こんにちは。Kishです。
今日は「教師はアーティスト」
このテーマまでお話しします。
今日の話題は、私の教育方針の根幹です。
長くなりますが、ぜひ最後まで読んでくださいね。
目次です。
・教師はアーティストだ!
・自分だけの魅力で心をつかむ
・メッセージを届ける
・直接伝えられる
・0からの創造
では、早速本題です。
教師はアーティストだ!
教育公務員と呼ばれる教師ですが、
そんなお堅い部分しかない仕事ではありません。
自らの思いを創造して、受け手に伝えることができる。
それは、教師とアーティストの共通点であると言えます。
教師は授業で、
子ども達のよりよい人間性のために、
あの手この手で教え、
子どもはその内容を教師の思いと共に受けとります。
アーティストは作品で、
世の中の人に癒しや感動を届けるために、
あの手この手で様々な音や色、作品を生みだし、
ファンはその世界観をメッセージと共に受けとります。
強引に聞こえますか?
私はそうは思いません。
「アーティストの方が自由でしょ。」
私はアーティストになったことはありませんが、
完全にフリーで活動しているアーティストは
少ないのではないでしょうか。
ミュージシャンはレコード会社から〆切を設定されます。
ライブではファンから求められる楽曲を歌います。
イメージがあるため、簡単に作品の流れを変えたり、
軽はずみな発言をしたりできません。
教師も同じです。
指導要領に即した教科書を使い、
子どもたちに授業をします。
完全にフリーな授業はできませんが、
教科書をベースにして、
「自分なりにアレンジした授業をできる」
とも言えます。
教師はもっと自由に発想していいのです。
自由な発想から生まれる教育のアイディアが、
子ども達により深く伝わり、
教育の目標である「人格の完成」に向かうのです。
ルールだらけの頭カッチカチの先生がする授業なんて、
全く面白くありません。
くそく○え!です。
では、どんなところが、
「教師はアーティスト」と
言えるのでしょうか。
1つずつお話しします。
自分だけの魅力で心をつかむ
アーティストは、曲・歌詞・衣装・人間性・その他で
他のアーティストと違いを出します。
そして、ファンはその違いに魅力を感じ、
作品を購入します。
他の人と一緒。
どこかで見たり聴いたりしたことある作品しか
発表しないアーティスト。
絶対見向きもされませんよね。
同じく教師は、教育観・人間性・授業スキル等で
子ども達に「先生らしさ」を伝えています。
それは無意識の行動も混ざっていますが、
自然と子ども達は、他の先生と比較して
「私の担任の先生は○○が上手」など
独自性を見出します。
アーティストと大きく異なるところは、
子どもは、先生の魅力を必ず発見してくれる
というところです。
この点は、恵まれていますね!
他の人にはない、自分だけの魅力で
人の心をつかむ。
それは簡単なことではありませんが、
あるに越したことはありません。
先生、あなた自身の魅力は何でしょう。
言葉にして言えるといいですね。
教員採用試験で長所、語りませんでしたか?
メッセージを届ける
アーティストは、楽曲という形式で
自分の伝えたい、愛や努力、勇気というメッセージを
聴く人に届けます。
その楽曲を聴いて、ファンは感動します。
私達は曲や詞に感動しているのではなく、
その奥にある、アーティストのメッセージに
心を打たれているのです。
そして、教師も同じです。
「よりよい人間になってほしい」
このメッセージを、
授業や行事等、学校教育全体で伝えているのです。
よりよい人間になってほしくないと思っている人は、
叱ったりなんかしません。
毎日接する子どもに、
何かしら供することで、
「よりよい人間になってほしい」と
メッセージを送っているのです。
子どもは、そのメッセージを受けとり、
さらに頑張ろうと意欲をもちます。
また、「できるようになった」と
成長を実感します。
それは、先生のメッセージを受け取って、
具現化した姿に他なりません。
直接伝えられる
アーティストはライブをします。
ライブは何のためにするのでしょうか。
答えは1つでしょう。
メッセージを直接届けたいから。
これに尽きます。
直接届けたくなければ、
楽曲を販売だけしていればいいのです。
商業的な戦略は置いといて、
ここではきれいな話で進めます。
楽曲をファンの前で直接歌うことは、
演説をしていることと同じことです。
直接アーティストを見ると、
その熱量や息使い、
汗の一滴や何気ない仕草など、
楽曲のメッセージと共に、
多くの情報を得られます。
その何気ない情報に、
ファンはより好感度を上げ、
さらに魅力にとりつかれていくのです。
教師はどうでしょう。
教師にとってライブとは。
授業ですね。
毎日4~6時間、授業をして
直接子どもたちにメッセージを伝えています。
先ほどのアーティストの例と同じく、
子ども達は先生の授業だけを見ているのではありません。
声色、ふとした動作、
表情のちょっとした変化、仕草など。
それは、
アーティストを見るファンの視線よりも、
教師を見る子どもの視線の方が、
より多くのことを見ています。
子ども達は先生の授業だけでなく、
ありのままの姿を見て、
先生の魅力を感じているのです。
なんだかこう聞くと素敵ですね!
0からの創造
アーティストは、楽曲を0から作ります。
始めから出来上がっているものは何もありません。
歌詞の1文字から、
曲の1音から、
全て0からのスタートです。
しかし、だからこそ、
100%その人の魅力が詰まっている作品
とも言えます。
ファンは、その「0からの創造」だからこそ
作品が発表されたら、
その完成度の高さに魅了され、
また次の作品への期待度も上がるわけです。
教師はどうでしょう。
教科書を使って教えなければなりませんが、
実際の授業では
導入はどのように発言するか、
板書はどう構成するか、
子どもの発言にどう反応するか、
どのように子どもの意見をまとめるか、
は全て教師に任せられています。
(教育界では「裁量」という言葉がよく使われますね。)
0から創造することは変わりません。
だからこそ子どもは、
「次の授業は何をするんだろう。」
と楽しみになり、
学ぶ喜びを感じることができるのです。
ということで、
今日は「教師はアーティスト」
このテーマでお話ししました。
いかがでしたか?
私はこれを教育方針の根幹にしています。
自由に発想することで、
教師という仕事の広がりを感じずにはいられません。
自由に発想することで、
子ども達によりよい教育を届けましょう。
では、今日はここまで。
次回をお楽しみに!