こんにちは。
今日は『【小学校】発言しやすい学級の雰囲気を作る方法』
このテーマでお話しします。
結論から言います。
発言しやすい学級の雰囲気を作る方法は
子どもの意見を
①否定しない
②認める
③つなげる
④尊重する
⑤追い込まない
この5つです。
それぞれ説明します。
①否定しない
子どもにとって、発表して発言をするということは
大きなハードルです。
一生懸命考えて、勇気を出して発言します。
それを先生が、「違いますね。」なんて
バッサリ切ったら、次にまた発言しようと思いますか?
しないですよね。
否定しないことは基本です。
②認める
子どもの考えを、「なるほど。」と一旦受け止めましょう。
すると、子どもは受け止めてもらえて、認めてもらえたと思い、
自己肯定感が高まります。
どんな角度の発言でも一度受け止めて、
授業の本線につなげましょう。
③つなげる
子どもは、発言を最後まで言えないこともあります。
考えがまとまっていなかったり、
言いながら考えが変わったり、
どうまとめていいか分からなかったり、
様々な理由で中途半端な発表になることがあります。
私は「中途半端大歓迎」と伝え、
他の子に、「誰か、○○さんの続きを言える人?」と聞き、
発言をつなげるように促します。
そうすることで、前の子の発言も生かせますし、
中途半端だからこそ、他の子の発言も増えるわけです。
④尊重する
「子どもはここまで考えられないだろう」
「所詮は子どもの意見」
などと、心の奥底で、子どもを見下していませんか。
そんなダークな心は、
先生の発言の細かいところで、
子どもに見抜かれます。
見下されてる人に、
自分の考えを伝えることをわざわざすると思いますか?
跳ね返されるのがわかっていて、
壁にぶつかりには行かないでしょう。
⑤追い込まない
「それで?」
「理由は?」
「もっと詳しく言ってください。」
これらは、子どもを追い込んでしまい、
子どもの頭は真っ白になります。
学習のレールからは外れ、
いかに先生の追い込みから逃げるかということに
考えが切り替わるでしょう。
学びとはかけ離れた状態ですね。
これを意識すると、子どもは
「レールに乗れば何を言ってもいい」
と安心して発言します。
先生が受容的な雰囲気を見せ続ければ、
子ども同士も受容的な関係になっていきます。