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アイディアを生む方法

アイディアを生む方法

こんにちは。
今日は『アイディアを生む方法』
このテーマでお話しします。

アイディアって出る人は出るし、
出ない人は出ないですよね~。

ふとした時にちょっとしたアイディアを
思いつくことはありますが、

そういつもいつも、
アイディアなんて浮かばない。

そんな人が多いのではないでしょうか。

わたしは、毎日ブログを更新して
道徳の授業案をお伝えしています。

言ったら、毎日アイディアを出しているわけです。
これって、なかなかすごいことですよね。

でも、わたしはアイディアが次から次へと
豊富に出てくる人間ではありません。

photo of bulb artwork

アイディアは寝かせて待て!

では、どうやってわたしは
毎日アイディアを出しているのか、
その秘密をお伝えします!

結論を言います。
ズバリ、
アイディアは寝かせて待て!

これだけです。

どういうことだと思いますか?

カレーって一晩寝かせると
おいしくなりますよね。

その方法をアイディアにも
応用するのです。

white cat sleeps under white comforter

アイディアはプレッシャーに弱い

アイディアは、「考えなきゃ!」と
プレッシャーを与えると、
出てきにくいものです。

リラックス状態のときに、
アイディアが出てくるんですね。

black metal pipe

脳が勝手に情報を選ぶ

また、いったん離れることで、
一見すると教材とは関係ない
景色や雑誌の見出し、
人の話からヒントを得ることができます。

これは脳科学的にも証明されていて、
人は自分に必要な情報を
勝手に取捨選択できるようになっているのです。

 

例えば、ゴールデンタイムに
父、母、中3の姉、小2の弟、1歳の弟が
家族みんなでバラエティ番組を見ていたとします。

途中で次のようなCMが流れました。

①紙おむつのCM
②お酒のCM
③新作のゲームのCM
④アーティストの新曲のCM

家族で見ていたらそれぞれが、
興味のあるCMに興味をそそられます。

勝手な印象ですが、
お母さんは紙おむつ、
お父さんはお酒、
弟はゲーム、
お姉ちゃんは新曲、
それぞれが興味のある情報を
取捨選択します。

では、お母さんは、
これまでずっと紙おむつのCMに
興味をもち続けていたのでしょうか?

それはきっと違いますよね。

子育て真っ最中で、
おむつは関心の高い出来事の1つ。
安くて、機能が優れていて、
子どもの好きなキャラクターが
プリントされていて、
今までに見たことのない機能がある。

そんな今の自分に役に立つおむつがあればいいなあ
という願望から、おむつのCMに
興味をもっているのです。

子育てをしていておむつは関心が高いから、
脳が無意識に取捨選択し、
おむつのCMに興味をもったのです。

もし、お母さんが子育て中ではなかったら、
お酒好きならお酒のCM
音楽好きなら新曲のCMに興味をもっていたでしょう。

人は、ほしいもの、興味のあるものは、
状況によって変わるのです。

そして、その関心の高いものは
脳が自然に情報を集めてくれるのです。

selective focus photography of group of people selecting vinyl record sleeves

だからアイディアは寝かせる

では、それがアイディアを寝かせることと
どうつながるのか。

わたしのブログ執筆の流れを説明します。

道徳の教材解説がメイン記事なので、
それを例にします。

まず、解説をしようと思っている
道徳の教材を読みます。

そして、しばらく教材から離れます。
物理的に離れるだけでなく、
頭も離れます。

つまり、教材のことを一切忘れるのです。

具体的には、

①朝起きて教材を読む。
②散歩をする。
③トイレ掃除をする。
④筋トレをする。
⑤シャワーを浴びる。
⑥プロテインを飲む。
⑦執筆 ここでやっと!

①から⑦までを毎日やっています。
ポイントは、②~④の間、
好きなYouTubeを聞きながら
動いているので、
ずっとブログネタを考えているわけではない!
というところです。

アイディアは寝かせて待つ
でしたね。

毎日、強制的に寝かせる状態を作っているのです。

教材を読んで、
しばらく離れて別の活動をする。

すると、自然と情報が集まり、
整理されます。

ブログを実際に書く時には、
大体構成が固まっているので、
スッと書けます。

いや・・・そんな短い時間だけ
寝かしても意味ないでしょ!

いえいえ、結構そんなことないですよ!

先ほど言ったとおり、
情報は勝手に脳が集めてくれるので、
ちがう行動やちがう思考を
すればするほど情報が整理され、
さらに新しい視点を得られることもできます。

 

だから、わたしはあえて
アイディアを強制的に寝かしています。

もちろん、時間があれば
前日の夜にメモしたり考えたりして、
一晩アイディアを寝かしてもよいでしょう。

わたしはこのスタイルで書いていますが、
前日の晩にアイディアを仕込んで、
一晩寝かしたほうがいい人もいるかもしれません。

とにかく大切なのは、
アイディアを無理にひねりだそうとしないこと。

 

言うなればアイディアは
「北風と太陽」の旅人です。

北風でビューっと吹いても
旅人はコートを脱ぎませんよね。

アイディアも
「出そう!出そう!」と思っていても、
そうやすやすとは出てきてくれません。

逆に、太陽が暖かくして脱がせたように、
のんびりと待つ姿勢が大切なのです。

woman covering her face with blanket

「思考の整理学」外山滋比古

このアイディアを寝かせる方法は
わたしが考えたわけではありません。

先日お亡くなりになった
外山滋比古さんの著書
「思考の整理学」に書かれていることです。

それをわたしなりにアレンジして実践しているのです。

見開き2ページの短い章ですが、
わたしはこの話で
考え方が変わりました。

アイディアは出そう、出そうと意気込んで
頑張って頑張って、やっと出るものだと
思い込んでいたからです。

しかし、もっとゆったり考えていい。
前日に書いた文章は、
次の朝起きてみると、
とても恥ずかしいものに感じられる。

その時だ、「熟考」が始まるのは。

思考の整理学-電子書籍

教師はアイディアが必須

教師という仕事は、
授業をして教えることが仕事です。

子どもの前で教科書を読むだけでは
つまらない授業になるので、
工夫を凝らします。

その部分がまさしく、
アイディアですよね。

前例が数多くあるので
それを踏襲してもよいですが、

「自分で考えたい!」と思うことも
あるでしょう。

そんなときは、
アイディアを寝かせて待つ
ことをオススメします。

例えば、教科書を読んで、
すぐに教材研究をするのではなく、
いったん別の仕事に離れてみる。

すると、なんだかいいアイディアが浮かぶ。
もしくは「この流れでいこう」と
思考が整理される。

または、「難しくしすぎず、シンプルにやろう」と
考えがまとまることもあります。

忙しい学校現場ですが、
ちょっとでも教材から離れてみると、
また見え方が変わってきます。

apples and oranges fruits

アイディアはつかまえにくい

ここで1つ、大切なことをお伝えします。

アイディアは、正義のヒーローのように
あなたの思考の前にジャーンと現れ、
あなたを救ってはくれません。

それよりも、アイディアというのは
恥ずかしがり屋で、
なかなか姿を現さず、
ちょっとだけこちらを覗いたら
もう二度と顔を出さない。

そのぐらい、アイディアというのは
出てくるけど、見つけにくく
つかまえにくいものです。

でも、だからこそ寝かせることが
大切なんです。

別なことを考えていたり、
別な活動をすると、
ヒョイっとアイディアが顔を出すことがあります。

その瞬間を逃さないでください。

アイディアを見つけた瞬間
(いわゆる思いついた瞬間)
次の思考として
「これはダメだろ」と
自己否定する自分が必ず出ます。

その自分に打ち勝ってください。

そのつかまえたアイディアは、
あなたの思考から生まれた
宝物です。

そのアイディアを残しておいて、
生かしてください。

アイディアくんに出会ったら、
メモを残したり、
ボイスメモしたり、
記録してもいいですね。

ちなみにわたしは、
アイディアくんに出会って捕まえても、
「忘れるようなアイディアは駄作」と考えているので
全くメモしません。

この考え方は、昔Mステで
浜崎あゆみが言っていたので
いいなと思い、マネしています。

特にあゆファンというわけではありませんww

 

 

はい、ということで今日は
「アイディアを生む方法」
というテーマでお話ししました。