仕事術

教師とプログラマー

教師とプログラマー

こんにちは。
今日は「教師とプログラマー」についてお話しします。

私は今、プログラミングを学習しています。
教育以外にスキルを身につけたいと思って、独学でやっています。
プログラミングを学習すればするほど、
「プログラマーの仕事は本質的に教師と似ている。」と感じています。
今日は、その感じたことについてお話しします。

目次です。
1 本質は同じ
2 論理的な思考

1 本質は同じ

プログラミングは、たくさんの言語があり、それぞれの言語にタグなどの機能があります。
例えば、Javascriptには、If構文やSwitch構文というものがあります。
これは、
「もし~という条件なら、○○という処理をせよ」
「~という条件なら、○○という処理、または-という条件なら、□□という処理をせよ」
と命令を出すものです。

つまり、「あらゆるパターンを想定して、全てをプログラムしないといけない」ということです。
想像できる範囲では、パターン化できるでしょうが、プログラミングは使う人・見る人がいます。
その人たちが予想しない動きをした時には、バグとなります。

Youtuberのまこなり社長が言っていました。
「途中で画面を閉じられた時とか、あらゆる想定外を想定していくのがプログラマーの仕事」だと。

なるほど。
これは、教育とは本質的に異なります。

教育は、あらゆる可能性を想定しますが、必ずといっていいほど、
想定外の事態になります。

・授業中の子どもの発言
・生徒指導上のトラブル
・保護者からのクレーム

プログラミングのように、全てを想定して準備しておくことは不可能です。
想定外のことが当たり前に起きることは、プログラミングの世界とは異なると言えるでしょう。

と思って、学習を進めていると、こんな事実を知りました。

プログラマーの仕事の大部分は、
コードをすらすらと書いているのではなく、
調べているのだそうです。

なるほど。
私たち教師も、子どもの前で授業をしているイメージが世間一般からもたれていますが、
授業は業務のほんの一部で、大半は子ども・同僚・保護者と話すことをしています。
また、教材研究として調べることをしています。
常に考え、常に情報収集をしています。
そして、何かトラブルがあれば、解決のために精一杯動く。
これは、プログラミングをするプログラマーと同じことだと言えます。

想定外の事態が日々起きる。
それに備えて、準備をしておく。
この部分は、教師とプログラマーの共通点と言えるでしょう。

 

2 論理的な思考

プログラミング学習が、令和2年度から本格的に実施されました。
学校現場では、機器が揃わなかったり、人材が不足していたりと、課題が山積みですが、
とにかく始まりました。

プログラミング学習の1番のねらいは、
PCを操作して論理的な思考を養うこと
でしょう。

確かに、1つずつコードを書いていって、1つのものを作り上げるためには、
順番に考えていくことが必要です。
プログラミングは理数系と言われるのも、納得です。

しかし、私は、プログラミング学習で心配していることがあります。
それは、手段が目的になってしまうことです。
パソコンを操作して、プログラミングをできたとしましょう。
それで、論理的な思考が養えたとしたら、それでよいのでしょうか。

プログラミングはあくまで手法です。
野球で言うとバッティングの基礎技術です。

プログラミング学習をする際は、何か目的がなければ、
意欲も持続しないでしょう。

「パソコンに触れてよかった」
「面白かった」
という表面的な感想にならないようにしたいものです。

 

私は、教師ですが、プログラマーの道も目指しています。
最近はネット界隈では職業をかけ算して、オリジナリティを出すことが流行しています。
わたしは、
教育×プログラミング
でしょうか。

まだまだプログラミングは毛が生えた程度ですが、
積み上がっていく感覚がとても楽しいです。
いつか、このブログでできあがったサイトを披露したいと思います。

お楽しみに。