活字は意外と身の回りに多い
今回の内容は読書についてです。
教師である以上、
「活字が苦手」と言うのは恥だと思っています。
文字ばかりの情報媒体は
学校現場のありとあらゆる場面で登場します。
・学習指導案
・指導書
・職員会議の資料
・指導要領
・保護者からの連絡帳のコメント・手紙
・子どもの日記・ノート
※判読不能な字を解読するというハードル付き。
等々
活字から情報を得る場面は仕事をする上でとても多いのです。
ある意味では、先生は活字に苦手意識があるということは、
お医者さんでいうところの「血が苦手」
というところでしょうか。
嫌ですよね、血が苦手なお医者さん。
「しっかりしてくれよ」と思うでしょう。
ひょっとすると活字が苦手な先生は、
保護者から「しっかりしてくれよ」と思われるかもしれません。
得意になってしまえばいい
だったら、活字を得意になってしまえばいいんです。
活字に対する苦手意識を克服することは、
仕事上のスキルに直結します。
「字を読む」という能力は
教師にとって必要不可欠なスキルなのです。
かくいう私も字を読むのは苦手でした。
そして今でもやはり苦手意識が完全に消えたとは言えません。
でも今では指導要領や分厚い本も、
なんなく読めるようになってきました。
やはり本を読むことは、人生を豊かにします。
では、字を読むスキルはどうやって高めるのか。
活字を得意にすることはどうすればいいのか。
それは好きな本をとにかくたくさん読むことです。
自分の好きなジャンルや作家の本をとにかくたくさん読みましょう。
どれぐらい読むかと言うと、
人により異なりますが
100冊は最低でも読む必要があると思います。
薄い本でも構いません。
昔の本でもいいです。
アマゾン等の通販サイトで人気の本でもいいです。
とにかくたくさんの活字に触れましょう。
多くの作品に触れることで、活字に対する苦手意識が薄れ、
字を読むことが苦痛ではなくなります。
この本、おすすめ!
では私がこれまで読んだ本の中で、
おすすめの本を紹介します。
この本の数々は、苦労して読む価値があるものばかりです。
あせらずに、1行ずつかみしめるように読んでください。
1冊に1ヶ月かかっても構いません。
大丈夫です。
だんだんと読むスピードは速くなってきます。
1冊目より2冊目、2冊目より3冊目と
少しずつ読むスピードは速くなってきますから。
①「四つ葉のクローバーの秘密:
読めばアナタも四つ葉のクローバー(=幸せ)になれる!」
丸山 葵大 (MAHOU records)
知り合いから勧められた本です。
とても薄い本のため、
内容も薄いのかと思ったら、予想外でした。
人生において大切で本質的なことが
語りかけるようにして書かれています。
②「思考の整理学」外山 滋比古 (ちくま文庫)
初版がずいぶん昔ですが、今でもそして、
これからの時代も使える思考法の本です。
表紙の絵のとおり、
これまでの人生で積み上げた考え方というレンガの間に
水を注ぎ込まれているような感覚になる本です。
③「チームリーダーの教科書-図解
フジマキ流アツイチームをつくる-」
藤巻幸夫(インデックスコミュニケーションズ)
私はプライベートでクラブチームの代表をしていました。
リーダー像に困って書店で偶然手に取った本です。
リーダーとしての心構えや立ち振る舞いがとても参考になります。
私はこの本で、
最終的にメンバー120名にもなるチームの代表を
5年間務めることができました。
タイトルにもありますが、教育に本当に大切なことは、
教育書以外から気付くことが多いです。
教師=教育書、ではなくあえて違う職種や分野の本を読むと、
新たな気付きが生まれます。
これをビジネスの世界では、
オープンイノベーションと言います。
教育界でも、オープンイノベーションを進めていきましょう。
次回は、
「今の時代を生きる教師の考え方
~令和の教師は前を向け!~」
です。お楽しみに!