勤労の授業が「お手伝いをがんばりましょう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、もしほめてもらえないとわかっていたら、と考える切り口で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『点字メニューにちょうせん』(小学4年・道徳/勤労、公共の精神)
- あらすじ:食堂の娘ののり子は、目の不自由なおじさんにメニューを読み上げ、とても喜ばれます。その夜、点字でメニューを作ることを思いつき、林さんに教わって始めます。手首がいたくなっても続け、五日めに完成させます。
- ねらい:働く=たのまれてするもの → だれかの喜びが自分の喜びにもなる。自分の働きがだれかの役に立ち、喜んでもらえることが働くよさ
- おすすめの発問:もし、ほめてもらえないとわかっていたら、続けた?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
点字メニューにちょうせんのあらすじ(どんなお話?)

食堂の娘ののり子は、目の不自由なおじさんにメニューを読み上げ、とても喜ばれます。その夜、点字でメニューを作ることを思いつき、林さんに教わって始めます。手首がいたくなっても続け、五日めに完成させます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「仕事はたのまれてするもの」という見方です。授業の後は、だれかの役に立ち、喜んでもらえることが自分の喜びにもなる、という働くことのよさに気づけることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、つらさやうれしさの確認で終わりがちです。ほめられなくても続けたかを考えると、のり子が働きながら思いうかべていた人の存在が見えてきます。
4コマで見る「図書係」

ほめられないと、仕事はつまらなく感じます。だれかが喜ぶ姿を見て、自分から働きたくなる流れを、図書係の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に『勤労、公共の精神』をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 4年『点字メニューにちょうせん』【勤労、公共の精神】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「もしほめられなかったら」と考える
- だれかの喜びが自分の喜びにもなる
- 「お手伝いをがんばろう」で終わらせない
『点字メニューにちょうせん』のよくある質問
Q. 『点字メニューにちょうせん』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学4年の道徳の教材で、内容項目は「勤労、公共の精神」です。
Q. 『点字メニューにちょうせん』のあらすじは?
A. 食堂の娘ののり子は、目の不自由なおじさんにメニューを読み上げ、とても喜ばれます。その夜、点字でメニューを作ることを思いつき、林さんに教わって始めます。手首がいたくなっても続け、五日めに完成させます。
Q. 『点字メニューにちょうせん』の授業のねらいは?
A. 働く=たのまれてするものという考えから、だれかの喜びが自分の喜びにもなるという考えへ深めることです。授業の前は「仕事はたのまれてするもの」という見方です。授業の後は、だれかの役に立ち、喜んでもらえることが自分の喜びにもなる、という働くことのよさに気づけることがゴールです。
Q. 『点字メニューにちょうせん』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし、ほめてもらえないとわかっていたら、続けた?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、つらさやうれしさの確認で終わりがちです。ほめられなくても続けたかを考えると、のり子が働きながら思いうかべていた人の存在が見えてきます。
Q. 『点字メニューにちょうせん』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に『勤労、公共の精神』をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












