
自分はどんな気持ちになるのでしょうか。

親切という当たり前にわかっていることを
改めて聞かれると、「あれ?」となりますよね。

さらに、親切と一口に言っても
いろんな親切があるのだろうか?
と考えたくなります。

これが、道徳の面白さです。
そして、これが多角的な考え方です。

今日は、親切について教材を使って考えてみましょう!

では、解説です!

 

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

 

1 教材について

B 主として人との関わりに関すること
「親切、思いやり」
3・4年の目標・・・・相手のことを思いやり、進んで親切にすること

3年生「いちばんうれしいこと」(日本文教出版)

あらすじ

『人間がいちばんうれしいことはなんだろう。
 長い間、考えてきました。
 人がいちばんうれしいのは、人をよろこばせることだということがわかりました。
 人は人をよろこばせることがいちばんうれしい。』

アンパンマンの作者、やなせたかしさんはこのように語ります。

戦争のため、兵隊になって中国に行きました。
戦争を振り返って、何よりもきつかったのは飢えること。

もし、目の前にお腹を空かせている人がいれば、一切れのパンをあげることだ。

相手を思いやる気持ちがいちばん大切なんだ。

この思いから生まれたヒーローが、アンパンマンです。

アンパンマンを読んでもらい、たくさんの人に読んでもらうことが、

やなせさんの喜びだったのです。

 

 

2 内容項目と教材

もう一度、目標を確認してみましょう。
「相手のことを思いやり、進んで親切にすること」とあります。
『進んで』とありますね。

この部分がポイントになります。

人は相手の気持ちを考えることができます。

相手の気持ちを考えて、自分の感情と共通する部分が見つかったり、
悲しみの気持ちや同情の気持ちが芽生えたとき、
何かをしてあげたくなります。

それが、「進んで」の部分なのです。
相手が求めていないのに、進んでやることは親切ではありません。

相手の気持ちを考えずに行う親切は、

もはや「大きなお世話」です。

親切にもいろいろな形がある、という多角的な見方を
ここでは大切にしましょう。

そして、本当の親切とは何か、
まとめの段階で再定義をできると、
授業が締まります。

親切な行為は、「思いやりの心」があって初めて、親切と呼べます。
思いやりの心がない親切は、上辺だけの行為です。

では、やなせさんは思いやりの心があったのでしょうか。

答えはもちろん、Yesですね。

では、やなせさん「誰のことを思っている」のでしょうか。
『アンパンマン』を通して、誰に親切にしようとしているのでしょうか。

子どもたちと考えたいところですね。

 

やなせさんは、「人は人を喜ばせることが一番うれしい。」と語ります。

当たり前ですが、「人を喜ばせる」ことは、一人では完結しません。

 

やなせさんは、戦争で多くのつらい経験をして、

「人とのつながり」の大切さに気付いたのです。

だから、自分の得意なマンガで多くの人とつながって、

「思いやりの心」を届けたい。

そんな思いが、『アンパンマン』に詰まっているから、

長年愛されているアニメになっているのです。

 

親切にするには、人とのつながりが必要です。

そして、つながる時に大切な心は「思いやり」です。

相手のことを考える。

この心が、「親切、思いやり」の根底にあるのです!

 

3 導入

※これまでに、「おじいちゃんとの楽しみ」「バスの中で」と、

2つの教材で『親切、思いやり』について考えています。

そのことを振り返る導入にしましょう。

 

T:教師 C:子ども

T:「おじいちゃんとの楽しみ」では、どんなまとめをしましたか?
C:○○○○

T:では、「バスの中で」では、どんなまとめをしましたか?
C:○○○○

T:なるほど。では、「本当の親切」ってなんですか?
C:○○○○

※ここで、答えられると子どもの「道徳レベル」が上がっていますね!

T:では、今日はみんなが考えた「本当の親切」が間違いないか、考えていきましょう!

 

4 発問

・やなせさんは、親切だろうか。
・アンパンマンは親切だろうか。
・なぜ、人が喜ぶと自分が嬉しいのだろうか。

・自分だけ喜んではだめなのだろうか。
・アンパンマンを観た人は、どんな気持ちになるだろうか。
・アンパンマンは、なぜ長い間みんなの人気者なのだろう。

・アンパンマンの魅力はなんだろう。
・やなせさんとアンパンマンの心の共通点はなんだろう。
・やなせさん以外の人にとっても、「人を喜ばせること」が、一番うれしいことなのだろうか。

 

5 まとめ

 

相手のことを考える。

 

このことが根底にあれば、
あとはどれだけ枝葉を子どもたちが広げても
大丈夫です!

「親切、思いやり」は3時間目なので、
クラス独自の言葉や表現でまとめられると、
愛着のある、印象深い道徳のまとめになりそうですね!

 

はい、ということで今日は
『3年「いちばんうれしいこと」【親切、思いやり】の指導案はこうする!』
このテーマでお送りしました!
また明日もお楽しみに。

 

 

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