スキルアップ

【意識】朝の会で考える子を育てる!

学級経営

こんにちは。

今日は『【意識】朝の会で考える子を育てる!』
このテーマでお話します。

私が行っている朝の会について紹介します。

ポイントは、

担任が全くしゃべらない

ということです。

メニューは以下のとおり。

①朝のあいさつ

②今日の音読

③今週のめあて

④今日の時間割

⑤健康観察

⑥先生の話

【ポイント】

○開始時間になったら、「先生がいてもいなくても始める」ように伝えます。

※朝の打ち合わせが伸びたり、急な生徒指導が入ったりして、時間通りに行けないことがあるからです。

○時々、開始時間にわざと教室にはおらず、隠れて様子を見る。

※先生がいないときの様子を観察します。時間通りに始めていなければ、指導をします。

○朝の会のメニューには全てセリフを書く。

※子どもの迷いをなくします。せりふを決めることで、誰でもできるようになります。

○日直は2人。AさんとBさん、それぞれのセリフを分けて書く。

※どちらがどれを言う、という検討時間を減らすため。

○健康観察は、日直が出席番号1番の子の名前を呼びます。

日直「○○さん元気ですか?」 その後、2番、3番と続きます。

1番「はい、元気です。○○さん元気ですか?」

2番「はい、元気です。○○さん元気ですか?」

・・・・以下続く。

※担任は、聞きながら健康観察カードに記入していくだけ。

○「先生の話」

※これさすがにしゃべります(笑)

※朝は褒めてスタートすることを意識します。

・時間通り始められたこと

・いい声が出ている人

・昨日のよかったこと

※褒められると気持ちがよくなり、いい気分でスタートできます。

余談ですが、朝の会のスタートの様子で、クラスの雰囲気が分かります。

A 担任がいなくても、時間通りに子どもたちだけで朝の会を始められる。

B 担任がいないと、時間通りに始められない。

C 担任がいても、時間通りに始められないので、声かけが必要。

どの段階がよいのかは、先生の考えもあるでしょうから議論は避けます。

しかし、子どもたちだけで「自治」をしていくことが、本来の学級のあるべき姿であり、

教師はそれをサポートするだけだと、私は考えます。

理想通りの動きを子どもがしていなければ、声をかけたくなりますが、

そこをグッと我慢してこらえるのです。

その、担任が我慢している時間=子どもの思考力が伸びている時間なのです。

朝の会を、子どもたちだけで進められるようにしてみませんか?

「これ、いい! だから来年からやろう」と思ったあなた!

4月にはわすれていますよ。

「いい」と思った日が記念日。
早速今日から始めてみましょう。

・朝の会のメニューを作り直してみる。
・「朝の会のやりかたを変えようと思います」と予告する。
・「自分で考えて動くことの大切さ」について話をする。

など、新しいことを始める前の小さい行動は今日からできます。

わたしの経験から、
「あとでやります」
「時間ができたらやります」
「来年からぜひやります」

こう言ってる人は、間違いなくやりません(笑)

だから、今日から始めるだけで、差別化できるんです。

「いや、そう言っても学年主任が・・・・」
「今は子どもが落ち着かないから・・・・」
「今はちがうことをやっているので・・・」

そうやって言い訳をしている姿、子どもに見せられますか?

子どもにはチャレンジを求めるのに、先生は言い訳を重ねるんですか?

わたしのクラスの子どもが、チャレンジに対して言い訳を重ねてきたら、がっかりしますね。

もう一度言いますよ。

「いい」と思った日が記念日です。

2学期残り少ないとか関係ないです。

もう今日から始めましょう!