こんにちは。
今日は、『【仕事術】仕事を前に進める3つの言葉』
このテーマでお話しします。
仕事って、とにかくやることが多いですよね。
「終わらない仕事はない。また次の仕事が始まるだけ。」
というフレーズを、昔テレビCMで聞いたことがあります。
やってもやっても終わらない。
先生という仕事は、それが顕著に表れていると思います。
最近はその忙しさが世の中でも認知されてきており、
「働き方改革」の波が教育界に押し寄せてきています。
しかし、今日も子どもに向き合う先現場の先生は、
実感として「楽になった」という感覚はもてていません。
社会がいくら認めても、日々の仕事に対する多忙感は減っていないのです。
社会の変革を待っていたら、
先生の仕事が減るのはいつになるかわかりません。
それなら、「自分でできる働き方改革」をしましょう。
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ご安心を。
それでは、今日の目次です。
前提を言うと、この3つの言葉は、自分で自分に言う言葉です。
間違っても人に言わないようにしましょう。
自分で心でつぶやいて、仕事を前に進める言葉としてください。
順番に解説します。
①このぐらいで。
仕事をする上で、書類や教材、授業計画を考える場面があります。
例えば、
・職員会議での提案文書
・今日の授業の教材づくり
・教材研究 etc
数字で例えるなら、0を1にする、もしくは去年の1を1”にするといった仕事です。
これらの類いの仕事は、考えても考えても正解が出てくることはありません。
その書類作成の向こう側にいるのは、人だからです。
人は自分の思うとおりには行動しません。
自分がいいと思っていても、提案したら改善点をたくさん指摘されるかもしれません。
一生懸命つくった教材が、子どもにハマらず盛り下がる授業になるかもしれません。
それは、恐れることではなく、そんなものなのです。
先生という職業の人はとにかく、
「努力をすれば必ず報われる」とか
「時間をかければ必ずいい仕事ができる」と思ってしまいます。
私はそうです。
しかし、世の中は違います。
考えてつくったものが、受け入れられないことはよくあります。
自分で100%だと思っていた書類が人から指摘されると、
傷つくし、次もがんばろうという意欲は下がりますよね。
そうならないために、
「このぐらいで。」と自分で自分に言い聞かせるのです。
仕事は80%ぐらいを心がけましょう。
職員会議の提案は、「ある程度」の段階で提出します。
教材研究であれば、授業のアウトラインができたぐらいで充分です。
時間をかけたらかけた分だけイイ仕事ができるとは限りません。
また、取り返しのつかない仕事というのはそれほど多くありません。
自分での80%ぐらいのデキで人に見せて、意見をもらう。
そこからまた改善をする。
そのぐらいの感覚でいいのです。
「完全なもの」は崩れていくだけです。
「不完全なもの」はまだ伸びしろがあります。
徳川家康公を祭った日光東照宮の柱は、
1本だけわざと逆さまに立てられています。
あえて「不完全」な状態にすることで、
完全なものを作らず、未来永劫の反映を願ったものだと言われています。
私は、この「不完全の美」は、仕事で大切にしていることです。
1人よがりにならず、人に意見をもらう(フィードバックといいます)ことが、
仕事の質を高めていくのです。
②えいっ!
先生は、「新しいものをつくる」
という仕事が結構あります。
特に今年度はコロナ対策による休校措置などで、
行事が中止・縮小になったり、
学習する時間が大幅に減ったりしました。
改革を強制的に求められる年になり、
困ることも多いでしょう。
そこで、この言葉をオススメします。
「えいっ!」
気合いを入れる言葉です。
新しいことを提案したり、始めたりするときには、
勇気がいります。
・失敗するかもな。
・迷惑をかけたらどうしよう。
・怒られるかも。
・笑われるかも。
などなど、人の目を気にして、
二の足を踏むことが多いかもしれません。
先輩に相談するというのも1つの手ですが、
時間が限られているときは、
相談が充分にできないときもあります。
そんなときは、「えいっ!」と
勢いでやってしまうのです。
メールなら送信ボタンを押してしまえば、相手に届きます。
文書なら提出すれば、相手が見ることができます。
授業なら、思い切って自分の計画を実行すれば、子どもは聞くことができます。
そうすると、思うでしょう。
「心配していたことは、それほど起こらないな。」
そうなんです。
行動する前は不安が募り、行動を制限する因子となります。
しかし、実際に勇気を出して行動してみると、
思っていたような最悪な事態は、そうそう起こらないのです。
ある程度まで考えたり、自分で案を固めることができたら、
「えいっ!」と唱えて、勢いで実行しましょう!
うまくいくかはやってみないとわかりませんが、
うまくいかないことは、それほどありません。
大丈夫です。
あなたを助けてくれる人は、同僚、子ども、保護者、地域、
必ずいます。
あなたのよさ、アイデンティティを大切にしましょう!
③へー。
「このぐらいで。」
「えいっ!」と
実行した仕事は、
ときどき指摘をされることがあります。
自分の知識が足りなかった範囲の指摘は、
「へー。」と聞いておけばいいのです。
「知らなくてすみません。」と思う必要はありません。
知らないから教えてもらえるのです。
ググればわかることもありますが、
先生の仕事は往々にして学校の特色や地域の特色といった
ローカル色が強いので、
グーグル先生でもわからないことも多いのです。
だから、知らないことは悪ではありません。
子どもは、新しい単元の授業を受けるときに
「筆算のやり方を知らなくてすみません。」
なんて言わないですよね。
知らないのは、ある意味当たり前であり、
自分より先輩は後輩に知識を伝達する役割もあるのです。
だから、あなたよりも高い給与をもらっているのです。
指摘されても、反省は必要ですが後悔は必要ありません。
「へー。」と心の中で、
ある意味では冷静に聞き流し、
次への糧としましょう。
「次はしっかり調べて仕事をしよう」と思っても、
予測不能なことが多いのが仕事ですし、
学校現場は毎日予測不能です。
知らないことがまだまだある、
という自分を受け止め、
「へー。」と聞き流しましょう。
※「へー。」は特に、口に出してはダメです。
目上の人に言ったら、めっちゃ感じ悪いですよ!
はい、ということで今日は、
『【仕事術】仕事を前に進める3つの言葉』というテーマでお話ししました。
「このぐらいで。」
「えいっ!」
「へー。」
繰り返しますが、
あなたの心の中でつぶやいてくださいね!