家族愛の授業が「おばあちゃんを大事に」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、お話に書かれる前のおばあちゃんを想像する見方で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『祖母のりんご』(小学5年・道徳/家族愛、家庭生活の充実)
- あらすじ:朝子の家では、おばあちゃんが認知症になり、朝子はとまどっています。お気に入りのひざかけをぞうきんにされ、水筒を花瓶にされ、嫌な思いが続きます。ある日、風邪で寝込んだ朝子のために、おばあちゃんがりんごをむいてくれます。
- ねらい:家族への思い=今の出来事で決まる → 家族は過去から未来への線で見る。うまくできなくても、朝子を大切に思う心は変わっていない
- おすすめの発問:病気になる前のおばあちゃんは、朝子に何をしてきた?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
祖母のりんごのあらすじ(どんなお話?)

朝子の家では、おばあちゃんが認知症になり、朝子はとまどっています。お気に入りのひざかけをぞうきんにされ、水筒を花瓶にされ、嫌な思いが続きます。ある日、風邪で寝込んだ朝子のために、おばあちゃんがりんごをむいてくれます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、嫌なことをされた「今」だけで家族への気持ちを決めてしまう見方です。授業の後は、家族を過去から未来へと続く線で見ると、変わらない思いが見えてくると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、朝子のいやな気持ちとりんごのうれしさを行き来するだけになりがちです。お話の前に目を向けると、りんごをむく姿の根っこにある変わらない思いが見えてきます。家庭の形はさまざまなので、ていねいに。
4コマで見る「おべんとう」

家族への気持ちは、その日の出来事にゆれがちです。これまでしてもらってきたことに目が向くと、変わらない思いが見えてきます。朝子とおばあちゃんの話を、家の朝の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に家族愛、家庭生活の充実をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『祖母のりんご』【家族愛、家庭生活の充実】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- お話の前のおばあちゃんを想像する
- 家族は「今」の点ではなく線で見る
- 変わらない思いに、そっと気づく
『祖母のりんご』のよくある質問
Q. 『祖母のりんご』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「家族愛、家庭生活の充実」です。
Q. 『祖母のりんご』のあらすじは?
A. 朝子の家では、おばあちゃんが認知症になり、朝子はとまどっています。お気に入りのひざかけをぞうきんにされ、水筒を花瓶にされ、嫌な思いが続きます。ある日、風邪で寝込んだ朝子のために、おばあちゃんがりんごをむいてくれます。
Q. 『祖母のりんご』の授業のねらいは?
A. 家族への思い=今の出来事で決まるという考えから、家族は過去から未来への線で見るという考えへ深めることです。授業の前は、嫌なことをされた「今」だけで家族への気持ちを決めてしまう見方です。授業の後は、家族を過去から未来へと続く線で見ると、変わらない思いが見えてくると気づくことがゴールです。
Q. 『祖母のりんご』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「病気になる前のおばあちゃんは、朝子に何をしてきた?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、朝子のいやな気持ちとりんごのうれしさを行き来するだけになりがちです。お話の前に目を向けると、りんごをむく姿の根っこにある変わらない思いが見えてきます。家庭の形はさまざまなので、ていねいに。
Q. 『祖母のりんご』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に家族愛、家庭生活の充実をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












