こんにちは。
みなさん、読書してますか?
先生という職業は、知識が仕事道具です。
自分の教科だけでなく、政治、経済、ITなど、多くの知識があることで、変化に強くなり、対応する力が身に付きます。
子どもに変化に対応する力をつけるために教育しているのですから、厳しいようですが先生自身も変化に強くならなければなりません。
つまり、本を読まない先生は、これからは時代に取り残されていくのです。
そうはいっても、
・本を読むことは大事だと思っているけど、なかなか時間がない。
・何を読めばいいのか分からない。
・読もう!と思って本を買ったけど、買って満足している。
そんな人に、読書を継続するコツをお伝えします。
数が全てとは思っていませんが、私は月に30冊は本を読みます、週7~8冊ペースです。
なぜそんなに読めるのか。どんなサービスを使っているのか。
私の読書についての行動を紹介して、読書家を増やしたいと思います。
【読書のコツ】
1 再開力を意識
2 全て理解しない
3 順に読まない
4 2回以上読む
5 読書法
順に
1 再開力を意識
読書は、短い本でもじっくり読むと30分ほどはかかります。
でも、現代人は忙しいですから、30分の間、全く用事がないということはありません。
スマホの通知がきたり、
電話がかかってきたり、
家族に用事を頼まれたり、
宅配便がきたり、
喉が渇いたり・・・・
何かしらに意識が向いて、読書が中断されることが多いです。
「集中して最初から最後まで邪魔されずに読む!」と思っている人は、
考えを改めた方がよいでしょう。上の理由から、本を1冊、全く邪魔なしで集中して読むということは不可能だからです。
読書は中断することがしょっちゅうあります。しかし、すぐにまた始めることもできます。
自分のペースでやめたり、始めたりすることができる、それが読書の魅力なのです。
読書は、やめることは簡単です。
読書をやめることは、ある意味では逃避の行動になります。
人は回避・逃避は素早いという本能があります。
反対に、「読書を再開」することはムズカシイです。
中断して、また読もうと思ったら、1ページ目を読み始めたときよりもワクワクしていない。
興味がなくなり始めている自分に気付いたり、そもそも読書がおっくうになったりするからです。
しかし、対策は簡単です。「再開力」を意識するのです。
再び始めることはムズカシイ。
そのムズカシイという認識が、読書に対する意識を変えます。
ムズカシイ、読書を再開するという行動に向かっていく、それを繰り返すと、
いつでもやめられるし、いつでも始められるという、中断力と再開力が身に付きます。
読書好きな人は、実はこの再開力が長けているのです。
そして、この再開力は、ムズカシイことだと意識するだけで、すぐに身に付きます。
2 全て理解しない
読書が苦手な人にありがちなことは、
「本に書いてあること全てを理解しよう」と思ってしまうことです。
1冊の本に書いてあることで、著者の言いたいことや本当に大事なことは、数パーセントしかないと言われています。
そもそも、1冊の本は、著者の考えが詰まった媒体です。
他人の考えを全て理解することは無理です。
価値観の違いや、世代間のギャップもあるし、
今の自分には理解できないことかもしれないし、
逆にとっくに理解していて自分は次のステージに進んでいる場合もあります。
本に書いてあることを全て読んで理解しようとすることは、
「街に歩いている人をつかまえて、価値観や考え方を全て理解しよう」
としていることと同じなのです。
どれだけ不可能なことをしようとしているか、理解してもらえたでしょうか。
装丁といって、本は表紙やカバー、紙質などにこだわって出版されています。
豪華、もしくは触り心地のいい本は、内容までレベルの高いものであると錯覚してしまうのです。
それに、千円以上のお金を払ったのですから、全て理解しないともったいない!と消費者心理が働いて、元をとろうと考えるのは当然です。
しかし、世の中にはくだらない本もたくさんあります。
最初の10ページ、または最後のまとめを読むだけで、十分理解できる本もあります。
全てを理解しようとせず、わからなかったら、きっぱりとあきらめて次の本にいきましょう。
私は、最初の5ページを読んで、「ああ、合わないな」と思ったら読むのをやめます。
でも、読んだ本にはカウントします。
読んだことには変わりないからです。
「○○という本は自分には合わない。今の自分には理解できない。」
そう気付けただけで、充分に元がとれていると感じるからです。
今日の記事はここまで、とても長くなっていますが、あなたは理解できているからここまで読んでいるんです。
理解できなければ、もしくは自分に合わないと思ったら、この文章まではたどりついていないのです。
3 順に読まない
本は順に読む必要はありません。
本は、人生の参考書です。
今の自分に必要な部分だけを、目次から探して読めばいいのです。
1冊の本から3つの章で構いません。興味のあるところを読めばいいです。
そして、1つでも「なるほど!」「新しい考えだ!」と思ったら、もうそれで元はとれています。
読むのをやめてもいいし、もったないと思えば、他の興味のある章をもう3つぐらい読めばいいでしょう。
2つ以上「なるほど!」が見つかれば、もうその時点でその本をかなり読み進めていることになります。
4 2回以上読む
あまりやる人が少ない方法です。
2回以上読むことです。
人がやらないからこそ、やることに価値があると思い私はやっています。
1度本を読むと、新しい考え方に触れられるので、「なるほど!」がたくさんあります。
そして、2回目を読むと、理解できている部分は自然と読み飛ばせて、
1回目では見落としていた新しい考えや学びに気付くことができます。
また、本の全体の構造を理解することができ、大枠から理解することもできます。
本は貴重な資産です。
1回読むことがとても重要ですが、もっと知りたいと思う分野の本は、2回以上読んでみることをオススメします。
5 読書法
上に書きましたが、私は途中で本を読むのをやめたり、また再開したり、
そもそも最初しか読まずに次の本へいったり、興味のある章しか読まなかったりします。
こうすることで、効率的に自分に必要な情報だけを本から得ることができます。
しかし、小説はこうはいきません。小説は物語の世界をたっぷり味わうものですから、小説だけは、じっくりと読みます。
でも、読んでも半年に1冊ぐらいです。
そして、本はどうやって手に入れているかというと、
「Amazon Prime」に会員登録して、Kindleで読んでいます。
会員は電子書籍を読み放題なので、月に1000円ほどで
ビジネス書やマンガ、雑誌などを山ほど読むことができます。
正直、上に書いた読み方でも追いつかないほど書籍があります。
主に電子書籍で読んでいますが、興味のある本や人に勧められた本は、実際に買ったりしますが、
9割電子書籍、1割紙の本といった感じです。
電子書籍か、紙の本か、という議論がありますが、
私は両方に慣れる方が、情報を得るスキルが広がっていいと思います。
図書館をポケットに持ち歩いていると思えば、電子書籍の魅力がとてもあります。
はい、ということで今日は読書を継続するコツについてお話ししました。
読書をしたくなった方は、興味のある本を、手に取ってみてください!