仕事の読み物の授業が「すごい人だね」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、見落とされがちな「走れた女性」に目を向けて、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『「あきらめない」を手助けしたい――義肢装具士 臼井二美男』(小学6年・道徳/勤労、公共の精神)
- あらすじ:義肢装具士の臼井さんは、患者さん一人一人と相談を重ねて義足をつくります。上司を説得して走れる義足をつくり、つけた女性はなみだを流して喜びました。失ったあしはもどせなくても、臼井さんは理想の義足を追い続けます。
- ねらい:働く=お金をもらうこと → 人の役に立つことが自分の生きがいになる。だれかの未来を明るくする喜びが、働く自分の力にもなる
- おすすめの発問:走れた女性のなみだは、臼井さんに何をくれた?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
「あきらめない」を手助けしたい――義肢装具士 臼井二美男のあらすじ(どんなお話?)

義肢装具士の臼井さんは、患者さん一人一人と相談を重ねて義足をつくります。上司を説得して走れる義足をつくり、つけた女性はなみだを流して喜びました。失ったあしはもどせなくても、臼井さんは理想の義足を追い続けます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「働くのはお金のため」「仕事だから」と考えがちです。授業の後は、働くことが人の役に立ち、同時に自分の充実感や生きがいにもなると気づけることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、臼井さんの気持ちをなぞる感想で終わりがちです。走れた女性に目を向けると、相手の喜びが臼井さん自身の力にもなっていることに、子どもが気づきはじめます。
4コマで見る「係の仕事」

仕事は、だれかの役に立っていると分かったとき、自分の喜びにもなります。相手の言葉が、次の工夫を生む力になります。臼井さんと走った女性の関係を、教室の係の仕事に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問で深めた話し合い、右に働くことの意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 6年『「あきらめない」を手助けしたい――義肢装具士 臼井二美男』【勤労、公共の精神】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 走れた女性のなみだが、授業を読むカギ
- 人の役に立つことが、自分の生きがいになる
- 職業紹介で終わらず、相手の側から問う
『「あきらめない」を手助けしたい――義肢装具士 臼井二美男』のよくある質問
Q. 『「あきらめない」を手助けしたい――義肢装具士 臼井二美男』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学6年の道徳の教材で、内容項目は「勤労、公共の精神」です。
Q. 『「あきらめない」を手助けしたい――義肢装具士 臼井二美男』のあらすじは?
A. 義肢装具士の臼井さんは、患者さん一人一人と相談を重ねて義足をつくります。上司を説得して走れる義足をつくり、つけた女性はなみだを流して喜びました。失ったあしはもどせなくても、臼井さんは理想の義足を追い続けます。
Q. 『「あきらめない」を手助けしたい――義肢装具士 臼井二美男』の授業のねらいは?
A. 働く=お金をもらうことという考えから、人の役に立つことが自分の生きがいになるという考えへ深めることです。授業の前は「働くのはお金のため」「仕事だから」と考えがちです。授業の後は、働くことが人の役に立ち、同時に自分の充実感や生きがいにもなると気づけることがゴールです。
Q. 『「あきらめない」を手助けしたい――義肢装具士 臼井二美男』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「走れた女性のなみだは、臼井さんに何をくれた?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、臼井さんの気持ちをなぞる感想で終わりがちです。走れた女性に目を向けると、相手の喜びが臼井さん自身の力にもなっていることに、子どもが気づきはじめます。
Q. 『「あきらめない」を手助けしたい――義肢装具士 臼井二美男』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問で深めた話し合い、右に働くことの意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












