こんにちは。
今日は
【指導スキル】ほめるはアクセル、叱るはブレーキ
このテーマでお伝えします。
ほめるはアクセル。叱るはブレーキ。
なんとなくイメージつきますよね。
誰だってほめられるとうれしい
ほめられると嬉しいですよね。
子どもに限らず、大人もそうだと思います。
「私は叱られて伸びるタイプだな。」というあなたも、
ほめられて嫌な気持ちにはならないはずです。
そしてこれも誰しも共通ですが、
叱られるとイヤな気持ちになる。
ですよね。
ほめられるとうれしい。
その効果は、感情がプラスに傾くだけではないのです。
実は、
ほめることは成長のアクセルを踏んでいる
ことなのです。
人はほめられたら、同じ行動を繰り返そうとします。
同じ行動をくり返すと、スピードが上がったり、
丁寧になったりして、質が向上します。
これはすなわち、成長していることと同じなのです。
では、叱られない世界がよいのか。
「ほめるのが大事なのは分かった。じゃあほめるばかりでいいんですか?」
いえ、そうではありません。
いつも行動をほめられていると、
その「ほめられる」ことに慣れてしまって
ほめていない時と同じ効果になってしまうのです。
つまり、ほめすぎる=ほめてないということになるのです。
「じゃあほめるのか、ほめないのか,どっちだ。」
ほめる基準は人や状況によって様々なので、一概には言えませんが、
「あなたがいいと思った時にほめる」は、
きっとどの状況でも間違っていないでしょう。
あなたがいいと思った時は、素直にいいと口に出してほめてあげてください。
「じゃあ叱ることはどうなんだ。」
例えば、
電車に乗るとき並ばない。
人のものを盗んでもとがめられない。
人がこのような行動をくり返していては、世の中がよくなるはずがありません。
社会のルールやマナー、秩序を学ぶには、
挑戦と失敗とそれを正してくれる人が必要です。
職場などの限られた世界でも同じです。
後輩がよくない行動をしたら、正してあげるのは先輩の役割です。
叱ることで、一度立ち止まり、これまでのことを振り返ることができ、
また進み出した時には正しい道を走っているのです。
つまり、
「叱ることは行動のブレーキを踏んでいる」
ことなのです。
叱ることで、行動は止まります。
行動が止まると、振り返ります。
振り返ることで、これから進む道を確認して、
確かな道を歩むことができるのです。
でも、ブレーキを踏んだとしたら、
再び進むためには何が必要ですか?
アクセルですよね。
叱った後は、再び進み出せるよう、アクセルを踏んであげてください。
この場合は「ほめる」ことがベストですが、フォローするぐらいでも結構です。
間違っても,「私の先輩に叱られた昔話」なんてしないでくださいね。
他の人は全く、興味ありませんよ。
さらに言うと、ブレーキの前にアクセルを踏んでおくと、
より「止まった」という感覚になります。
つまり、
- アクセル→ブレーキ→アクセル
- ほめる→叱る→ほめる
この順番を意識して話してみてください。
愛情の反対は○○○
愛情の反対の言葉を知っていますか。
相手を嫌うことの嫌悪(けんお)
嫌悪よりも深い憎悪(ぞうお)
もしくは憎しみ 嫉妬
などなど、「愛情」がプラスな言葉な分、
マイナスな言葉を想像しますが、
答えは無関心です。
人は、ほめられようが、叱られようが、関わってもらっていることに喜びを感じます。
存在を認証されているからです。
しかし、無関心は無視したり、話を聞かなかったりすることです。
それは相手の存在を認めていないことと同じなのです。
存在を承認されていなかったら、人は孤独を感じます。
孤独を感じるということは,生きる希望をもてないということです。
つまり、
「ほめるのは苦手。」
「叱るのは関係が崩れそうでいやだなあ。」
という方は
そう思うあまり勇み足になって結局関わることがなくて、
「無関心」の状態に近くなっていませんか?
雑談などのフラットな立場で話すことが大半だと思いますが、
その中に、ほめるブレーキや叱るブレーキを入れてみてください。
ブレーキとアクセルを意識するだけで、
発する言葉が変わってきます。
はい、ということで、今日は
【指導スキル】ほめるはアクセル、叱るはブレーキ
というテーマでお話ししました!
同僚についてスポットを当てましたが、子どもに対しても同じですね!