こんにちは。
今日は、『【環境で支援】教室にデジタル時計を!』
というテーマでお話しします。
目次です。
順に解説をします。
1 教室はアナログ時計
自分の教室を思い浮かべてみてください。
長針と短針のある、アナログ時計が黒板の上に1つあるだけではないですか?
たいていの場合はそうです。
さらに聞きます。
その時計に秒針はありますか?
もしないとしたら、長針と短針だけ、
1分ごとに長針がブルッと動くタイプのものでしょう。
教室はこのようなアナログ時計を置いているだけの学校が非常に多いです。
「いやいや、他の場所にも置いてるよ。」
「デジタル時計を置いてるよ。」という方は、
『時間』に視点を当てて支援をしていますね!
2 子どもはデジタル世代
しかし、なぜアナログ時計がまずいのでしょうか。
現在の教師世代は、
アナログ時計も当たり前に使っているので違和感がないし、
理解できないでしょうが、
現代の子どもはデジタル世代です。
朝の時間帯はテレビの右上にデジタル時計が表示されます。
炊飯器やエアコンなどの家電にも、時間がデジタルで表示されています。
そして何より、「スマホ・タブレット」の圧倒的な普及です。
これにより、アナログ時計よりも、
見た瞬間に時間が分かるデジタル時計が、
グッと身近になったのです。
3 「時間を守りましょう」は不親切
子どもはデジタル世代であるにも関わらず、
教室にアナログ時計を置き、
「時間を守りましょう」と指導をする。
これは、ジェネレーションギャップの指導と言ってもいいでしょう。
子どもは、アナログ時計を読むことはできますが、
自分の行動の目安にするほど、アナログ時計は身近ではありません。
デジタル世代の子どもの立場を理解し、
教室にデジタル時計を置くとよいでしょう。
私は、以下のような大きなデジタル時計を購入して・・・・・
いません!
1万円ほどするものですので、余裕のある方は準備してもよいでしょう。
または学校で購入をお願いするのもありですね。
小さいデジタル時計なら100円ショップでも購入できます。
あまり私財を使いたくない私はどうしていたかと言うと、
教室にネットにつながるパソコンと大型テレビがあったので、
このサイトを画面に映して、
時間と秒数の部分を拡大して常に映していました。
ウェブ上の画面は、Ctrl + れ(+) で大きくできます。
逆に小さくしたいときは、 Ctrl + ほ(-)でできます。
これなら、お金もかからず、常に秒数まで表示できる
デジタル時計が教室にある状態になります。
これを設置することにより、
私のクラスでは、「3分前行動」が徹底され、
3分前には全員座って授業を始めるし、
その分、3分前には必ず授業を終わっていました。
逆に、時間に厳しい子どもたちが育ちました。
デジタル時計を置くことをおすすめしましたが、
このように、教師の思い込みで教育方針を決めるのではなく
子どもの立場・環境を考えてみると、
新しいアイディアが生まれてくることがあります。
子どもの立場に立って、学級経営をしてみてくださいね!