こんにちは。
今日は『仕事は完璧ではなく「完了」を目指す』
このテーマでお話します。
手作り弁当より冷凍食品の方がうまい
これは、堀江貴文さんが著書『多動力』で書かれた言葉です。
われわれ教師は、この言葉の重みを自覚すべきだと思います。
・時間をかけて指導案を書いた。(だからいい授業になるだろう。)
・子どものために完璧なワークシートができた。(だから子どもは理解できるだろう。)
・こんなに頑張っているんだ。(だから誰か認めてくれるだろう。)
・丁寧にノートにコメントを毎日書いている。(だからこの思いは子ども全員に伝わるだろう。)
冷たい言い方ですが、この世の中は努力が必ず報われるとは限りません。
しかし、教師という職業の人は、
努力をすれば、人間は必ず自分の思ったとおりになる、と思う傾向があります。
それは大きな間違いです。
「努力は報われる」
「時間をかければいいものができる」
そのように心から思っているから、
業務を削ることができず、
全てのやることに全力を出して残業時間が長くなるのです。
手作り弁当より冷凍食品の方がうまい。
最近の冷凍食品の進化は目覚ましいものがあります。
家で、高級レストランの味が食べられるのです。
「冷凍食品なんて、時間のない人が食べるものでしょ。」
「冷凍食品を使うなんて、食べる人に失礼だ。」
そう思っている人は、きっと無駄なエネルギーを使っているのでしょう。
手作り弁当をやめろ、と言っているわけではありません。
冷凍食品のよさを生かしながら、効率をアップさせましょう、と言いたいのです。
教師の仕事の話で言うと、
・指導案は1から書かなくてもいい。ネットに先行実践が溢れています。
・ノートのコメントは、長く書かなくても、一言で先生の思いは充分伝わります。
・先生の頑張りは誰も分かってくれません。逆に言うと、多少楽をする部分があっても、誰にも分かりません。
冷たく聞こえますか?
わたしはそうは思いません。
この意識の領域に飛び込むことが、働き方改革を圧倒的に進めることだと思っています。
フルマラソンを100m走のペースでは絶対に走れません。
合間にインターバル(休憩)を入れながら、エネルギーを使うべきところで全力で使って欲しいと思います。
完璧を目指すよりも,完了を目指しましょう。